【明慧日本2015年11月7日】清の時代、陳という盲人がいました。彼は、骨相と占いに関して、大変精通しており、名声は遠くまで広まりました。当時、ショウ州市の総兵(官職名)は彼の高名を聞いて、自分の家に招き入れました。総兵は、試しに陳に他の人の骨相を観させたところ、それがすべて当たりました。しかし、総兵の番になった時に、陳さんは「この方は、物乞いの骨相ですので、これ以上占っても仕方ありません」と言いました。総兵の部下は「なんてことを言うのだ!総兵さまにお詫びを知ろ!」と陳さんを責めました。
しかし、総兵はこの話を聞いても、全然怒りませんでした。陳にもう一度占うように言うと、陳さんは再び骨相を観ました。身体を触りながら「確かに物乞いの骨相ですが・・・」と言いながら、総兵(官職名)の頭の部分に触れると、大変驚き「なんとまあー、この頭部だけが、総兵さまの骨相になっておられ、貴いご身分におなりです」と話しました。それを聞いた総兵は、たいそう驚き「陳は評判どうりの者じゃ。さすがであるのうー」と褒めました。
総兵は、みなに向かって「わしの幼少の頃は、確かに物乞いの暮らしをしておった。ある日、路上で銀が入った財布を拾い、それをしまった後、その場で落とし主を待ち続けたのじゃ。しばらく経つと、落とし主は財布を探しに帰って来た。わしはそれをよく確認した後、その財布を落とし主に返したのじゃ。わしの行動に対して、落とし主はそれはそれは非常に感激し、その一部の銀をわしに分け与えようとしたのじゃ。しかし、わしはそれを固く断り、名前を尋ねられても言わなかったのじゃ」と幼少の頃の話をしました。
「その晩のことじゃ。わしはある不思議な夢を見たのじゃ。夢の中で神様はのー、わしの頭を変えたのじゃ。その後のー、わしは軍隊に入り、最後にこの総兵の官職についたのじゃ」この話を聞いた後、皆は「お金を拾ってもネコババせず、正直に落とし主に返した物乞いの骨相の彼を見られた神様は、彼に善い報いをご褒美に与えられた」ということを聞き、そこにいた総兵の部下たちは「善には善の報いがある」とはっきりと悟りました。
『秋灯叢話』
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/7/18/151607.html)