情・恐怖心・人心を取り除き 同修を助ける
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

明慧日本2015年12月13日】私は新しい修煉者で、法輪大法を修煉して5年以上になります。

情を取り除き、同修を救援する

 修煉して1年が経った頃、法輪功の資料を作っている同修が拘禁され、私に法輪大法を紹介した同修甲さんも、相次いで拘禁されました。甲さんの両親を見舞いに行くと、彼の父親は三日三晩も心配で寝ることができず、ここ二、三日で髪の毛が真っ白になり、唇に水膨れができ、目も充血していました。そして、甲さんの母親も高血圧が悪化し、薬を大量に飲んでも一向に治らず、ベッドから起き上がることもできませんでした。

 この光景を見て、同修を労働教養所から救い出すという一念が湧きあがりました。しかし、もしも自分も不当に連行されたら両親はどうなるのかと、心のどこかで不安を感じました。法を勉強するとき、師父はこのように説かれました。「神の目から見れば、あなたの片手は人間のことを掴んで放さず、もう片方の手は佛を掴んで放していませんが、一体どちらが欲しいのですか?!旧勢力の按排もこれと同じです」〔1〕これはまさに常人の情であり、楽な生活への執着ではないでしょうか。

 この法理を理解すると、人心を取り除き、同修と協力して物品をもって拘禁されている同修の様子を見に、労働教養所に行きました。また、被害を受けている同修の家族を励ましたり、弁護士を雇ったりもしてきました。当時、大法弟子の弁護を弁護士に頼むことは当地区で初めてでしたので、当地区の中国共産党の党員に大きな衝撃を与えました。

 不当に裁判が開始される前夜、私は他の同修と協力して三日三晩連続して、街の至る所に法輪功への迫害の資料を張りました。その時の自分には恐怖心など全くなく、ただ同修を救い、世間に中国共産党の正体を知ってほしいという一心でした。後に、その効果がとてもよかったと分かりました。

恐怖心を取り除き、刑務所にいる同修を助ける

 同修甲さんが拘禁されてから、彼の正念を強めようと労働教養所に行こうとしましたが、こうすることで大きなリスクを受けないかという強いい恐怖心が芽生えてきました。そして、師父の「大法弟子は正念が強く、恐れる心がない情況下で、正念をもって逆に悪事を働く者を懲罰することができます」〔2〕という説法を何度も暗唱し、自らを奮い立たせました。

 何度も労働教養所に行きましたが、そこの警察官は面会を認めてくれなかったので、自分の内に向けて探したところ、まだ残っている恐怖心と警察官への憎しみがあるのに気づきました。そして何度も発正念をし、「生死を捨てる! 生死を捨てる! 必ず生死を捨てなければなりません!」と何度も自分に言い聞かせました。

 師父のご加護の下、ついに同修甲さんと会えました。しかし、警察官は同修甲さんに修煉を諦(あきら)めさせるといった説得話しかすることを認めてくれません。邪悪の企みをすぐに見破り、「彼らの事は気にせずに、また次の面会日は必ず来てください。君が来るとすでに申請しました」という甲さんからの申し出に頷き、家に帰るなり、このことのために何度も発正念をしました。そして、師父のご加護と我々大法弟子たちの正念の下、警察官は私との面会を認めました。

 同修との面会の度、必ず労働教養所の近くで発正念をします。すると、毎回、中でまだ転向していない同修のそばには、師父の法身と多くの正の神様が見守っておられるのが見えました。しかし、転向した同修の体には、すでに別の空間で同修を破壊しようとしている旧勢力がつけた装置があり、そこから大量の悪いエネルギーが注入され、同時に正のエネルギーを抽出しているのが見えました。中の同修たちと協力して強大な正念を発し、ついに旧勢力がその労働教養所に下した悪の装置を根こそぎ取り除くことができたのです。

 甲さんが釈放された後、「君が毎回の面会日に来てくれたおかげで、邪悪も僕に手出ししませんでした。生死を捨てた君を見て感動しました。僕は迫害を拒否し、他の同修を転向させる警察官を止めてきました。あの頃は、今まであの労働教養所での最低の『転向率』でした。それに、大法弟子への態度もますますよくなっていき、終いには、迫害から身を引き、転職したいという警察官も出てきました」と教えてくれました。

かつての誓約を果たす

 ある日、公安局で働いている知人から、「悪人は当地域で迫害を企んでおり、すでにある同修を監視して、多くの事を知っています。近日中に、大規模な逮捕を行うつもりです」と教えてくれました。同じ時刻に、当地域の何人もの同修を別の空間の邪悪が、迫害しているという光景を見ました。事実上、警官たちはすでにお金をもらっており、洗脳するチームを作り、何人かの同修に対して不当判決を下すつもりでいました。師父のご加護の下、当地域の同修は皆自分の不足を直ちに探り、長時間の発正念を行ってきたことで、今回の迫害を無くしてしまいました。

 またある日、集団学法の時、効果的に迫害を阻止し、警官たちによる恐怖をなくすため、何人かの同修はマンツーマンで610弁公室と警官へ法輪功への迫害を伝えたことや、迫害された同修の体験を上手にまとめて、明慧ネットに送るといったチームを立ち上げることを提案しました。

 これについて甲さんは、「僕が迫害されて拘禁されていた時、君が毎回面会に来てくれたので、ここの警官は何度も君の事を尋ねてきました。念のため君は今回、参加しない方がいいと思います。当地域の状況は複雑で、何か会った時は逃げられません。あそこはとても人がいられる場所ではありません」と私に注意しました。「一度考えさせてください」と甲さんに伝え、私は自分の内に向けて探しました。まだ恐怖心があるのでしょうか。いいえ、もうありません。しかし、家族にはまだ一度も、生体臓器狩りについて話していなかったのです。これに気づいた私は真正面から家族に、大法弟子が生きたまま臓器を摘出されていることを伝えた時、予想外にも、「これはヒトラーよりもヒトラーだ。良心のかけらも全くない」と言ってくれました。これを聞いた私は、チームに参加することを決めました。そして、決心した瞬間、遥か昔、師父に誓った誓約の中の一つが、今自分がしていることであるのが見えました。

 今日まで我々の迫害停止を呼びかけるチームは、様々なことを経験してきました。師父のご加護の下、当地域の邪悪を鎮圧することができ、多くの警官たちが変わりました。そしてここ最近、当地域では大法弟子を迫害した事案は、一つもなかったのです。多くの同修は恐怖心や人心を取り除くことができ、外に出て衆生を救う活動に、積極的に参加しています。

 今までの長い道のりを振り返ってみて、師父が我々に与えてくださったご加護や様々なことが、あまりにもたくさんあり、感動や感謝の気持ちでいっぱいです。師父ありがとうございます。深謝します。これからも、誓約を果たすべく、外に出て衆生を救う活動に、邁進します!

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『各地での説法三』「大ニューヨーク地区での説法」
 [2] 李洪志師父の経文:『精進要旨三』「正念をもって悪事を制止する」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/19/319362.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/12/1/153898.html)
 
関連文章