派出所の所長 「法輪功の人を捕まえ、どうする気だ!」
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年1月16日】ある晩、年配の法輪功学習者は社宅の屋上で、法輪功が迫害された資料を配り終え、次に各部屋に法輪功の資料を配ろうとすると、1人の女の人がドアを開け、「あなたは何を配っているのか?」と聞きました。年配の法輪功学習者は「法輪功の資料です。人を救うものです」と言いながら、女の人に資料を渡しました。思いがけないことに、この女の人は大変怒り出し、法輪功の資料を掴んで、私に向かって資料を投げつけました。そのあと、急いで階段を降りて下まで行きました。私は資料を拾い集め、各部屋に配っていました。しばらく経って、女の人が警備員を呼んで、私を警備室に連れて行きました。

 警備室には数名の常人と警備員がいました。皆私を口々に責めましたが、ちっとも恐ろしくありません。堂々と法輪功が中国共産党に迫害された真相を伝えました。警備員は大声で「今日、必ずお前を牢屋に入れ、苦しみを味わせてやる。お前に天罰を受けさせる」と騒ぎながら、近くの派出所に電話を掛けました。パトカーが来るまで、長い時間待って、私を派出所に連れて行きました。

 派出所に入ったとき、所長がもめごとを仲裁しているところでした。 所長は法輪功学習者を見て聞きました。「あなたはどなたですか?」警官は「法輪功の人です」と答えました。この話を聞いたとたんに、所長はカンカンに怒り出し、「法輪功の人を捕まえて、どうするつもりだ!」と怒鳴りつけました。警官は「警備員が電話をしてきたので、仕方なく捕まえて連れてきました」と悔しそうに言いました。

 所長は「あなたはいくつですか?」と聞くので、「75歳です」と答えました。いきなり大声を出し「えっ、とても75歳には見えません」私は自分の身分証明書を出して、所長に見せました。すると、所長は部屋中の人に「お前たちはこのおばあさんを見習うべきだ」と言い、持っている真相資料を部屋中の人に配らせ、「お前たちも『真・善・忍』を学び、良い人になるべきだ。だらだら、ここでつべこべ言わずに、帰ってから、法輪功の資料をしっかり読みなさい」と言いました。

 所長は私を隣の椅子に座らせ、「あなたはここで待っててください。この事件を処理し終えたら、あなたの家まで送ります」所長の仕事は夜10時半でやっと終りましたが、また、殴り合いのけんかをした人たちが入ってきました。所長の仲裁が必要です。「あなたたちはしばらくここで待ってなさい。このおばあさんを送った後、あなたたちの事件を解決する」といいました。

 そのあとすぐに、所長は自ら車を運転し送ってくれました。帰る途中、法輪功のことを聞きました。所長は「おばあさん、法輪功の資料を配るいいところがありますよ。あそこは大学生がたくさんいますよ」と教えてくれました。所長は私の家の近くまで送ったあと、「おばあさん、100歳まで長生きしてくださいね」とねぎらいました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/12/7/301159.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/12/16/147323.html)
 
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