「新しい資料があったら忘れないで私にくださいね」
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 【明慧日本2016年2月2日】(中国からの投稿)ある日、私は市場へ法輪功への迫害の真相資料を配りに行きました。

 市場に着いて、2人の男性に法輪大法の素晴らしさと法輪功学習者が迫害を受けている真相を伝えました。2人は真剣に聴いて、共産党関連組織からの脱退に同意しました。私は持っていた最後の2冊の本『江沢民その人』と『共産党についての九つの論評』を2人に渡しました。2人は喜んで「ありがとう、ありがとう」と繰り返して感謝しました。

 ちょうどその時、近くにいた三輪車に乗っていた高齢の男性が「私にも一冊ください!」と大きな声で頼んできました。私は「申し訳ありません、もう無くなりました」と返事しました。老人は2人の男性に「あなたたちのどなたかが、私に1冊譲ってくれませんか」と頼みましたが、2人の男性に断られました。老人はがっかりして私に「私は『江沢民その人』を持っていましたが、まだ読み終わっていないうちに、他人に貸しました。三週間経ちましたが、まだ返してくれません」と話しました。私は「次回の市場にくる時に、必ず一冊差し上げます」と約束しました。老人は喜んで携帯電話と自宅電話の番号を私に教えてくれました。

 次回の市場に行く日になって、私は約束通り市場に行きました。約束した場所に着くと、老人は既にそこで待っていました。「もう20分も待っていました」と言いながら、三輪車からある荷物を下ろし私の自転車の荷台に縛ろうとしました。老人は「連れが2個のかぼちゃをあなたに渡してと言いました。自宅に植えて作ったものですよ」と言いました。私は「結構です。修煉者は勝手に人からものをもらえないのですから」と答えましたが、老人は「受け取らないとだめですよ。連れが『あんな寒い日なのに、本を配ってくれるなんて大変です』と言ったのですから」と説明しました。

 私は「本を配るのは私がやるべきことです。感謝するのなら、私の師父に感謝してください」と言いましたが、老人は私に「師父にも感謝するべきですが、あなたにもかぼちゃをあげるべきですよ。今度、新しい資料があったら、忘れないで私にくださいね」と再び頼みました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/27/322750.html)
 
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