中国・河北省秦皇島市盧竜県の法輪功学習者が迫害死
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  【明慧日本20162月6日】中国河北省秦皇島市盧竜(ろりゅう)県の法輪功学習者・李凱さんは、昨年729日、自宅で警官に不当に連行されて秘密裏に裁判を行われ、実刑判決を下され、12月の初めに唐山市冀東刑務所に収容された。しかし、刑務所の迫害により李さんは、脳出血を起こし、唐山市工人病院に搬送され、応急手当を受けたが、今年1月29日午後に死亡した。

 114日、李さんの家族は突然、刑務所から「李凱を迎に来い」と、通知を受けた。家族は慌てて刑務所に駆けつけたが、刑務所側に病院に連れていかれた。病院で家族は昏睡状態の李さんを見たとき、「李凱は脳出血だ」と告げられ、手術の署名を要求された。家族は2万元の保証金を支払わされ、翌日にもまた5万元の保証金を支払わされた。病院では56人の警官らが家族のことを監視していた。

 李さんは十数日の治療を受け、四肢が動けるようになり、家族の声も聞こえるようになった。しかし、医者は家族に何の説明や了承もなしに、李さんに頭蓋骨と気管の切開手術を行った。その翌日、医者は家族に「李さんの危篤の通知」を下した。その2日後、李さんはこの世を去った。それから、冀東刑務所側は李さんの遺体を最も近い唐山付近の葬儀場に送らず、遠く離れた唐海葬儀場に送ったという不可解な行動を取った。

 李さんは以前、神経衰弱、糖尿病、高血圧、肝臓病など多種の病気を患い、特に糖尿病が重く、治療しても効果がなかった。一家の収入は全部、李さんの治療代に使ってしまった。しかし、幸いに2009年、李さんは法輪功に出会った。李さんは『轉法輪』を読み始めてから、いつの間に病気が消えてしまい、多くの悪習も捨て、心優しい人になった。

 健康になった李さんは三輪車タクシーを買い、自力で稼ぐようになった。李さんはほかの人も自分のように法輪功の恩恵を受けるよう、自ら体験した法輪功の素晴らしさと法輪功が迫害されていることを、会う人々に話した。そのため、李さんは繰り返し、盧龍県の警官に迫害を加えられた。

  201049日、李さんは警官に不当に連行され、労働教養処分を下された。

  201210月、李さんは人に法輪功の真実を話すとき、城関派出所の警官に連行された。連行の際、警官は李さんの顔面に不明な薬物をかけたため、李さんの目が開けられなくなった。派出所に連行された李さんは、鉄の椅子に9時間の間、縛られ、三輪車にあるすべての私物も押収された。

中共酷刑示意图:铁椅子
拷問の再現:鉄の椅子に縛られる

昨年729日午後、家でテレビを見ていた李さんは、不法に家に侵入され、警官78人に連行された。李さんは不当に拘禁されてから、警官は李さんの家族に李さんを連行した理由を説明せず、李さんの拘禁先も教えず、刑事拘留書と逮捕状しか送らなかった 裁判所も一審も二審も李さんの家族に通知しなかった。

昨年921日、李さんは実刑判決を言い渡された。李さんの妻は裁判官に開廷のことについて、「なぜ、家族に知らせなかったのですか」と尋ねると、裁判官は「その必要がないからだ」と答えた。

 それから、李さんが昨年12月、留置場から刑務所に送られたときも、家族は通知をもらえなかったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/2/3/323108.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/2/4/155056.html)
 
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