北京市房山区の許秀芬さん 実刑判決を宣告された後に行方不明
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 【明慧日本2016年5月14日】北京市房山(ぼうざん)区良郷鎮の法輪功学習者・許秀芬さん(女性)は20141026日、不当に連行された。昨年1126日、許さんは懲役2年の実刑判決を宣告され、4千元の罰金を科された。しかし、その後、許さんは行方不明になった。

 20141026日、許さんは法輪功が迫害されていることを人々に伝えて帰る途中、良郷(りょうきょう)長陽派出所の警官により連行された。許さんは頭に黒いカバーを被せられて房山留置場に送られた。

 昨年1126日、留置場に1年あまり拘禁された許さんは、房山区裁判所に懲役2年の実刑判決を宣告された。今年10月には刑期が満了となるはずである。

 先日、ある人が許さんの通帳(生活用品を買うために、留置場で使用する通帳)にお金を入れてくださいと言ってきた。そのため、許さんの病弱な老いた父親が房山留置場に駆けつけ、入金するための手続きをしようとしたが、留置場の警官に「許秀芬はここにいない。ほかのところに移送した」と言われた。父親が「娘はどこに移送されたのですか?」と聞くと、警官は「大興第三留置場だ」と言った。

 父親はすぐにタクシーに乗って、大興第三留置場に向かった。しかし、大興第三留置場の警官は「ここに許秀芬という人はいない。ここは実刑判決を受けた人を受け入れないし、女性も受け入れない。臨時拘留の人しかいない」と言った。それから父親は、娘を探すために市政府の「利便民(国民に便利性を図る)サービスセンター」に電話をかけ、娘を探してくれるように頼んだ。そして、そのサービスセンターの人から「私たちは市に報告した。待ってください」という返事があったが、十数日過ぎた今日になっても、何の連絡もない。

 許さんは誠実で信念を曲げない性格である。1999年に法輪功を学び始めた許さんは心身共に健康になり、同僚とも仲が良くて親孝行な娘になった。

しかし19997.20以降、許さんは法輪功を学んでいるとの理由で、何度も連行されて労働教養処分を受けた。2008年、許さんは内モンゴル図牧吉労働教養所に1カ月以上拘禁されて睡眠を剥奪され、金属で頭を殴られたり、詳細不明な薬物を飲まされるなどの迫害を受けた。そのため、許さんは脳神経が損傷し、頭痛の後遺症が残ったという。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/4/20/326885.html)
 
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