夫が迫害され死亡 妻と息子は拘禁され葬式に参加できず
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  【明慧日本2016年6月24日】黒龍江省双鴨山市の法輪功学習者の王亜凡さんの妻の単金麗さんと息子の王東生さんが不当に拘禁されました。現在まですでに1年7カ月となっています。王亜凡さんは迫害の元凶の江沢民を告訴した後、昨年8月14日に自身も迫害に遭わされました。ひどい病状が現れて、先月の23日に無念な思いを晴らせないまま死亡しました。

 身内の者たちは王さんの妻と息子に王さんと最後に一目会わせ、葬式に参加できるよう、双鴨山市の尖山裁判所、尖山検察院、政法委、尖山支局などの部門を走り回りました。各関連部門は互いに責任をなすりつけて、甚だしきに至っては全く同情心がなく、厳しく対応しました。結局、妻と息子が見送りできないまま、王さんは静かにこの世を去りました。

 王さんと妻と息子は法輪功の学習者でした。「真善忍」に従って良い人になろうとしていました。絶えず自分の道徳レベルを高めていました。それは国に対して百利あって一害なしでした。

 2014年10月14日、妻の単金麗さんと息子の王東生さんは自宅周辺で警官に連行されました。同時に家財も差し 押さえられました。乗用車を含めて現金、給料カード、プリンター、コンピュータ、カメラ、携帯電話など多くの物品を押収されました。母子2人は双鴨山市留置場に拘禁されました。

 情報によると、双鴨山市公安局の国保大隊と尖山公安支局及び各派出所の警官らは、現地の法輪功学習者に対して待ち伏せや尾行および盗聴などの手段で、1カ月前から監視が行われていました。

 2014年10月14日からの4日間で、警官は15人の法輪功学習者と家族を連行し、17人に対して家財を差し押さえました。多くの法輪功学習者は嫌がらせを受け、一部の学習者はやむを得ず放浪生活をしました。3人の学習者は迫害され重病に罹ったため一時的に出所しました。

  66歳の王亜凡さんは家族を救出するため、1年半の間ずっと双鴨山市公安、検察、裁判所などの関連部門に駆け回りました。様々な冷遇、脅迫、責任をなすりつけることを経験しました。家族と自分が迫害に遭っているため、王亜凡さんは2015年6月中旬に最高検察院に江沢民を告訴する訴状を手渡しました。

  2015年8月14日午前、臥虹橋派出所の警官は「押収した物品を持って帰らせる」と王亜凡さんを騙し、王さんを双鴨山市留置場まで連行しました。そして5日間拘禁しました。王さんにひどい病状が現れました。留置場は責任を負うことを恐れて、王さんを帰宅させた。

  臥虹橋派出所の警官は、王さんに管轄区域を離れることを強要し「さもなければまた連行するぞ」と脅かしました。王さんはしかたなく引っ越しました。妻と息子が拘禁されている間、王さんの体調はますます悪化し、2016年5月23日に孤独の中で亡くなりました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/5/329651.html)
 
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