赤峰の警官 制服着用せず、警察手帳を示さず、法輪功学習者を連行
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明慧ネットレポーターが内モンゴルから報道)

 【明慧日本2016年6月26日】昨年12月12日午後3時過ぎ、内モンゴル赤峰市巴林左旗の法輪功学習者・呉景刚さんが、義理の親の趙玉さん(78)、張桂芝さん(72)と一緒に花加拉嘎郷の市場に行ったが、なかなか帰って来ないため、妻の趙春霞さんは彼らを探すため、まず「110番」に連絡し、その後、タクシーを使って花加拉嘎郷の道路沿線を探し、最後に花加嘎郷派出所まで探しに行った。当番の警官は、その日の午後4時から5時頃に呉景刚さんら3人は、巴林左旗公安局に連行されたと言った。

 妻の趙春霞さんは、巴林左旗公安局に3人を探しに行ったが、公安局の当番の警官に、「ここにはいないから、他の派出所に探しに行きなさい」と言われたため、林東鎮派出所、ガソリンスタンド付近の派出所まで行って探した。しかし、いずれも彼らを見つけ出すことが出来ず、最後に再び公安局に戻ってみたが、やはり見つからなかった。

 実はその日の夜、張桂芝さんと、趙玉さんの2人は、臨潢道の歩行者天国の入り口で、巴林左旗公安局の警官に車から降ろされて道に迷っていた。幸い、親切な人の案内でやっと家に戻ってきた。

 13日の午前中、家族と親族は、巴林左旗公安局に吴景刚さんを探しに行った。門番の人に、国保大隊の罗晓峰に会いたいと伝えた。当番に当たった警官は、その場で罗晓峰に電話をしたが、「罗晓峰は公安局におらず、家で休んでいる」とのことだった。

 14日午前8時半、妻の趙春霞さんと両親の趙玉さん、張桂芝さんの親族は、また巴林左旗公安局に吴景刚さんを探しに行った。門番の警官は「誰に用ですか」と聞き、趙春霞さんは「高樹軍に用があります」と言った。(3人が連行された際、連行者は高樹軍と自称したため)門番は、高樹軍に電話をして「先週土曜日、吴景刚と年寄り2人を連行したか?」と聞いたところ、高樹軍は「連行などしていません。自分は交通整理部署に転勤になり、もう1年になります」と答えた。

 その時、エレベーターから一人の人が降りてきて、ロビーを出ようとした。張桂芝さんは、ひと目でこの人が花加嘎郷派出所から3人を乗せて運転した人(高樹軍と自称した人)だと気づいた。張桂芝さんは止めて、「うちの婿さんを、どこに連行したのか」と問いただした。この人は、自分はあくまでも雑兵で、上の責任者に聞いてほしい、自分は何の責任も持たないと言った。

 この時、趙春華さんは母である張桂芝さんに「お母さん、どういうことですか」と聞いたら、張桂芝さんは「この人が私らを連行した高樹軍だよ」と言った。趙春華さんはその人に、「あなたは高樹軍ですか? 高樹軍なら、私は知っていますよ。前回、家の家財を差し押さえたのは、高樹軍だったから」と言った。

 張桂芝さんは彼が高樹軍ではないと聞いて、「私のような年寄りをなぜ騙すのですか」と問いただした。張桂芝さんは前に出て、この「高樹軍」を捉まえ出て行くのを止めようとした。しかしなかなか止められず、趙春華さんも前に出て、「高樹軍」の腕を掴んだ。この時、当番に当っていた小太りの警官は、警官を襲う容疑で趙春華さんを連行しようとしたが、他の人に止められた。趙春華さんはこの「自称、高樹軍」を知っていた。高樹軍は国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の副大隊長で、時玉国と言う名前である。時玉国は張桂芝さんに掴まれた手を振りほどき、「俺は高樹軍だ。それがどうした? お前らは俺をどうにかできるのか」と言いながら、公安局の表門から慌てて逃げ出した。

 巴林左旗公安局の警官は、呉景刚さんを連行した際、警察手帳も見せず、制服も着用せず、国保副大隊長である時玉国は、他人に成りすまして不当に呉景刚さんを連行した。その上、彼らは留置証も示さず、家族にも知らせなかった。

 赤峰市巴林左旗の610弁公室、公安局、国保大隊、各派出所、関連コミュニティの警官らは、法律に基づいて江沢民を告訴した法輪功学習者たちを、絶えず監視して、嫌がらせをして生活をかき乱し、法輪功学習者を連行している。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/12/20/320703.html)
 
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