私は さらに素晴らしいことを念願している
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文/中国の大法弟子 藍鳳(筆名)

 【明慧日本2016年7月16日】2014年の年末、会社から4千元の医療費の払い戻しの通知がありました。ただし、病院で受診後に受け取った領収書を会社に提出することが条件となっています。

 通知書を繰り返し見た後、私は大法弟子として一つの決断をしなければならないと考えました。「4千元を放棄するのか、あるいは受診病院からの領収書を提出し、4千元を受け取るのか?」

 私が真っ先に考えたのは、自分は真・善・忍を修める大法弟子です。大法を修煉してきて17年間、私は心身ともに健康で、病院で受診したり、注射をしたり、薬を飲んだこともなく、領収書などはありません。もし、あちこちの病院から領収書を集めてきて4千元と交換するならば、「真・善・忍」の真を修めておらず、真の法輪大法修煉者とは言えません。そう思い付くと、この4千元を私は受け取ることはできません。これが会社から従業員への年末の福利の還元であっても、私はそれをきっぱりと放棄することに決めました。

 決断直後、誘惑の試練がまたやってきました。職場の仲の良い同僚から電話がかかってきて、薬局で *「阿膠(アキョウ)」という健康食品を買っても、その領収書が4千元の引換券になるということでした。私は心が動じませんでした。大法弟子の修煉基準に従い、心性の向上を重んじ、同僚に「私は至極健康なので、『阿膠』は必要ありません。その4千元は要りません」と言いました。

 これですべてが収まったと思いきや、さらなる誘惑がやってきました。同僚が「ある病院で100元の手数料さえ払えば、4千元の医療費の領収書を発行してくれるそうです。要りませんか?」と言ってきました。「私は『真・善・忍』を修めているので、病気を患ったこともなく、病院に行ったこともないのに、そんなことをすれば『真』に反します」と私は伝えました。同僚は「これは会社からの福利の還元ですよ。あなたに病院に行くようにと言っているのではなく、ただ、私が代わりに領収書をもらってきて、代わりに会社に提出してあげますよ。その後、会社側からあなたの口座にお金が入ってくるだけで、あなたは何もしなくてもいいのです。それでも要らないのですか?」と聞きました。

 私は笑って「ありがとう。しかし、本当に偽の領収書でお金をもらうことは遠慮します」と答えました。同僚は「あなたって本当に馬鹿ね。お金も要らないの!」と言いました。私は「思いやり、ありがとう。ただ、私はさらに素晴らしいことを願っているの。いつの日か、あなたが大法弟子の圓満成就する瞬間を見たら、私のことが分かるでしょう。『なるほど、あなたの念願していたことは本当に素晴らしい!』と言ってくれるでしょう」と言いました。同僚は笑って、私も笑いました!

 間もなく、会社の福利担当者からも、「締め切りが近づいているので、できるだけ早く領収書を持って来て下さい」という催促の電話がありました。私は健康で、病気になったことも、病院に行ったこともないので、手元に領収書はなく、年末の還付申請をしないと伝えました。

 昨年の年末、会社は再び領収書と引き換えに還付金を支給するということでした。私は自分と全く無関係だと思い、淡々と数千元の還付金を放棄しました。

 私は目の前の利益を平然と放棄し、道徳水準が滑落していく世の中で「真・善・忍」に基づいて自分をしっかり修め、道徳心を絶えず向上させます。私は大法弟子だからです。私にはさらに素晴らしい願いがあります!

 「真・善・忍」を実践し、道徳水準を圓満成就するまで高めていくことは本当に素晴らしいことです!

 

* 阿膠(アキョウ) 中国語でオージャオ。生薬の一種で、ロバの皮を水で加熱抽出して作られる 「にかわ(ゼラチン)」 のこと。血液機能を高める効果があり、主に貧血や婦人病への処方や、美容のために用いられている。(Wikipediaより)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/7/7/330592.html)
 
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