中国・山東省泰安市の李玉玲さん 不当な裁判に、弁護士は無罪を主張
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 【明慧日本2016年7月24日】中国・山東省泰安市泰山区裁判所は、今年7月5日、李玉玲さん(60歳)に対して不当に裁判を行った。李さんの家族が依頼した弁護士は、法廷で無罪の弁護をした。

 裁判は午前9時から11時まで行われた。傍聴席では政法委の610弁公室の関係者5人の他、李さんの家族と5人の法輪功学習者がいた。最初、女性司法官の張莉は横暴な態度で、何度も「法輪功は邪教だ」と断言した。弁護士は張莉に「裏付けできる公文書を見せてください」と求めたところ、張莉は答えられなかった。弁護士は「まだ審理を経ていない段階で結論を出すことは、すでに違法行為だ」と指摘し、張莉に撤回させ、法廷を離れるよう要求した。そのため法廷は、10分間休廷した。

 李さんは「私がしたことは、すべて人に善を勧めることであり、根本的にすべて人を救うことです。警官たちはいかなる証明書も提示せず、壁を乗り越え、不当にも扉を破り錠を壊し、連行して私物をすべて奪い取ったのです。これは法律を踏みにじる行為です。私は『真・善・忍』の基準に従って事を行い、いかなる法律も犯していないので、当然無罪で、すぐに釈放すべきです」と述べた。

 弁護士は「李玉玲さんは、主観的に法律を破壊する意向がなく、客観的に違法行為もなかった。いかなる法律あるいは行政法規の執行に対しても妨害したことがなく、社会に一切の危害をもたらしていない」と述べた。弁護士はまた「李玉玲さんが法輪功を学ぶことは、憲法の中に定めた『宗教への信仰の自由』の具体的な体現であり、憲法が李玉玲さんに与えた権利である。司法機関が罪名を作って、罪に陥れようとする行為は、刑法の第251条『公民の宗教への信仰を剥奪する罪』を構成し、法律に基づいて刑事責任を追及すべきである」と指摘した。

 弁護士は司法官に「司法官は社会の公平と正義を守る最後の防御線であり、民衆が希望をかける場所である。あなた達は因果応報を信じないにしても、自分の将来を考えるべきでしょう。当案についても、法輪功の事を政治化しないで、自分の内心に従って、良知に従って裁決すべきである」と警告した。

 李さんは、昨年11月25日、泰山区公安支局の国保大隊と610弁公室の警官に連行された。泰山区検察院は公文書を審査した時、証拠不足のため、2度泰山区公安支局に差し戻した。泰山区国保大隊の警官は、資料を作成するため何度も李さんの家族や親友のところに行った。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な関係者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/7/11/331196.html)
 
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