文/中国の警官
【明慧日本2016年9月3日】私は警察官になって間もなく、地方の公安大学に研修に送られました。ある日、同じ宿舎の友人がパソコンを囲んである動画を見ていました。私も覗いて見たら、それは中国共産党の元主席・江沢民が、いかにして国家機関を利用して法輪功修煉者を迫害したか、中央テレビがいかにして江沢民の指示に従って天安門焼身自殺を自作自演したか、また、いかにして法輪功とその創始者の李洪志師父を誹謗中傷したかという内容でした。それを見てから、友人たちはあれこれと自分の見解を話し、皆は、中央テレビが天地を覆い隠すような宣伝と民衆に植え付けた考えはすべて虚言であることがやっと分かりました。
学校での研修が終了後、元の勤務先に戻りました。仕事を利用して、私は勤務する公安局が管轄する区域の死亡者の情報を調べました。そこで、中央テレビが宣伝したような法輪功修煉者の殺人事件や、或いは自殺案件は一つもないことが分かりました。私が勤務する公安局の管轄区域は100万人近い地域で、範囲が広く、情報も豊富にあるため、中国共産党のメディアが法輪功を誹謗中傷して、世間の人を騙していることを立証してくれました。従って、私はますます法輪功は無実の罪に陥れられたことを確信し、中央テレビなどのディアが共産党政権に迎合して、法輪功を誹謗中傷していることを確信しました。
それから、「法輪功は一体どういう功法だろうか、政府はなぜそれを制圧するのか」とよく考えるようになりました。
仕事の性質から、ほとんど毎日残業、パトロール、夜勤をして、家になかなか帰れませんでした。そのため、私はたばこを吸うようになり、病みつきになりました。その後、家庭の不幸に見舞われ、未来の幸せに対する憧れも破れ、人生の無常と運命に対する無力感から、いつも不安を感じるようになりました。そのような気持ちから逃避するため、毎日ゲームをして、人との付き合いを避け、意気消沈して、仕事にも不真面目な態度で、ごまかしてやっていました。体がよくないため、何度も夜中の出勤で、階段を上っているうちに、失神して倒れました。仕事と休み時間が不規則で、食事時間も守れず、体重だけはどんどん上がりました。
地元政府は安定維持の名目で、民衆による集団示威行動の抑制に奔走しました。実は、その多くは、給料の未払いに対する抗議や陳情、あるいは、強制立退き時の権利侵害の訴えに対する抑制ばかりでした。私はこのような仕事にますます反感を持ち、気性も激しくなり、いつも沈んだ顔をして、仕事中で市民に対する態度も悪くなりました。警察官になるのはあくまでも生計を立てる手段で、正義を広め、暴虐を取り締り、善良な民を安心させるようにと職業を選んだという初志をとっくに忘れてしまい、上司を何度かごまかして、任された仕事を適当にあしらい、自分に迷惑がかからなければよいと思うようになりました。
仕事の環境の影響で、私は次第に多くの悪い習慣を身に付け、夜勤だと家族を騙して、家にも帰らず、ネットのゲームで遊び、時々、娯楽所にも行き、このように無知蒙昧に暮らしていました。
その後、家には多くの不慮の出来事が起きました。まず、母親の体がますます悪くなり、いつも寝たきり状態で、ややもすれば、夜中に病院へ送らなければなりませんでした。母の体が崩れると、私の精神的な支えがなくなり、望みがなく、絶望と無力感を感じ、精神的に崩壊寸前でした。その時、「人は一体何のために生きているのか? 人生の道は一体どこにあるのか? 答えはあるのか?」と自問しました。
2008年、ある偶然の機会に、母が1枚の「風雨天地行」と書かれたDVDを入手しました。私は家族と一緒にそれを見ました。法輪功修煉者が残酷な迫害を受けた映像に心を打たれ、また法輪功の健康維持と病気治療の驚異的な効果、100以上の国々に広く広がる事実に震撼させられ、また法輪功の修煉者たちが命の危険を冒しながら、依然として真・善・忍を修め、さらに世間の人々に大法の素晴らしさを実証し、真相を伝える精神に感動しました。私は母親の知り合いの法輪功の友人を探しに行こうと促しました。
母はその日の午後に、一冊の『轉法輪』といくつかの資料を持ち帰りました。それから、毎日煉功を続け、師父の説法の録音を聞き、体が明らかによくなり、関節炎と頭痛も消えてなくなり、とても元気になりました。私はとてもうれしく思いました。それから、仕事が終わって、家に帰ると、李洪志師父の説法の録音を聞くようになりました。
私の体にもいろんな不思議な事が起きました。2009年から、体にずっとできものが出来て、赤く腫れて、我慢できないほど痛かったのです。普通なら、とっくに病院に行き、注射して、薬を飲みます。同僚からも早く病院に行きなさいと勧められましたが、私は師父の説法を聞いたから、これは体を浄化してくださっていると知り、これはよいことだと分かり、気にしませんでした。いつも赤く腫れて、膿と血が止まらないため、医療用アルコール、綿、ガーゼ、綿棒をいつも携帯して、随時傷を処理しました。ある日、足のふくらはぎの腫れ物から、たばこの吸い口と同じぐらいの大きさの膿の栓を取り出しました。こうして、出来物はずっと出て来て、かなり長く続きましたが、私は薬も飲まず、注射もしませんでした。結局どんな傷あとも残っていません。
法輪大法の不思議さを感じ、煉功を始めました。法輪功はただ健康維持の功法ではなく、それは、宇宙の真・善・忍の特性に基づいて修煉し、返本帰真をして、生命の次元を高める佛家の上乗功法だと分かりました。また、人間の道徳を高めることができ、世界観、価値観を正し、社会の様々な問題を解決して、今の行き詰まった状態から脱出させ、すばらしい未来を切り開くことができると分かりました。
煉功する時、いつも不思議な現象が起きました。ある日、私は頭前抱輪を煉った時、両腕の間に銀河のような天体が見えました。天体には、また無数の小さな天体が現れ、その天体は色が様々で、全体が急速に回転して、とても素晴らしく、綺麗でした。その後、一筋の暖かい気流が頭から体を貫通しました。その時の興奮と喜びは言葉で表現できません。あの頃、私はとても精進して煉功しました。
修煉をしてから、心身共に大きな変化が起きました。体の病気がなくなり、体が軽快になり、仕事にも疲れを感じず、使いきれないほどの力が溢れました。多くの悪い習慣を改め、当時、常人の悪い習慣を覚えたことを後悔し、恥ずかしく思いました。法輪大法の真・善・忍に基づいて、自分の一思一念、一言一動を正しました。日常生活と仕事の中で自分の心性を高め、トラブルに遇えば、自分に原因を探し、他人に優しく対応し、名誉や利益を求めず、進んで仕事をするようにして、様々な角度から大法の要求に合致するように努めました。
仕事の中で、警察官として、まず正直で、善意を持って人に接し、正義と邪悪をはっきり見極め、善悪を分別し、邪悪の手先や邪悪の政権の共犯者になってはいけないと思いました。また、警察官の使命は民衆の合法的な権益を守り、善良な民衆を守る正義の人間であるべきだと理解しました。
私は平穏な気持ちで、周囲の同僚に、善良な民衆を迫害することに加担しないように勧め、私たち自身も民衆の一部で、私たちの職務は正義を守り、邪悪を処罰し、地域の安全を守ることだと話しました。さらに、彼らに、共産党に詰め込まれた誤った思想に騙されないよう、邪悪に利用されないようにしてくださいと言いました。くれぐれも、自分が正義を広めていると思い込んで、実は悪人を助けて悪事を働いて迫害に参与しないように、後で清算する時が来れば、気の毒なのは自分と家族だと話しました。多くの同僚は私の話に賛同してくれています。私は、いつでも、どこでも大法の真・善・忍の基準に基づき、周囲に優しく対応するように努力しています。
法輪大法は多くの解けなかった質問に答えてくださいました。私の人生観と世界観は天地を覆すほど変化しました。師父の慈悲なる済度がなければ、大法修煉をしていなければ、どんな人間になっていたか考えられません。師父は迷いの中の私を汚い深淵から救い上げてくださいました。今の私は邪悪をはっきり識別でき、大法を修煉し、新しい命を手に入れました。
弟子は必ずこの貴重な機縁を大切にします! 弟子は師尊の至れり尽くせりのご加護に感謝します。修煉の道に導いてくださった師尊に感謝します。