ドイツの権威ある人権組織が王治文を声援
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 【明慧日本2016年9月7日】ドイツフランクフルトに本部がある非政府機関の「国際人権協会」(International Society for Human Rights,ISHR)は、北京の法輪功学習者・王治文さんが先月の9日に有効なパスポートを所持して出国する際、阻害されたことについて、声明を発表し声援した。そして強く法輪功を迫害する中国共産党政府を厳しく非難した。

 ISHRの声明はこのように言及している。「今年67歳の王治文さんは、最初に不当に逮捕され、実刑判決を言い渡された法輪功学習者の中の1人である。王さんは1999年12月26日、他の3名の当時、法輪大法協会の主な責任者と一緒に、北京中級人民裁判所で懲役16年の不当な判決が下された。中国共産党政府は全国の法輪功学習者を脅し、彼らのいかなる抗議活動をも阻止するために、裁判の過程を中国のすべてのテレビ局に中継した。

 拘禁されている間、体と精神的な苦痛を受けたため、王さんの髪は数ヶ月で白くなった。2014年10月18日、拘禁から15年後、王さんはすぐに開放された。拘禁され本来は健康であった彼は高血圧を患い脳卒中になったこともある。出所後に、彼はまず北京昌平にある洗脳センターに一週間強制的に洗脳された。それから開放され家に戻ったが、ずっと軟禁状態になっていた。彼を監視するため、政府は度々彼の家の近くでパトロールするように2人が派遣され、特に4つのカメラが設置された」

 王さんの米国で生活している娘の王暁丹さんと彼女の夫が8月の初めに、北京に帰って、父の出国を助けるつもりだったが、出国する直前に、国境の管理者が彼のパスポートは無効と言い、その場で彼のパスポートの一角を切り落として、パスポートを破棄した。王さんの娘と婿は米国に戻ることしかできなくて、父1人が中国に残された。

 ISHRは声明の最後に中国共産党に対して下記の要求を出した。

一、王治文さんが中国から離れることを許可するように

二、直ちに法輪功学習者に対する生体臓器狩りを停止し、そしてその中に参与する犯人を法律に従って制裁するように

三、すべての強制労働収容所を閉鎖するように

四、すべての良心犯を開放し、そして法輪功に対する迫害を停止するように。

背景の紹介

 ISHRは国際的な非政府、非営利的な人権組織で、「国際アムネスティ」の次にドイツで二番目に大きな人権組織で、EU理事会にオブザーバーの資格を持ち、国連経済及び、社会理事会でコンサルタントの資格を持っている。ISHRは1972年にドイツフランクフルトで創立して、それからオーストリア、スイス、イギリス、フランスなどで支部を創立して、今まで35国家に分会または附属機関を持っている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/8/27/333590.html )
 
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