明慧報告|2016年度上半期 中国共産党の法輪功学習者に対する人権迫害(上)
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 【明慧日本2016年9月19日】

一、前書き

二、2016年度の明慧ネットで掲載された中国共産党の法輪功学習者に対する嫌がらせ、連行、拘禁など、迫害された統計

(1)嫌がらせ

(2)強制的に連行される

(3)不当な拘留

(4)家財を押収

(5)2016年度上半期と2015年度同時期と比べた迫害の情況を統計

三、法輪功学習者が迫害に遭う原因調査

(1)法輪功を学ぶことを放棄しない

(2)迫害の真相を伝える

(3)中国共産党のいわゆる安定を保つ

(4)江沢民を告訴

四、中国共産党・江沢民グループが法律を濫用して、法輪功学習者を迫害する状況を統計

(1)不当な保証人を立て、尋問を待つ

(2)不当な逮捕許可

(3)不当な起訴

(4)不当な裁判

(5)不当な判決

五、中国共産党が刑務所(洗脳班)を利用して、法輪功学習者を迫害する状況の統計 

六、2016年度明慧ネットで掲載した法輪功学習者が、迫害され死に至った実例の統計

一、前書き

  明慧ネットは、毎日のように法輪功学習者が迫害される情報を掲載しているが、中国共産党がネットを封鎖するため、中国人の大部分が見ることが出来ず、皆が従来通り事を勧めているようで、一見するとまるで何も発生していないかのようである。一部の人は情報を見ても、自分とは関係ないと思っている。実際、そうなのだろうか?

  「真・善・忍」に従って行っている学習者は、残忍で非道な迫害を受け、人類を正しい道に導く法輪功が、誹謗され踏みつけられている時、自分となんの関係もないと思っていることが、真理を悟った側の立場から見ると、とても危険なことである。

 そのため、法輪功学習者は自分の安否を顧みず、真実を知らない官吏、司法の人員、親友および民衆に真相を伝えて、人間の良知を呼び覚まし、災難を免れるように、喚起しているのである。

 今年も半年がすでに過ぎ去り、さらに嫌がらせを受け、連行され、拘禁され、判決を受け、致死させられた法輪功学習者の人数を、 明慧ネットは非常に注目している。この半年間の明慧ネットで報道した迫害情報を統計し、その邪悪を暴き出し、もっと多くの民衆に中国共産党の江沢民グループの本質をはっきりと認識させ、勇気を持って正義を支持し、悪を捨て、本当の自分を見つけ立ち返らせるためである。

二、2016年度上半期に明慧ネットで掲載した中国共産党の法輪功学習者に対しての嫌がらせ、連行、拘禁などによる迫害の統計

図1:2016年度上半期における法輪功学習者の迫害された状況の形態の分類表

表1:中国共産党の法輪功学習者に対しての嫌がらせ、連行、拘禁などによる迫害の統計表

  省 市  

家財を押収

 嫌がらせ 

 強 制 連 行

 不当行政拘留 

 不当刑事拘留 

 迫害される人数 

  安 徽

  14

  3

   16   

   18

   36

        73

  北 京

  51

  48

   89

   30

   99

   266

  福 建

    2

  1

     8

     3

     2

        14

  甘 粛

  15

   32

      25

   17

   21

        95

  広 東

  54

   70

   89

   33

   54

   246

  広 西

    5

   3

     2

     2

   10

        17

  貴 州

  23

   21

   30

   20

   29

   100

  海 南

       0

   3

     2

     0

     2

    7

  河 北

   111

  383

    150

    129

   96

   758

  河 南

  40

    31

    124

   46

    108

   309

  黒龍江

  97

    69

    141

       108

    217

   535

  湖 北

  46

    62

      62

      57

      59

   240

  湖 南

  31

    32

      27

      45

         24

   128

  吉 林

  59

    75

     163

     128

      78

   444

  江 蘇

  42

    38

       68

       22

           53

           181

  江 西

   8

      4

     101

       17

           40

           162

  遼 寧

  139

    66

     272

       75

         179

           592

  モンゴル

  28

    39

     25

       13   

           19

             96

  寧 夏

   5

      5

     11

    2

           11

             29

  青 海

   0

      0

    0

    0

             1

               1

  山 東

  228

  577

     461

   346

         303

         1687

  山 西

  20

    16

       56

        16

           34

           122

  陝 西

  33

    34

       52

       6

           70

           162

  上 海

  10

    11

       11

        11

           20

             53

  四 川

  56

  120

      111

        26

           78

           335

  天 津

  29

    56

       38

       9

           56

           159

  チベット

    0

    0

      0

     5

             5

             10

  新 疆

    6

     19

      5

     4

           19

             47

  雲 南

     36

       9

       52

     4

           15

             80

  浙 江

     10

     18

      8

      16

             9

             51

  重 慶

     36

     94

    31

    14

      38

           177

  カナダ

     0

    0

      0  

      0

             1

               1

  マレーシア

     0

    0

      1

      0

             0

               1

  総 計

  1234

 1939

     2231

      1222

       1786

         7178

  一部の統計によると、明慧ネットで報道した今年1~6月の間に発生した迫害の件数は、延べ7178人である。主だったものは、迫害の程度によって以下の順番である。山東省は延べ1687人、河北省は延べ758人、遼寧省は延べ592人、黒龍江省は延べ535人、吉林省は延べ444人、四川省は延べ335人、河南省は延べ309人、北京市は延べ266人、広東省は延べ246人、湖北省は延べ240人で、その他は表1の通りである。


図2:2016年度上半期の法輪功学習者の迫害された状況の地域別分類表

  2016年度上半期における明慧ネットで報道した法輪功学習者の迫害された状況は、迫害の程度によって、嫌がらせ、強制連行、不当な拘禁およびこの3種類の迫害を伴った家財の押収の4種類に分けられる。

(1)嫌がらせ

 表1の示したように、全国で嫌がらせを受けた人数は延べ1939人で、最もひどい山東省は延べ577人、河北省は延べ383人、四川省は延べ120人、重慶市は延べ94人、吉林省は延べ75人、広東省は延べ70人、黒龍江省は延べ69人、遼寧省は延べ66人などである。この嫌がらせは、法輪功学習者とその家族に対する人権侵害と正常な生活を奪う結果をもたらした。嫌がらせによって学習者にもたらした損害は、以下の統計表の通りである。

表2:2016年度上半期における法輪功学習者が、嫌がらせを受けた状況の統計表

  省  市  

脅迫 騙し 署名

停職 / 格下げ

路上に迷う

迫害に協力せず

体液採集

恐喝 トラブル起こし

監視 / 尾行

  情况不明  

    総人数   

  安  徽

   0

   0

  1

   0

  0 

    0

  0

         2

         3

  北  京

   0

   1

  7

   1

  0

    0

  1

  38

  48

  福  建

   0

   0

  0

   0

  0

    0 

  0

    1

    1

  甘  粛

   1

   3

  3

   3

  1

    4

  0

  17

  32

  広  東

   0

   0

  3

   0

  0

    0

  1

  66

  70

  広  西

   0

   0

  1

   0

  0

    0

  0

    2

    3

  貴  州

   0

   0

  0

   0

  2

    0

  0

  19

   21

  海  南

   0

   0

  0

   0

  0

    0

  1

    2

     3

  河  北

   7

   8

  4

   3

  0

    4

  1

   356

    383 

  河  南

   1

   0

  1

   0

  0

    1

  0  

   28

   31

  黒  龍  江

   2

   0

  2

   2

  0

    1

  0

   62

   69

  湖  北

   0

   0

  7

   0

  0

    0

  1

   54

   62

  湖  南

   0

   1

  4

   0

  0

    0

  0

   27

   32

  吉  林

   1

   0

  6

   1

  0

    0

  1

   66

   75

  江  蘇

   0

   0

  3

   0

     27

    0

  0

     8

  38

  江  西

   0

   1

  0

   0

  0

    0

  0

     3

   4  

  遼  寧

   2

   0

  3

   0

  0

    0

  0

         61

     6   

  モンゴル

   0

    15

  0

   0

  0

    0

  1

         23

      39

  寧  夏

   0

   0

  0

   0

  0

    0

  0  

           5

      5

  山  東

   9

    57

   16

    16

  5

    0

  0

       474

     577

  山  西

   1

   0

  2

   0

  0

    0

  0

         13

      6

  陝  西

   0

   1

  0

   0

  0

    0

  0

         33

    34

  上  海

   0

   0

  0

   0

  0

    0

  5   

           6  

    11

  四  川

   1

   0

  4

   1

  2

    0

  2

        110

    120

  天  津

   0

   0

  0

   0

  0

    0

  0

          56

    56

  新  疆

   0

   0

  0

   0

  0

    0

  0

          19

    19

  雲  南  

   0

   0

  0

   0

  0

    0

  0

            9

      9

  浙  江

   0

   1

  0

   0

  0

    0

  1

     16

    18

  重  慶

   0

    16

  2

   0

  0

    0

  1

     75

    94

  総  計

    25

  104

   69

    27

   37

     10

   16

    1651

   1939

  明慧ネットでは、中国共産党が法輪功学習者に対しての嫌がらせ状況を8つに分類した。

1、法輪功の学びを放棄するように署名を強要

  法輪功学習者に法輪功を放棄するように署名を強要することは、江沢民グループが17年間一貫してとった方法である。罰金、ゆすり取るなどの方法で脅かし、洗脳、判決などで脅迫し、学習者あるいは家族を強制したり、騙したりして法輪功を放棄するように署名を強要した。今年度上半期だけでも嫌がらせをされた延べ1939人の中に、25人がこの迫害を受けた。もちろん多くの原因が報道されていない迫害は、すべて「状況不明」に入れている。

2、停職あるいは格下げ

 この種類の迫害は公職を除名する、労働契約を解除する、停職させる、格下げさせる、退学させる、給料を差し引く、年金を差し引く、手当を差し引くなどの迫害が含まれる。今年度上半期に104人がこの種類の迫害に遭い、その中で最も酷いものは、山東省、内モンゴルと重慶市である。中国共産党は法輪功学習者に対して、このような迫害方法を採用するだけではなく、家族や子供に対してもこの手段を使い、学習者およびその家族の生存権をひどく侵害した。

3、路頭に迷う

 江沢民グループは、社会の動乱、家庭の災難の悪例を作り出した。江の残存勢力は強制的に家財を押収し、恐喝した原因で、連行を避けるために69人の法輪功学習者が、家に帰れず、やむを得ず路頭に迷った(表2)。この学習者たちは良い人になるため迫害され、家があっても帰れず、家の高齢の父母、妻、夫、子供などの世話をする人がいなくなったり、自営業者は営業を停止したり、農民は畑を管理できなくなり、もたらされた経済的損失と精神上の苦しみは、計り知れないものである。一部の家族はショックを受け倒れて入院し、一部の家族は打撃に耐えられなくなり、悲惨にも亡くなったケースが多々ある。

4、迫害に協力せず、断固として拒否

  27人の法輪功学習者は、家財の押収、採血、江沢民を告訴しない保証や法輪功を放棄する保証書に署名することを拒否した。これらの学習者は、断固たる意志で迫害を制止すると同時に、迫害に参与した人員に真相を伝え、610弁公室・公安部門・勤務先・町内の人員の悪行を阻止した。例えば、今年3月11日昼頃、3人が学習者の周明玉さんの家のドアを叩いた。周さんは3人を部屋の中に入れ、席を譲り、それぞれの所属部門と名前を尋ねた。中の1人は山東聊城東昌府区政法委610弁公室の王之パオで、他の2人の名前は任海燕、李彬という。

  周さんは「610弁公室は非合法な組織で、間もなく撤去されます。現在の情勢を見ても分かるように、今やっている全てのことに対して、将来責任を負わなければなりません。法律では、一生責任を追及すると書かれています」と3人に忠告した。学習者の家族の情況を聞かれた時、一切答えず拒絶した。同時に周さんは「あなた達を友達と見なして、部屋に入らせたのです。さもなければ、ドアを開けません」と話て、法輪功や江沢民を告訴した真相を伝えた。3人はこれを聞き、礼儀正しくし、帰って行った。

5、血液・体液を採集する

 江沢民グループが全国で行っている生きたまま法輪功学習者の臓器を摘出し、ビジネスする行為を暴露した後、国際社会の多くの民主国家と正義ある人士の非難と排斥を受けたが、江グループはこれをやめず、かえって「臓器狩り」を裏から表に出した。例えば今年多くの省や市では、学習者の血液、唾液を採集し、髪の毛を取りDNA鑑定を行い、「情報ベース」を作り上げ、必要な時に随時に情報を取り出せるように便利性を図っている。江蘇省南京市、山東省などの地区では、すでにこの計画を実施している。

6、恐喝し、家庭内トラブルを引き起こす

 法輪功学習者に法輪功を放棄させることを強要したため、17年間におよぶ江グループが、学習者とその家族に対して恐喝をしたり、プレーシャーをかけたりして家庭内トラブルを引き起こさせた。老人の最低保証生活費を取り消し、公職を除名し、その子供までも公職を除名し、進学をさせず、大学院受験を許さないなどの数々の嫌がらせと恐喝の方法で、法輪功を放棄する保証書に署名させ、家族に本人の変わりに署名させるなどを強制した。真実が分からない一部の家族は、学習者を殴ったり罵ったりした。また、子供は学習者の親に対して不敬な態度を示したり、妻あるいは夫は、このような打撃に耐えられず、離婚したケースも少なくない。

7、監視し、尾行する

  監視し、尾行することは中国共産党のよく使う方法であり、多くの法輪功学習者が経験したことである。一部の学習者は自分が尾行、監視されているのを知っており、一部の学習者はずっと知らないまま、最後に連行されて知る始末である。2016年度上半期の報道の中で、16人が尾行、監視されていた。中国共産党がこのような節度のない悪事を働く中で、ひそかに尾行から白昼の包囲へと進展した。海南省瓊海市の学習者の王花栄さんは、6~7日間、断水され停電をされて包囲された。

8、状況が不明のもの

  嫌がらせを受けた延べ1939人の中に、状況が不明なものは延べ1651人で、総計の85.15%を占めている。嫌がらせを受けた大多数の法輪功学習者は、迫害の原因が不明で、一つは、中国共産党が学習者を迫害する時に直接原因を教えてくれない。二つは、中国共産党が情報を封鎖し、学習者を監視するため、他の学習者は直ちに情報を得て明慧ネットで報道することができないためである。

(2)強制的に連行する

 真・善・忍を守る法輪功学習者に対して、警官は暴力的な方法で、法律を盾にとり強制連行し、犯罪者扱いして尋問を行う。これは公務を履行するのではなく、不当な連行のやり方で、強権的に執行する犯罪である。しかし、すべての拘禁している迫害は、連行することから始まり、重複して統計しないように、連行した当日に帰宅、あるいは統計時点までに、留置所、留置場、洗脳班へ送られていない案件だけを統計した。現在まで強制的に連行され、まとめられているのは延べ2231人である。

  法輪功学習者が強制連行される時に受けた迫害および家族に対してもたらした傷害は、嫌がらせより勝るとも劣らず、紙面の関係でここでは一々述べないことにした。

(3)不当に拘禁する

  法律の角度で見ると、拘留は治安拘留、行政拘留と刑事拘留に分けられる。どちらにしても、法輪功学習者に対してすべて適応できず、合法ではない。これらの行政管理条例と法律手段は、違法行為および他人と社会に危害を及ぼした行為だけに適応している。学習者はこのような人ではなく、ただ自分の健康のために功法を学び、精神的な信仰を堅持しているだけである。憲法では「信仰の自由」が認められており、従がって学習者は無罪である。私達は以下の資料の中から、中国共産党の法律を執行する機関が、どのようにして法を犯したかが見て取れる。

表3:2016年度上半期における法輪功学習者が不当に拘禁された状況の統計表

         行  政  拘  留

      刑  事  拘  留

 地 区 

 不 詳 

 15 日以内  

拘禁期間超え

拘留所拒否

 洗脳班へ   

留置 へ

 不 詳 

37日以内

拘禁期間超え

留置場拒否

洗脳班へ

 安 徽

    6

    11 

        0

  1

  0

  4

  29

  7

   0

  0

  0

 北 京

  16

   9

   0

  5 

  4

  0

  79

   11

   4

  5

  0

 福 建

    3

   0

   0  

  0

  0

  0

    2

  0

   0

  0

  0

 甘 粛

    8  

   8

   1

  0

  0

  0

  18

  1

   2  

  0

  0

 広 東

  19

    13

   0

  1

  0

  0

  43

  5

   6

  0

  0

 広 西

    0

   2

   0

  0  

  0

  0

    8

  2

   0

  0

  0

 貴 州

    3

      17   

   0

  0

  0

  0

  18

  9

   2

  0

  0

 海 南

    0

   0

   0

  0

  0

  0

    1

  0

   1

  0

  0

 河 北

  89

         39 

   0

  1

  0

  1

  81

  9

   0

  6

  0

 河 南

  31

    13

   0

  2

  0

  1

  95

  4  

   9

  0

  0

 黒龍江

  44

    58

   0

  5

  0

  5

   195

   20

   1

  1

  1

 湖 北

  31

    25

   0

  1

  2

  3

  43

   10

   2

  4

  0

 湖 南

  18

       27

      0

  0

  0

  2

  24

  0

   0

  0

  0

 吉 林

  67

         60

      0  

  1

  0

  0

  64

  6

   2

  6

  0

 江 蘇

  16

        6 

   0

  0

  0    

  0

  42

  3

   4

  4

  0

 江 西

    7

     9

   0

  1

  0

  0

  36

  0

   4

  0

  0

 遼 寧

  47

      27

   0

  1

  1

  5

   147

   18

   6

  8

  0

 モンゴル 

    3

   10

   0

  0

  0

  2

  19

  0

   0

  0

  0

 寧 夏

    2

     0

   0  

  0 

  0  

  0

  10

  1

   0

  0

  0

 青 海

    0  

     0  

   0

  0

  0

  0

    0

  0

   1

  0

  0

 山 東

   137

    194

   1

   14

  0

  8

   228

   51

    10

   14

  0

 山 西

    8

     8

   0

  0

  0

  0

  34

  0

   0

  0

  0

 陝 西

    5

   1

   0

  0

  0

       0

  58

  8

   2

  2

  0

 上 海

    3

   5

   3

  0

  3

       1

  13

  6

   1

  0

  1

 四 川

     10

    15

   0

  1

  0

  1

  62

   10

   5

  1

  1

 天 津

    3

   6

   0

  0

  0

  0

  50

  5

   1

  0

  0

 チベット

       0

   5

   0

  0

  0

  0

    5

  0

   0

  0

  0

 新 疆

    1   

   3

   0

  0

  0

  2

  19

  0

   0

  0

  0

 雲 南

    4

   0

   0

  0

  0

  0

  15

  0

   0

  0

  0

 浙 江

  16

   0

   0

  0

  0

  2

    8

  1

   0

  0

  0

 重 慶

    2

    12

   0

  0

  1  

  0

    2

  2

   4

  1

  0

 カナダ

    0

   0

   0

  0

  0

  0

    1

  0

   0

  0

  0

 小 計

   599

  583

   5

   34

   11

   37

 1478 

 189

    67

   52

  3

 総 計

          1222

   11

   37

              1786

  3

1、不当に行政拘留をする

 行政拘留の条例に定めてあるように、行政拘留は普通15日間を超えてわならず、最大限でも15日間の規定がある。いかなる拘留も、警察側が容疑者を確定して拘留した後、家族に知らせなければならず、これは必ず履行されなければならない法的手続きである。

 今年度上半期に不当に拘留された1222人の法輪功学習者の中で、599人がネット上で報道する前に拘留期限をはっきり知らず、総人数の49%を占めている。583人はそれぞれ3日間、5日間、7日間、10日間、15日間などの具体的な迫害期限が分かっているものは、わずか総人数の47.7%だ。例をあげると5人の学習者は拘留期限になっても釈放されず引き続き拘禁され、これは法律執行人員の違法行為である。48人は期限になっても釈放されず、11人は洗脳班へ移送され、37人は留置場に送られ引き続き迫害されている。34人は高齢あるいは体調不良が原因で、拘留所に断られたために帰宅した。

2、不当な刑事拘留

 刑事訴訟法の中に「刑事拘留は最大37日間である。拘留後24時間以内に家族に知らせる」と定めている。

 中国共産党の留置場は法律に従わず、思うままに決めている。多くの家族は長時間経っても、自分の身内がどこに拘禁されているのかさえ知らない。その原因で、刑事拘留されている延べ1786人中、1478人は拘留の期限さえ不明で、総人数の82.75%を占める。189人の拘留期限が37日以内で、総人数の10.58%を占める。統計している間にすでに67人が期限を超え、その中の3人は洗脳班へ移送され、52人が高血圧などの病症で留置場に拒否され帰宅した。

(4)家財を押収する

 表1に示したように、嫌がらせをされ、強制連行され、不当な拘禁をされている延べ7178人の中には、少なくとも延べ1234人が家財を押収され、ゆすり取られた。警官は各種の方法でドアを開けるように騙し、入室の後に家財を押収する。警官は法輪功の書籍、資料、コンピューター、プリンター、書き込み用ドライブ、消耗品、法輪功の創始者の写真だけを押収するのではなく、現金、預金通帳までも持ち去り、場合によっては車数台分の物品を押収し、家の中の物品を根こそぎ略奪している。更に邪悪なのは、ゆすり取ることである。例えば、河北省臨ショウ県国保大隊の副大隊長の劉亮は、数人の青年者を連れて至る所に行き、江沢民を告訴した法輪功学習者に対して嫌がらせをし、家に侵入して思う存分捜索し、同時に金品を出すように恐喝し、口を開ければ5~6万元を支払うように脅し、支払わなければ拘禁、拘留させる。現在まで数人の学習者から金銭をゆすり取った。

(5)2016年度上半期と2015年度の同時期を比較した迫害状況の統計

表4:2016年度上半期と2015年度の同時期を比較した迫害状況の統計表

       省   市    

    2016年1~6月   

  2015年1~6月  

  差   額  

     安   徽

          73

         30

   43

     北   京

        266

     166

    100

     福   建

       14

         2

   12

     甘   粛

          95

       44

   51

     広   東

      246

     109

    137

     広   西

           17

       18

       -1

     貴   州

      100  

       30

      70

     海   南

          7

       2

     5

     河   北

      758

      237

    521

     河   南

      309  

        87

       222

     黒 龍 江

      535

      225

     310

     湖   北

      240

      198

    42

     湖   南

      128

        73

    55

     吉   林

      444

      218

     226

     江   蘇

      181

       118

    63

     江   西

      162

         77

    85

     遼   寧

      592

          300

     292

     モ  ン  ゴ ル

        96

         37

       59

     寧   夏  

        29

         13

    16

     青   海

       1

        0

      1

     山   東

       1687

       454

   1233

     山   西

         122

         52

     70

     陝   西

         162

         13

   149

     上   海

        53

         36

     17

     四   川

      335

       152

   183

     天   津

      159

         70

     89

     新   疆

       47

      44

       3

     雲   南

       80

         47

     33

     浙   江

       51

      27

     24

     重   慶

      177

      85

     92

     チ  ベ  ッ  ト

       10

        0

     10

     カ ナ ダ

       1

        0

       1

     マレーシア

       1

        0

       1

     総   計

      7178

     2964

         4214

 

图3:2016年上半年和2015年同期及下半年法轮功学员遭迫害人次对比
図3:2016年度上半期と2015年度同時期および下半期に法輪功学習者が迫害された状況の比較表

  表4と図3の示している通り、2015年1~6月に迫害された人数は延べ2964人で、2016年1~6月の間延べ7178人で、昨年同時期に比べて2.42倍に増加した。

 中国の22省(台湾除く)、4つの直轄市、5つの自治区、計31の行政地域では、2016年度上半期に、すべての法輪功学習者に対しての迫害が発生した。その外、マレーシアとカナダの華僑が内陸で迫害を受けた。去年チベット自治区では迫害はなかった。

 法輪功学習者に対して迫害を強めた主要な原因は、昨年5月に中国最高裁判所、検察院が「告訴があれば必ず受理し、立案調査しなければならない」の条例を下達した。1~4月に「江沢民の告訴」の迫害がなく、5~6月の間に江沢民を告訴する大潮が始まった段階で、関連する迫害も比較的少なく、7~12月が迫害の最もひどい時期で、一部の統計によると半年間で延べ16131人の迫害が発生した。

 今年度上半期と昨年の下半期を比較すると、法輪功学習者に対する迫害は44.5%下がった。これは江グループの邪悪な勢いが、すでに弱まっていることがわかる。

(続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/8/13/331923.html )
 
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