明慧報告|230人の法輪功学習者が7~8月にかけて不当判決を(写真)
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 【明慧日本2016年10月1日】明慧ネットの統計によると、中国共産党の裁判所は今年の7~8月の間に230人の法輪功学習者に対して不当な判決を下した。中には80代の老人が4人含まれおり、最年長は山東省泰安市の81歳の漢方医・朱家賢さんである。1月から8月の累計では703人が判決を下された。その中で元凶の江沢民を告訴したことが原因で不当な判決を受けたのは28人、法廷は18人の法輪功学習者から17万9千元の現金を搾取した。

2016年1~8月の間に中国の法輪功学習者703人が不当な判決を下された

2016年1~8月中国大陆703名法轮功学员被非法判刑

 中国共産党と江沢民は「真・善・忍」を守る罪のない人を刑務所に拘禁した。

 25の省、自治区、直轄市の法輪功学習者が不当な判決を受けた。その中で不当に判決された人数が最も多いのは遼寧省31人、吉林省20人、山東省19人、安徽省19人、黒龍江省18人、湖南省14人、天津市12人、河南省10人、江蘇省10人であった。

 北京市14人、安徽省亳州市14人、瀋陽市13人、ハルビン市11人の法輪功学習者が不当な判決を受けた。

2016年7~8月中国大陆法轮功学员被非法判刑人数按地区分布

2016年7~8月不当な判決をされた中国の法輪功学習者の人数地域別分類表

 山東省済南市の法輪功学習者・李健美さんは、9年の重刑を下された。湖北省随州広水地税局の陳全竜さんは、3年の刑罰を言い渡された。湖北省の教師・張敏さんは、8年の判決を下された。重慶市の女性技師・徐開華さんは、4年2カ月の不当な判決を科された。黒龍江省建三江の教師・蒋欣波さんは、弁護士に依頼して建三江青龍山洗脳班の犯罪を告訴したため、3年の懲役を宣告され、3万元の支払いを命じられた。

 雲南省賓川県の石建偉さん、肖竹さん夫妻は、江沢民を告訴したことが原因で、それぞれ6年6カ月と5年の判決を下された。陝西省宝鶏の馮暁萍さん、湖南省岳陽の教師・鄒穏玉さん、天津市の清華大学卒業生・李文因さんは、江沢民を告訴したためそれぞれ3年の判決を下された。吉林省吉林市の白鶴さんも、江沢民を告訴したことが原因で、3年6カ月の判決を下された。

'黑龙江建三江前进农场中学教师蒋欣波控告建三江青龙山洗脑班的罪恶,被冤判三年,勒索罚金三万。'
法輪功学習者の蒋欣波さん

 黒龍江省建三江前進農場の中学校教師・蒋欣波さんは、弁護士に依頼して建三江青龍山洗脳班の犯罪を告訴したため、3年の懲役を宣告され、3万元をゆすり取られた。

 

  中国共産党は、真相を覆い隠すためにインターネットを封鎖している。したがって本文の統計の数字は、皆一部である。

7~8月、中国共産党の裁判所に判決を下された法輪功学習者の分布と順位表

 地 域  

 判刑人数 

 順 位 

 地 域 

 判刑人数 

 順 位 

 遼 寧 

   31

  1

 広 東

   6

  11

 吉 林

   20

  2

 河 北

   5

  12

 山 東

   19

  3 

 浙 江

   5

  12

 安 徽

   19

  3

 福 建

   4

  13

 黒龍江

   18

  4

 上 海

   3

  14

 北 京

   14

  5

 重 刑

   3

  14

 湖 南

   14

  5

 江 西

   3

  14

 天 津

   12

  6

 甘 粛

   3

  14

 河 南

   10

  7  

 陝 西

   3

  14

 江 蘇

   10

  8

 山 西

   2

  15

 新 疆 

     9

  9

 雲 南

   2

  15

 湖 北

     7

   10

 寧 夏

   1

  16

 四 川

     7

   10

 合 計

  230人

 

 一、江沢民を告訴したため報復に遭い、28人の法輪功学習者が判決を受けた

 明慧ネットの統計によると、7~8月の間に28人の法輪功学習者は、最高検察院と最高裁判所に江沢民の法輪功への迫害を告訴したため、報復性迫害に遭い、不当な判決をされた。刑期が最も長いのは、雲南省賓川県の石建偉さん、肖竹さんの夫妻で、それぞれ6年6カ月と5年の判決を下された。

 1  江沢民と洗脳班を告発した石孟昌さんは、2年6カ月の判決を下された

'石孟昌'
法輪功学習者の石孟昌さん

 黒龍江省建三江に在住の石孟昌さんは、弁護士に依頼して江沢民を告訴し、青龍山洗脳班の犯罪を告発したため、昨年12月に連行された。今年8月11日、石孟昌さんは2年6カ月の判決を下され、2万元の支払いを命じられた。石孟昌さんは法廷の場で上訴の意を表明した。

 石孟昌さんは、黒龍江省「建三江案」の被害者の一人の石孟文さんの兄で、「建三江事件」(2014年に建三江の公安・検察・裁判所が結託して行われた違法な一連の裁判。当事者の命の保障が得られず、弁護士の身の安全も脅されていた事件)の青龍山洗脳班に拘禁され、拷問された当事者の1人でもある。弟の石孟文さんは兄の石孟昌さんを救援しようとしたため3年の判決を下され、今なお刑務所に拘禁されている。石孟昌の妻、息子は昨年12月に一緒に連行された。

 昨年10月28日、「建三江案」の中で連行された法輪功学習者の石孟文さん、王燕欣さん、李桂芳さん、孟繁茘さんの家族と親友が、連名して江沢民を告訴するための訴状、青龍山洗脳班に対する刑事告訴状および迫害された法輪功学習者が自ら述べたDVDを、黒龍江省検察、黒龍江省高等裁判所、黒龍江省人民代表大会などの部門に手渡した。この挙動に対して、中国共産党の政法委および610弁公室はすぐ反応し、黒龍江省公安庁を指示し、「10.28特別調査グループ」を成立した。黒龍江省人民代表大会の主任、省書記の王憲魁は、わざわざ現地のジャムス市に行き、その時期にジャムス公安局は毎日会議をしていた。

 昨年12月24日、石孟昌さん、韓淑娟さんの夫妻は、親族の家で建三江農墾公安局の警官にドアをこじ開けられ連行された。

 7月13日午前9時、建三江裁判所は石孟昌さんに対して裁判を行った。石孟昌さんは法廷で自分が受けた拷問を実演し、「私が洗脳班主任の房躍春と江沢民を告訴することは間違っていますか?」と聞いたところ、検察官と裁判官は答えなかった。石孟昌さんの弁護士は法廷で「私の依頼人は受けた迫害に対して、司法部門に告訴する権利があり無罪です」と無実を主張した。

 石孟昌さんの妻の韓淑娟さんは、2年の判決を下され、執行猶予4年、1万元の支払いを命じられた

 2 江沢民を告訴した退役軍人幹部が不当判決された

 吉林市の法輪功学習者で退役軍人元幹部の白鶴さんは、昨年5月に国家司法機関の「告訴があれば必ず受理し、立案調査しなければならない」という新しい政策に基づいて、実名で自分が受けた迫害の元凶である江沢民に対して最高検察院に告訴した。同年7月23日に吉林市の警官に連行され、留置場に拘禁されてからすでに1年余り経っている。

 司法部門は白鶴さんの案件を何度も迂回させ、罪名を捏造し、故意に代理弁護士を困らせ、最後には家族と弁護士に知らせず秘密裏に裁判を行った。

'白鹤'
法輪功学習者で退役軍人元幹部の白鶴さん

 8月12日、白鶴さんの弁護士は留置場で白鶴さんと面会した際、6月1日にすでに秘密裁判が行われ、8月5日に裁判所は3年6カ月の判決を宣告していたことを知った。白鶴さんはそれを認めず中級裁判所に上訴した。

 豊満裁判所の白鶴さんに対する『刑事判決文』の中には曖昧な用語が使われている。「告訴状」の中には明確に「被告人:江沢民」と書いているが、豊満裁判所の『刑事判決文』では「元国家指導者を告訴」とごまかし、法輪功を迫害する元凶の江沢民を隠した。また、裁判所は白鶴さんの告訴状を「法輪功の違法宣伝」と指摘した。中国共産党は法輪功を17年間にわたって迫害し続け、告訴状に書いていることが事実であることは中国の民衆は誰もが知っている。

 白鶴さんの弁護士は豊満裁判所の『刑事判決文』を見て、「白鶴さんに対する不当な裁判は、実質上の迫害です」と言った。

 3 雲南省賓川県の石建偉さん、肖竹さんは不当判決された

 昨年10月16日、法輪功学習者・石建偉さん、肖竹さん夫婦は、法律に基づいて江沢民を告訴したため、賓川県国保大隊の警官に連行された。今年8月5日、弁護士は祥雲裁判所からの石さんと肖さん2人宛の判決文を受け取った。石さんと肖さんにそれぞれ6年6カ月と5年の判決を下した。現在、夫婦は無罪を主張し、上訴を求めている。

 今年6月23日、祥雲県裁判所で裁判が行われた。石さんは公安局の地下室で大隊長の楊瑜の指図の下で10数人の警官に3度殴られ、腕を反対にねじられ、いきなり腰を膝で突かれ、腹部を足で突然蹴られ、頭部を踏みつけられたことを法廷で述べた。楊瑜はその場で「私がお前を殴ったのを誰か見たのか?」と言い返した。肖さんは、警官が娘の身の安全を用いて脅迫し、拷問で自白を強要したことなどを暴き出した。夫婦の2人は法輪功を学ぶことは無罪であることを主張している。

 裁判の最後に肖さんは、自分が法輪功を学んでから受益したことを話し、「法輪功は社会全体に対しても有益であり、人々が皆法輪功を学べば、社会の道徳が快復するに違いありません」と述べた。

 石さんは自分が17年間法輪功を学んで、健康を得て、心の昇華、法輪功の素晴らしさ、法輪功創始者の慈悲および世界中で100ヵ国以上の国の人々が法輪功を学んでいることを話した。石さんは「法廷はもともと神聖な場所で、裁判官と検察官は元来高尚な職業です。しかし今、潔白で無実の法輪功学習者を裁判しており、正義はどこにありますか?」と指摘した。

 最後に石さんは「家族の支持と理解に感謝し、特に弁護士の弁護に感謝し、あなた達の正しい行いは今後歴史に記録されるでしょう」と言った。

 二 中国共産党は弁護士が弁護することを阻止している

 『憲法』の中では「国民は信仰の自由、言論の自由の権利がある」と定られている。中国共産党が法輪功を迫害することは完全な違法行為であり、そのため弁護士の法輪功への声援と弁護に対して大変恐れており、手を尽くして弁護士の弁護を阻止しようとしている。

 1 大連西岡司法局が弁護士に法輪功案件を受理しないように脅迫

 大連市司法局と弁護士協会が長期にわたって弁護士業界を抑圧し、大連地区の弁護士に法輪功案件を受理させないようにしている。

 大連市嶺岩弁護士事務所の王立盛、呂楠、楊華弁護士は、留置場で法輪功学習者・盛傑さん、王闖さん、王弘さんと面会したため、嶺岩弁護士事務所は当局に1万元の罰金の支払いを命じられた。そして、西岡司法局は王立盛、呂楠、楊華弁護士の3人に、法輪功案件を受理しないという保証書を書くよう脅迫した。

 大連市旅順の法輪功学習者・盛傑さんは、6月28日の朝6時頃、家の中に進入した警官に連行された。砂河口区の法輪功学習者・王闖さんは、6月28日に幸福派出所の警官に連行され、7月20日に不当な逮捕許可が出された。同じく砂河口区の法輪功学習者の王弘さんは、6月28日に星海派出所の警官に連行され、7月21日に不当な逮捕許可が出された。

 2 吉林市裁判所は弁護士の権利を侵害し、法の執行者が法を犯す

 吉林市の公安・検察・裁判所部門は、数年来吉林市610弁公室のコントロールの下で、弁護士の法輪功学習者ための弁護を許さず、極力妨害している。公然と各種の手段を尽くして法輪功学習者が弁護士に依頼することを阻止し、家族に「他の地域の弁護士に依頼するな」「他の地域の弁護士には対応しない」「受付しない、時間がない」「必ず対応しなければいけないという決まりがどこに書いてあるのか?」「手続きの受付時、上からの許可が必要」等々と阻止する。また、弁護士の話を聞かず、更に弁護士と家族に手を出した。弁護士が出した書簡は、「宛先の該当者はいない」と戻される。

 従って、吉林市裁判所は2013年から、法輪功学習者の弁護士からの訴訟手続きに対して、各種の口実で逃げたり、断ったりして、故意に弁護士を困らせて受付けない。

 3 裁判官「法輪功学習者のための弁護をするな、弁護すればするほど重刑を下す」

 今年8月3日、遼寧省丹東市の元宝区裁判所は、法輪功学習者・宋桂香さんに対して3年6カ月の判決を下した。宋さんはすでに法律に基づいて上訴した。

 宋さんは今年4月11日午後、街で歩いていた時に警官に連行された。その後、数人の警官は宋さんの家に行き、『轉法輪』2冊、煉功用のMP3、カレンダー、書画がすべて押収された。宋さんは丹東留置場に送られ、今なお拘禁されている。

 その期間中、宋さんの80数歳の父親と家族は、何度も派出所、検察、裁判所を回り、連行と拘禁することは違法であり、法律に基づいて公正に対応するように求めた。

 宋さんの弁護士が裁判所でこの案件を調べた時、裁判官の馬述和は「一、法輪功学習者のために弁護をするな。弁護をすればするほど重刑を下す。二、法輪功問題に関わる弁護もできない、もし弁護すれば法廷の木槌を叩く、1回の弁護につき1回叩く、3回以上叩いたら弁護士を法廷から追い払う」と弁護士に警告した。

 今年7月7日、元宝区裁判所は宋さんに対して裁判を行った。弁護士は裁判官の妨害を恐れず、依然として根拠のある弁護をした。

 4 政法委「弁護士は当事者と面会する時には、中央の紹介状が必要」

 明慧ネット2016年7月5日の報道によると、昨年6月、遼寧省新賓県の鄧玉清さんなど7人は、通化県三カ楡樹鎮へ江沢民を告訴する告訴状を郵送した際、現地派出所の警官に連行され、通化市留置場に拘禁された。

 昨年5月1日、中国政府は「告訴があれば必ず受理し、立案調査しなければならない」との政策を発表した。法輪功学習者はこの政策に基づいて、中国の最高検察院、最高裁判所に江沢民の告訴状を提出したため、江沢民勢力の報復に遭った。

 鄧玉清さん、張富春さん、張国友さん、エン広玲さんは不当判決を下され、他の3人は保証人を立て尋問を待っている。

 今年6月、鄧さんの家族は正義を取り戻すため通化県政法委を尋ねた。鄧さんの弁護士は留置場に行き、面会を求めたができず、通化県政法委が許さないという。

 鄧さんの家族は通化県政法委に電話したところ、電話の応対者は「面会させることができない、中央の命令だ、面会したければ中央の紹介状が必要だ」と答えた。

 三 610弁公室が裏でコントロールし、裁判官は傀儡になっている

 中国共産党の法廷が法輪功学習者に対する判決は、100パーセント政法委と610弁公室の命令で、迫害に参与した中国共産党公安・検察・裁判所の職員は、すべて名利のための傀儡(註釈:かいらいとは、操り人形)となっている。

 1  610弁公室は裏で操縦し、鄒穏玉さん、胡衛栄さんに3年の判決

 湖南省平江県の法輪功学習者・鄒穏玉さん、胡衛栄さんは、610弁公室の裏でのコントロールの下で、3年の不当判決を下された。

 8月17日、市政法委の割り当ての通り、平江県裁判所は岳陽市雲渓区裁判所と臨湘市裁判所の場所を借りて、鄒穏玉さん、胡衛栄さん、楊道文さんの3人に対して裁判を行った。

 法廷での裁判はただ形式的なもので、裁判官は弁護士の根拠のある正義の弁護と家族の抗議をまったく無視し、江沢民を告訴する告訴状を犯罪証拠として扱い、最後に事前に準備した「裁判」の結果を読み上げ、その場で胡衛栄さんと鄒穏玉さんに対して3年の判決を下した。

 61歳の鄒穏玉さんは、2002年に湖南省株洲白馬リュウ労働教養所で迫害され、両眼とも失明し、下半身不随になった。平江県の胡衛栄さんは、かつて20回連行されたことがある。楊道文さんは昨年9月17日、自宅で警官に連行され、すぐに洗脳班と留置場に拘禁された。期間中、洗脳班職員に殴られて耳の鼓膜が破裂した。楊さんの家族は迫害の原因を問い詰めたところ、「楊さんのパソコンに告訴状のデータがある、江沢民を告訴することは許さない」と答えた。

 これらの不当裁判から、610弁公室組織が政府を凌駕(註釈:りょうがとは、他をしのいでその上にでること)し、司法を左右し、公正な裁判を妨害する悪行が見て取れる。これらの機関の強大な敵に向かっているような配置から、酷く怖れているという心理状態を見抜くことができる。

 2 瀋陽市の司法部門は李宏偉さんに対して、4年6カ月の判決を下した

'李宏伟'
法輪功学習者の李宏偉さん

 8月3日、瀋陽市渾南区裁判所は法輪功学習者・李宏偉さんに対して、4年6カ月の判決を下すと同時に、1万元の支払いを命じた。警官に連行された後に家財が押収され、裁判所が判決を下すまで2カ月も経たなかった。

 8月3日午前、瀋陽市渾南区裁判所で李さんに対する裁判が行われ、1時間以内に速やかに終わらせた。李さんの体はとても衰弱し、法廷で自分の無罪を主張し、法輪功を学んで心身が受益したことを語っている途中、裁判官に断ち切られた。

 李さんは長年法輪功を学び、多くの病気が自然に治り、性格も穏やかで謙虚になった。数年来、中国共産党の江沢民グループが嘘の宣伝を流して、法輪功を中傷している中で李さんは、自分は尚更法輪功の素晴らしさと迫害される真相を人々に伝える義務があると感じている。

 今年6月26日、李さんは瀋陽市渾南区で法輪功の真相資料を貼っていた時に警官に連行された。27日の午前、警官は李さんの住所に行き、家財を押収して李さんを滅多打ちにした。シーツ、掛け布団に血痕が残された。

 警官の暴力に対して、李さんは告訴しようと考えた。警官は真相を覆い隠すため、李さんを渾南留置場まで連行し、引き続き迫害を加えた。期間中、李さんは渾南区中心病院に送られ無理やり灌食された。病院で李さんは「法輪大法は素晴らしい」と叫んだため、2人の警官にビンタされ滅多打ちされた。

 末期癌を患っている李さんの母親は、「私の息子は最も良い人で、息子に会えなければ、私は余命を投げて陳情に行く!」と言った。

 3 「裁判官」は嘘をつき、遼寧省葫芦島市の張継紅さんは秘密裏に判決された

 明慧ネット2016年7月4日の報道によると、今年6月30日、張継紅さんは綏中県裁判所に2年の不当判決を下され、5千元の罰金をゆすり取られた。7月1日に張さんの弁護士が裁判官の関樹森に電話した時には、関は「まだ判決されていない」と嘘をついた。弁護士は張さんに会った時に判決の結果を知った。その後、張さんの弁護士は綏中裁判所に上訴状を手渡した。

 張さんの案件の資料は、番号さえなく、判決文を見渡しても、法律的な公正さのかけらも見えなかった。

 結果を聞いた張さんの家族は、思いがけない結界に失望を感じた。罪のない人が判決されたことを理解できず、更に番号さえなく抜け穴だらけな訴訟事件に、なぜ判決が下りたのかどうしても理解できなかった。

 4 何愛雲さんは天津の女子刑務所に拘禁された

 明慧ネット2016年8月15日の報道によると、天津市の法輪功学習者・何愛雲さんは、8月10日に天津の女子刑務所に拘禁された。何さんは5月27日、河西裁判所に3年の不当判決を下された。法廷の場で何さんは上訴の意を表明した。しかし、天津裁判所は何さんの家族に何も知らせなかった。

 天津市第2中級裁判所は上訴を受理したが、ただ形式的に簡単に話を聞いて、すぐ上訴を却下した。何さんの家族と親友は多方面から情報を収集し、後になってようやく判決のことを知った。

'何爱云'
法輪功学習者の何愛雲さん

 何さんは若い時には家が経済的に困窮していたが、何さんの努力によって事業を成功し、天津市の商業界で知名度が高いところまでになった。

酷刑演示:抻铐
拷問の実演:両腕を伸ばして手錠をかける

 何さんは過去何回も迫害された。天津市第一留置場で、足かせと手錠を付けられ、上着の襟は引き裂かれた。真冬にプラスチックのスリッパを履かせていた。警官の指示に従わないため、死刑犯の足かせをつけられ、両腕を伸ばされ2段ベッドに手錠をはめられ、立ち上がれず、座ることもできず、苦しい姿勢で38時間も拷問が続けられた。この拷問で、体を下ろした時、何さんはすでに意識不明になっていた。

 四 裁判後に暴力を振るわれ楊鳳桃さんは、司法警察を告訴

 今年7月5日、広東省掲陽市の普寧裁判所は、法輪功学習者の楊鳳桃さんに対して2回目の裁判を行った。裁判後、53歳の楊さんは司法警察にひどく殴られ意識不明になり、右目、頭部、頸椎、腕などの多くの箇所を負傷した。

'杨凤桃被迫害前'
迫害前の法輪功学習者の楊鳳桃さん

 聞くところによると7月5日、裁判が終わった後に、楊さんは検察官と裁判官に「邪教組織とは何ですか?」と聞いたが、検察官と裁判官は無視した。その時、男女の司法警官が数人来て、楊さんを押さえつけて法廷の外に引きずり、力いっぱい2メートル以上も投げた。ある警官は拳で楊さんを殴り、楊さんの右目を負傷させた。もう1人の警官は楊さんの髪を掴んで全身を持ち上げ、手錠をはめてパトカーまで引っ張った。暴力を働いた警官は楊さんの後頭部を拳で直撃したため、楊さんは意識を失って倒れた。目が覚めた時、暴力を振るった警官に「あなたはどうしてこんなに残忍なのですか?」と聞くと、警官は憎々しげに「また蹴ってやろうか」と言った。楊さんはその警官の番号448769が見えたので、覚えた。

 楊さんは暴力を振るった警官を検察に告訴した。告訴状の中にはこう書いている。「1人の司法警察官として、このように法律を無視し、残酷に無抵抗の病気の女性に対して暴力を働き、ごろつきと何の区別があるのでしょうか? 誰がこの警察官にこのような大きな権利と大胆さを与えたのですか? 誰がこのような暴力行為を放任しているのですか?」。

 楊さんの夫はすでに普寧市検察、普寧市裁判所に警官448769を告訴した。現在、普寧市裁判所、検察側はいまだ反応していない。

 楊さんは民衆に法輪功の真相を伝えたため、昨年10月13日に普寧市の警官に連行され、当日の夜、普寧市留置場に連行された。

 五 弁護士は裁判官に警告「江沢民の拳銃にならないように」

 今年8月26日、河南省南陽市宛城区裁判所は、70歳の法輪功学習者・梁雲英さんに対して裁判を行った。

 梁さんは法輪功を学んでいるため、何度も拘禁され、洗脳班・留置所・留置場・労働教養所・刑務所で残虐な迫害を受けた。 今年2月18日、梁さんは民衆に法輪功の真相を伝えた時に、再度警官に連行された。

 法廷で検察官は、梁さんは法輪功を宣伝し、そして家の中から法輪功の書籍と真相資料が見つかったため、厳しく判決を求めた。

 江西省の郭弁護士と河南省の李弁護士は、梁さんの弁護をして無罪を主張した。弁護士は「江沢民の法輪功を中傷した言葉は法律ではない。法輪功の資料を持つことは合法的で、法輪功を宣伝することも違法ではなく、信仰、人権の範囲内に属する」と述べた。

 郭弁護士は裁判官に「公平に法を執行し、江沢民の拳銃にならないように」と勧めた。陪審員はずっとうなずいており、検察官は弁護に対して異議がなかった。裁判官は法廷で判決をせず、協議した後にまた結果を出すという。

 六 中国政府の上層部では、法輪功への迫害に賛同しない声が絶えない

 明慧ネットの報道によると、江沢民が中国政府の名義で法輪功への迫害を実施したが、客観的に言えば、中国政府の内部に、法輪功への迫害に反対する高官が多くいる。例えば、当時の中国共産党政治局内7人の常務委員がおり、江沢民以外の李鵬、朱镕基、李瑞環、尉健行、胡錦涛、李嵐清6人の常務委員は、すべて迫害に反対した。その後、党・政・軍の権力を握っている江沢民は、高圧と嘘の情報を作り上げ、他の高官を騙して脅迫し、1999年7月に強行して法輪功への迫害を発動した。

 全国人民代表大会の元委員長・喬石は、江沢民が法輪功を迫害することに対して、ずっと強く反対した。喬石は昨年6月に亡くなる前に、「自分は法輪功の名誉回復する日を見ることができないが、『法輪功は国と国民に対して百利があり一害もなし』という態度は変わらない。そして、自分の告別式に江沢民を参加させないように」と言い残し、自分の意をはっきりとここで表明した。

 当時の国務院総理の朱镕基は、法輪功学習者の「4・25」平和的な陳情に対して適切に対応したことで、国内外で評価が高まったと言った。

 胡錦涛は妻を通して、清華大学の同級生である法輪功学習者に挨拶を伝えた。江沢民は全国に610弁公室を増築した時、胡錦涛は支出が大き過ぎたため、異なる意見を表明した際に、江沢民の叱責を受けた。

 2003年3月の全国第九届政協第5回大会で、政協主席の李瑞環は自ら報告せず、副主席の李貴鮮が代わりに報告した。なぜなら、江沢民が全国政治協商会議の報告書の中で、無理やりに法輪功を批判する文字を加えたため、李瑞環は大会上での発言を拒否した。

 国務院の元総理・温家宝は、任期内に何度も法輪功の名誉回復について言及した。特に2012年に中央政治局が薄煕来の問題について常務委員会を開いた時、温家宝は薄煕来の事件を処理すると同時に、法輪功の問題を解決しようと提案したが、周永康の強烈な反対を受けた。

 その他、江蘇省委員会の元書記・陳煥友のような省部級高官は、法輪功の迫害に対して違う意見を持っている。

 ここ数年来、江沢民グループの要員は、次から次へと汚職などの罪名で落馬し、刑務所に入った。このような政府高官からの力は、もしかすると天意を受けて、その通りにするかも知れない。迫害する者が弱まってきていることを、人々が目にしている。江沢民が発動した法輪功を迫害する運動は、現在すでに続けられなくなっている事が見て取れる。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/9/8/334120.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/9/14/158790.html)
 
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