【明慧日本2016年9月1日】中国・遼寧省瀋陽市渾南区裁判所は、最近、法輪功学習者・李宏偉さん(53歳)に懲役4年6カ月の不当な判決を宣告した。同時に、罰金1万元(およそ16万円)を強要した。
8月3日午前、区裁判所は李さんに対して不当な裁判を行った。裁判は1時間足らずで形式的に終わった。李さんは当時、極めて衰弱して痩せこけていた。法廷で、法輪功を学ぶことは無罪であり、自ら心身ともに恩恵を受けた体験を述べたが、途中、裁判員が制止した。
李さんは以前、糖尿病、脂肪肝など多種の病気を患っていた。法輪功を学んでから、性格も穏やかになり、病気も完治した。長年の中国共産党による法輪功への誹謗中傷に対して、李さんは自らの経験と法輪功が不法に迫害を受けている真相をふるさとの人々に伝える義務を感じた。
今年6月26日、李さんは渾南区で法輪功の資料を張り付けていた時、区公安局支局の五三派出所の警官に身柄を拘束された。翌日午前、当派出所の警官は李さんを借家に連れていき、暴行を加えた。家のシーツ、布団カバーにはいまだに血痕が残されている。また、ノートパソコン、液晶ディスプレイ、キーボード、プリンター、法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真、MP3プレイヤー、シーツ2枚、揉み板1つが押収された。
真相を隠すため、五三派出所の警官は「李さんの傷は転倒したためだ」と嘘をついた。李さんは区留置場で拘禁されていた期間、体調が悪く、2回警官に支えながら病院に送られてCT検査を受けた。また、李さんは区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)に罪を認めるよう強いられた。李さんはいわゆる「罪」を認めず、囚人服を着ず、断食をして迫害に抗議した。
先月13日午前9時半、区留置場は運転手1人、警官2人、私服警官3人を乗せたマイクロバスを派遣し、李さんを区中心病院に送り、強制的に灌食した。李さんが「法輪大法は素晴らしい」と叫んだら、警官に暴行を加えられた。
7月26日、区検察院、裁判所は区国保の指示の下、李さんにさらなる迫害を企てた。8月3日午前、区裁判所は李さんに不当な裁判を行った。2週間後、区裁判所は李さんに懲役4年6カ月、罰金1万円の不当な判決を宣告した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)