【明慧日本2016年10月8日】山東省青州市譚坊鎮の法輪功学習者・王義俊さんは青州市留置場に1年あまり拘禁された。今年7月下旬、王さんは不正な裁判を経て、突然3年6カ月の実刑判決を言い渡され、そのわずか2カ月後の9月25日に死亡した。享年65歳。
8月13日、王さんの弁護士が王さんと面会した時、王さんは健康だった。そのため、王さんの死に対して、弁護士も家族も疑問を持っている。
9月25日7時ごろ、家族は突然、留置場側から「王義俊は病院で応急手当を受けている」という電話を受けた。家族が病院に駆けつけると、王さんの姿は見当たらず、医者に尋ねると医者も王さんの行方を知らず、「王さんが運ばれた時、すでに呼吸がなかった」と家族に告げた。
家族があらゆるところを捜したが王さんは見当たらず、警察に電話して助けを求めた。それで、王さんの遺体が火葬場にあるとわかった。
家族はすぐ、火葬場に駆けつけたが、そこには公安局の警官、検察官がいた。彼らは家族に「遺体の火葬を認めるサインをしてから、対面ができる」と話した。家族は、「弁護士が来るのを待ちます」とサインを断った。
弁護士が来ると、警官らは弁護士に「サインをしないと、遺体と面会できないとは言っていない」と、嘘をついた。家族はやっと、王さんの遺体と対面した。王さんの遺体は顔と体の両側、腰より上が紫色になっていて、赤くなっているところもあった。家族は王さんが息ができず、苦しみながら死亡したように感じ取った。家族は司法解剖を希望した。
王さんは昨年9月6日、青州市国保大隊と譚坊鎮派出所の警官に留置場に連行され、江沢民を告訴したという理由で家宅捜索を受け、パソコンやプリンターを押収された。その後、家族は王さんの件を弁護士に依頼した。今年、青州裁判所は王さんに対して不当な裁判を数回も行ったが、弁護士は法律に基づいて無罪を主張し続けた。7月下旬の裁判で、王さんは突然、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。王さんはイ坊裁判所に上訴した。
王さんは法輪功を学んでから善良で人に優しく接することになり、持病も知らないうちに完治した。心身ともに健康になった王さんは、壊れている道路を自ら直したり、困っている人を助けたりしたので、村人から評判がよかった。王さんが連行されてから、人々は署名して、王さんの解放を求めていた。
王さんの解放を求める署名
法輪功が迫害されて16年、王さんは数回も連行・拘禁され、7度拘留され、3年の労働教養を2度も科された。王さんの妻も3年の労働教養を科された。何度も家宅捜索をされ、合計で十数万元の罰金を払わされ、オートバイも5台没収されたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な関係者らの情報は、中国語のページを参照)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/9/29/159345.html)