長春市:法輪功学習者に不当な秘密裁判
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 【明慧日本2016年10月29日】長春市の法輪功学習者・張文秀さんは最近、不当な審判を秘密裏に受けた。9月23日、張さんの家族が状況を確認するため、朝陽区裁判所を訪れると、裁判官から既に裁判は終わったと伝えられた。張さんの家族は、なぜ弁護士と家族に知らせなかったかと質問すると、裁判官は回答せずに電話を切った。

 3月9日午前10時頃、張さんはゴミを出すため家の玄関を出たとき、廊下で待ち伏せしていた3人の私服警官に不当連行された。同時に1万元相当の物品を押収され、携帯電話も奪われた。張さんは相手の名前を尋ねたが回答はなかった。4月13日、張さんの逮捕状が発行され、案件の書類が長春市朝陽区検査庁に送られた。

 3月24日、家族に依頼された山東省の弁護士が張さんと面会した。5月17日、同弁護士は弁護依頼手続きを検察庁へ提出し、案件の書類を確認した。6月2日、弁護士が張さんと面会した際、検察官がすでに張さんと面会したとわかった。

 その後、家族は4回にわたって検察官との面会を申し出たが全て拒否された。家族が検察庁に電話した際、書類はすでに裁判所へ移送したと告げられた。

 7月23日、弁護士が張さんと面会した際、裁判所の関係者と検察官が指定した2人の弁護士が起訴状を張さんに届け、張さんに対し、罪を認めれば刑を軽くすると説得したことがわかった。張さんはそのとき「私は無罪です。罪を認めたことは一度もありません」と答えた。

 7月26日、張さんの弁護士と家族は裁判所を訪れ、裁判官との面会を求めたが、案件担当者がまだ確定していないという理由で拒否された。しかしその時、案件の書類が裁判所に渡ってから既に半月も経っていた。刑事裁判長との面会も拒否されたため、張さんの弁護士は検察庁へ行き、裁判官の不正を訴えた。

 8月5日、家族は再び朝陽区裁判所に裁判官との面会を要求したが、電話すら応じてもらえなかった。仕方なく家族は、裁判所の投書陳情受付室へ行き、面会を求めたが裁判官の仕事が忙しいので、家族と面会する必要はないと言われた。8月8日、家族はもう一度朝陽区裁判所に訪れたが、対応は同じだった。

 8月11日、弁護士は張さんと面会したあと、家族と裁判所に面会を求めたが、再度拒まれた。

 9月23日、家族は案件の状況を確認するため裁判所に行ったが、裁判官から既に裁判は終わったと告げられた。なぜ家族と弁護士に知らせなかったかの質問に対し、裁判官は何も答えずに電話を切った。再度電話をかけたが、繋がらなかった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/9/29/335643.html)
 
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