【明慧日本2016年12月17日】中国共産党が発付した資料の中に「転向の実施方法」についてこう書いてある。「法輪功学習者を転向させるため、必要の際、薬物の投入および医療手段、臨床実験の方針で、科学的な手段を取り、転向させても構わない」
深セン市西麗思想改造施設は、このような薬物で法輪功学習者に迫害を加える場所である。情報筋によると、学習者の食べ物によく不明な薬物を投入され、すなわち毒物を入れられている。市福田区に在住する学習者・張福英さん(60代)は、2012年11月、法輪功の資料を配布したとの理由で西麗思想改造施設に拘禁された。その期間中に、全身の腫れ、冠状動脈硬化症、腎不全などの病状が現れた。同年12月29日、張さんは家に戻された。しかし、張さんの口数は極めて少なくなった。それでもわずかな言葉から、張さんは刑務所に閉じ込められ、24時間監視されたことがわかった。お腹に水が溜まり、身体はきわめて衰弱してベッドから起きられなかった張さんは、2013年2月18日夜10時、自宅で他界した。張さんの家族は思想改造施設に拘禁された期間中に、薬物を投与され、それが原因で中毒症状を起こし、亡くなったと疑っている。
西麗思想改造施設に拘禁されたことがある学習者の話によると、思想改造施設で出された食事をした時、明らかに薬の匂いがしたため問い詰めたところ、ご飯を出す人は緊張しすぎて何も答えられなかったという。さらに、本人も思想改造施設から解放された後の数カ月間は、身体が衰弱しきっていて、言葉を出す気力さえなかったという。
もう1人の学習者は西麗思想改造施設で薬物を投入されてから、記憶力と集中力が急に悪くなり、いつも朦朧(もうろう)としていたという。このようなことは、以前の留置場や労働教養所でもなかった体験だったと証言した。
現在、西麗思想改造施設は法輪功学習者に、さらなる迫害を加えようとしているという情報がある。この迫害を暴露し、やめさせることを強く呼びかける。