未来の世の中は私達の落ち着く先ではない
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文/四川省の大法弟子 夢真 

 【明慧2017年3月10日】今年の正月2日の朝4時ごろに、はっきりとした夢を見ました。夢の中で泣き崩れ目が覚めました。今でも夢の中の情景を思い出すと、心が切り裂かれた思いで悲しくなります。 

 寝むりから目が覚めた私は、教室の中に座っていました。この教室は50人から60人を収容できる広さでした。中に入れない人たちは教室の外に立っていました。私は師父が演壇の上に立っておられるのが見えました。私は心の中で、わあ、師父が戻ってきてくださいました! これで修煉もすぐに終わることでしょう。しかし、私の修煉はまだまだ成就するところまで出来ていません・・・。 

 私は母親と同じ机に座り、師父が私たち2人を見ながら、意念の中であなた達の修煉はよくできていないので、基準に達していません。人間に生まれ変わるしかありませんと言われました。そして1人の女性修煉者が宿題のような紙を数枚手にし(学生が宿題をするときの大きなノート)、指で紙にぎっしりと書かれた名前を指しながら、私たち2人に自分の名前を確認するように求められました。他の空間の自分たちの名前で、見るとすぐ分かりました。この時の私は不満があって納得をせず、その結果を受け入れることが出来ませんでした。私は師父に「なぜ私と母が基準に達していないのでしょうか?」とお尋ねしました。師父の意思は「このように決定しました」と、苦渋な面持ちで答えてくださいました。それを聞き、私は泣きたい気持ちでした。 

 私と母は自分の名前を確認した後、師父は私と母を引き連れて教室を出て、空に浮かぶ星を見せてくださいました。すでに浄化された星の半分は、清らかで非常にきらきらと光り輝き、浄化されていない星の半分は、とても暗黒で混沌としていました。そして次に見えたのは、星の浄化されていない部分は浄化するのがとても早く、1枚の紙を瞬時に燃やすほどの速さでした。 

  師父が私たちを浄化された星へ案内してくださいました。わあ! 空気がとても新鮮で透き通っていて、自然の風景はとりわけ清浄で美しく、花の美しさと芳香が漂い、言いようもなく美しいのです。太陽は光り輝き、温かく大地のすべてを照らし、彩色を放ち、輝いています。そして私はこの星に住む僅かな人を見ました。彼らは飾り気がなく素朴で、以前の記憶が全くなくなっているように見えました。師父が大きな建物の扉を開けてくださり、その建物にはたった1人しかいませんでした。その人もやはり同じような表情をして、以前の記憶がないようです。彼らは内心喜んでいると感じますが、私は彼らのこのような状態を見るに忍びず、辛くて辛くて泣きたい気持ちになりました。 

 教室に戻り、私は師父にお尋ねしました。「私の父や妹や妻を残すことができますか?」 師父はに「 残すことは出来ません」と言われ、これを聞いて私は天地を震わすほど号泣しました・・・。 

 数枚の宿題にぎっしりと書かれた名前を振り返り、私と母と同じ生末を待っている同修がいると思われます。同修の皆さん、未来の人間世界がどんなに良くても、私たちの真の故郷ではありません! 私たちは師父について家に帰るために幾千万年も待ち続け、人間世界に残るためではありません! もし、人間として残されたとしても、以前に得た大法の記憶、修煉の過程、経歴は消滅し、すでにありません。うすのろのように生きることにどんな意味がありますか? 私たちの修煉ができていないために、身近な家族まで残すことが出来ません。どれほど心が痛みますか? さらに悲しいのは、夢の中で多くの人が教室の中に入る資格さえもありませんでした。この人たちはどのように修煉してきましたか? だから夢の中であのように心が裂けるほど号泣しました。 

 泣きながら夢から目覚め、この情景をとても恐れ、急いで学法を始めました。私は考えました。師父が何のためにこれを私に啓示してくださったのか? それは私が修煉をなまけ、怠っていたからで、これでは同修に追いつけない事を、圓満成就できないことを教えてくださいました。 

 私は生まれると、30日経ったころから高熱が下がらず、肺炎になりました。農村に住んでいる私たちは貧しく治療するお金もなく、1日1日命を引き延ばすしか方法がありませんでした。15歳の時に肺の病気が発病し、肺の一部が腐乱したため、右の肺の一部を摘出し、機能が完全に失われました。10年後、肺の病気が再発しました。二つの病院で治療を受けましたが、生命の危機に晒され、正常に呼吸が出来ず、高熱が下がりませんでした。医師の話では、以前の手術の失敗のため、再手術しても効果がなく、肺が腐乱し続けると言われました。そこで私は思いました。生きられるだけ生きていこう、お金があれば病院に行って膿を出してもらい、なければ自分で注射器を買って膿を出すことにしました。病院で膿を出すときは、開胸して膿を出しました。2日入院すると病状が少し和らぎましたが、退院して2カ月足らずでまた病状が悪化し、呼吸困難に陥り、食べることも寝ることもできませんでした。その日々の苦しみは耐えがたいものでした。 

 私は9歳の時、母について煉功点に行って学法したことがあり、大法に出会いましたが、真に修煉の道に入りませんでした。病気がこの状態となり、内心から大法を修煉したいと思いましたが、修煉はもうすでに終わりに近い2014年のことでした。 

 私が修煉したいという正念が現れると、師父が直ちに私の身体を浄化してくださいました。15日間の浄化は吐いたり、下痢が続き、吐いた物と下痢した物は膿と瘀血(おけつ)で悪臭がしました。私は少しも怠けることなく、15日間で、トータルで寝た時間は2日分だけで、他の時間はすべて大法を堅持し、学法するか法を聞き、少しの時間も無駄にしませんでした。15日後に完全に健康な体になりました。私は修煉者として三つのことを守り、自分がすべきことを行い、正法の大きな流れの中に溶け込みました。 

 業が消去されたのち、修煉して三つのことを行っていましたが、少なからず安逸心を求め、怠ける状態が現れました。携帯電話で遊んだり、眠気を正念で取り除いておらず、法を置いて眠ってしまいました。半月間の浄化を振り返ってみますと、呼吸が十分にできず、寝ていても、座っていても、横になっていても疲れ、それでも学法をし続けました。もしこの勢いを保つことが出来れば、修煉して円満成就できないことがあるでしょうか。特にこの2カ月私と母は家族の情や利益の中に陥りました。父が家の大規模なリフォームをしようとし、私と母は止めようとせず、逆に母は極的に手伝っていました。私は手伝っていませんでしたが、常人の非難を受け、父も不満でいっぱいでした。妹の結婚のことで私たちは心配し、特に母は放下できず、妹に不満を抱く等々。父は私が健康を取り戻したのを見て、もっとお金を稼いでくるように求めました。これを見て私は不満不平が溜まり、心も穏やかではありませんでした。 

  これらのことに私たちの心を掴まれ、動揺していました。私は母と法理に則って交流してともに高めるのではなく、常人の理と基点で休むことなく言い争い、あるいは冷戦状態に入り、お互いに無視していました。これらのことが現れたのは本来ならば私たちを高めるための良い機会なのに、しかし私たちは長期にわたり、抜け出せない状態に陥りました。時間が長くなれば、妨害も大きくなり、私が担うプロジェクトにも問題が生じ、当地の同修の真相伝えに大きな損失をもたらしました。宇宙の正法が止まることなく推し進められていて、私たちの修煉も少しの時間も無駄にしてはなりません。特に私のことです。 

 私は25歳で2度目に発病したとき、師父は私に夢の中で歴史上において作った多くの業力を見せてくださいました。およそ宋朝の時代に、私は60歳ぐらいの時大将軍でした。ある日、7番目の側室が衛兵と浮気しているのを見ました。そして私はその2人を殺し、怒りのあまりに家の中の人々を千人以上も殺し、多くの動物をも殺してしまいました。殺した後、私は側室を抱きながら天を仰ぎました。空から血の雨が降り、その雨が目に当たってとても痛く、両目を失明しました。私はその目の痛みで目が覚めました。妻に目を見てもらいましたが、目が真っ赤になり、眼球がどこにも見えませんでした。 

 私は更に見ました。ある一世のこと私は博打打ちで、かけるものがなくなり、妻までかけてしまいました。またある一世のこと、私は公共バスに乗り、女性がいたずらされているのを見て、その女性を難から守りました。この2人の女性は以前私が殺害した側室で同じ人でした。この女性は私と解き難い怨念があって、今生は私の妻となりました。奇怪と思われるかもしれませんが、私は大病を患い、背が低くて皮膚が黒く、なんのとりえもない人間ですが、しかし妻はどうしても私について来ると言い、どうしても私と結婚するというのです。 

 修練する前の私は気が短く、目を大きくして怖い表情をすると、妻は震え上がり、泣き出すのです。私は修煉してから、病気が治り、性格も良くなったのを見た妻は心から嬉しく思っています。彼女が数千年来、私についてどこまでも来るのは、自分の生命が救われたいと思うからでしょう。 

 私の父は今生で私を守り、苦労してお金を稼いで私の病気を治療し、結婚まで面倒を見て下さいました。私が修煉に失敗して円満成就が出来なければ、人間として残されることが出来たとしても、歴史上で私と怨念の関係にある衆生たちは、福の報いを受けることが出来ません。私は彼らが待ち続けた期待に背くことになりませんか? それから私が殺した衛兵ですが、今生は私の息子です。息子が2歳の時、妻は驚いた様子で、息子が「彼を殺して(私のこと)」と言ったそうです。私も息子を可愛いと思っておらず、心から好きではありませんでした。私が悟ったのは、生生世世の罪悪に満ちた縁が、恨みなどの報いに遭い、今日までに延長されています。私たちが修煉して円満成就することで、師父が初めてこれらの恩讐を善解してくださるのです。そして私たちが危害を加えた生命が福の報いにを受け、その素晴らしい天国に帰ることが出来るのです。 

 私は更に悟りましたが、25歳の時大病が再発した際に前世の夢を見たのは、本来ならば生命が終わりを迎え、返済の時でした。しかしこの歴史上で作った限りない債務を返済するのは、そんなに生易しいことではありません。 

 私は真の念を発して大法を修煉して、私の運命を変え、師父は私の歴史上のすべてを背負ってくださいました。私の生命が遠古の昔からやってきたのは、大法を得るためであり、衆生を救い済度するためでもあります。そして私は歴史上において無数の業を重ね、しかも法を得たのが遅すぎたため、一刻の怠ける時間があるでしょうか? 師父は幾度も啓示してくださり、悟らせて下さり、 親切に促してくださいました。師尊の慈悲になるご再度に感謝いたします。弟子として今後の修煉で必ず精進し、修煉当初のごとく、現状を打破して、努力して追いきます! 

 私の歴史を書きましたのは、私と同じように歴史上作った無数の罪業、殺生して生命に危害を加わえたことのある人、この無数の大法弟子の中に必ずいます。私のように満身の業を持ちながら遅く修煉を始めた人もいると思います。法を早期に得て歴史上で輝いた人でも修煉で怠ける人もいます。これらの人たちの警鐘となり、精進、精進、再び精進できるように、師尊の教室に入ることさえできない落第生になってはならず、あるいは永遠に人間になり自分の家に帰ることが出来ないようになってほしくないからです。未来の人間は私の帰宿ではなく、私たちの数千年の願望は、師父について家に帰ることなのです! 

 個人の悟りであり、間違いがあれば、どうぞご指摘してください。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/25/-343508.html)
 
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