ノルマ達成のため 3人の法輪功学習者を連行する
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 【明慧日本2017年6月7日】長春市四間房派出所と長春市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は「上から与えられた逮捕人数のノルマがまだ達成できていない」という理由で、人数をそろえるため、昨年10月25日、同市緑園区の法輪功学習者・李桂華さん、馬秀栄さん、李桂英さんの3人を不当に連行した。学習者たちの家宅捜索を行い、個人財産の物や法輪功関連の書籍などを押収した。

 李桂華さん当時68歳は、長春市緑園区車家村に在住していたが、昨年10月15日、数人の緑園区公安局の警官らは李さんに「自宅を訪ねたい」と脅迫された。10日後、警官らは家宅捜索をし、李さんの部屋から法輪功迫害の真相が書かれた紙幣数千元、李洪志先生の写真および法輪功の書籍などの物品を押収した。

 馬秀栄さん当時70歳は、長春市緑園区・元農業科学院職員である。警官らに不当に家宅捜索され、家にある李洪志先生の写真、法輪功の書籍および法輪功迫害の真相を伝えるための小さなスピーカーを押収された。

 馬さんはかつて迫害されたことがあり、2008年10月、馬さんは懲役8年の刑を下され、吉林省女子刑務所に拘禁され、迫害を受けた。拘禁中さまざまな体罰、虐待を受けた。例えば、朝5時から夜中の零時まで、拷問用の特製の小さな掌サイズの腰掛けに、長時間じっと座らされていたため、お尻の皮膚と筋肉が壊死した。ただれた傷口がズボンにくっつき、ちょっと動いただけで出血した。周りとの会話が一切禁止され、周りを見ることも禁止され、一日中面壁させられた。また、指示された2人の受刑者に監視され、大声で怒鳴られ、殴打され、罵られていた。夜寝るとき、布団、枕の使用を禁止されたため、ベッドの板の上に寝るしかなかった。毎日強制的に法輪功を誹謗中傷するビデオを見せられ、転向することを意志表明するレポートを書くように強要された。2011年12月31日、馬さんは仮釈放されて家に戻された。

 李桂英さん当時49歳は、同じく長春市緑園区元農業科学院職員であった。李さんは昨年10月25日午前8時頃、出かける際自宅前で見張っていた、2人の私服警官に連行され、午後からは家宅捜索され、李洪志先生の写真、法輪功の書籍、携帯電話2台、法輪功迫害の真相資料およびび個人財産の物品などが押収された。李さんはかつて不当に1年6カ月の労働教養処分に科せられ、その後、数カ月間思想改造施設に拘禁され、迫害された。

 3人の学習者の家族は、国保大隊の警官から3人を連行し、長春市第二刑務所に拘禁したと電話連絡があった。関係者の警官の話によると「正月が近づき、上から与えられた連行する人数のノルマがまだ達成されていないため、3人を連行してとりあえず人数を揃えた。10日から半月で解放するから」と言った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/10/29/336922.html )
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/11/18/159986.html)
 
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