「修は己にありて、功は師にあり」を真に体得する
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文╱中国の大法弟子 真惜縁

 【明慧日本2017年6月11日】2017年5月28日の午後、同修Aさんと一緒に町に出て世間の人に真相を伝えました。家に帰ると、上着のポケットから三退名簿を取り出した時、1枚なくなっていることに気付きました。上着とパンツのポケットを全部調べましたが、見つからず、その瞬間、私は頭がガーンとして「しまった」と思いました。どの段階で名簿をなくしたかを一所懸命に考えましたが、まったく記憶に残っていませんでした。

 「くれぐれも、なくさないように」と心底から思いました。衆生は大法弟子を信用して、中国共産党から脱退し、そして江沢民を告発する手続きを大法弟子に任せているのに、私は真面目に対応出来ず、なんと彼らのあの大切な名簿をなくしてしまいました。

 昨日、師父の「大法伝出二十五周年ニューヨーク法会での説法」を拝読したばかりでした。

 「弟子:一部の同修は衆生に三退の別名を作り、その名前を直ちに大紀元の三退ウェブサイトに登録せず、一年間で数千人の名前を溜めました。

 師父:皆さんに話しますが、くれぐれも三退と言うことを軽視しては行けません。非常に大事なことです! 衆生が救われ、その人の背後にある無数の生命が救わることに関連しているからです。あなた達は真剣に対応しなければなりません。そして、脱党の人数は神々も計算しています、決して油断してはいけません」[1]

 今まで師父の説法を習って、難関に出遇った時、師父にお願いすることは師父を信じることと正しく悟ることだと理解していました。そこで、私は師父に線香を差し上げ、師父のお写真の前で合掌して、とても敬虔に、「師父、こんにちは! 弟子は間違いをしてしまいました。弟子は真剣に取り組んでおらず、衆生の三退の名簿をなくしました。弟子が悪かったです。これからきっと改め、何事も真剣に対応するようにします。師父、助けてください。くれぐれも名簿がなくならないようにお願いします。弟子は本当に間違いました。ご加持をお願いします。三退名簿がどこにあるかを教えてくださるようお願いします」と懺悔しました。

 師父に叩頭して拝んでから、ペンを持って当時の様子を振り返って考えました。「どこで、誰に大法の真相を話したか、何の別名を作ったか……」を一生懸命考えて、ようやく6人の名前を思い出しました。しかし、もうこれ以上は無理で思い出せませんでした。まあ、やはり明日Aさんと会ってから確認しようと思いました。しかし、「Aさんはきっと私を責めるだろうな、噂が広がれば他の同修は私をどう見るだろうか? さもなければ、Aさんに黙って言わないようにするか、自分で思い出す分だけにするか」などいろいろ考えました。しかし、「それは駄目だ。自分が間違っているのだから、必ず正直に対応し、名誉心と無責任な心を修めなければならない。これは他の同修の教訓にもなることだから」と思い直しました。

 夜、法を学ぶ時、気持ちが集中できず、時々三退名簿のことを思い出しました。ちょうどその時、同修Cさんが家にやって来て、「三退と江沢民を告発する」名簿を拾ったと言って、届けてくれました。Cさんはポッケットからそれを取り出すと、私は宝物を手に入れたかのように、「これです。これは私が失くしたものです」と言って、両手を合掌して、「師父に感謝いたします。拾った同修が名簿を届けてくれました。今晩、ぐっすりと眠れます」と、とても感激して、師父にお礼を申し上げました。

 「これを拾ったら、失くした同修はきっととても心配しているだろうな、早く届けなくてはならないと思いました。途中で他の同修にも会いましたが、彼女の主人(同修)もパソコンを使えるから、名簿を送付してもらおうと思いました。しかし、なぜかあなたのところに来てしまいました。本当に良かったです」とCさんも喜びました。

 「修煉には偶然なことはありません。すべては師父の細心のご按排です。私は師父に謝り、名簿がなくならないようにお願いしました。師父は私がこの件に関して本気で悔い改め、心性も高まりましたが、自責し自力で抜け出せない姿を見られ、あなたに届けるように按排されたのです。本当に『修は己にありて、功は師にあり』 [2]ですね」と私は言いました。

 この時、師父が自分のそばにおられ、時々刻々と弟子を見守ってくださっていることを本当に感じました。師父はとても慈悲深いお方です。衆生を救い済度するこれほど偉大で神聖な使命を大法弟子に任せ、そしてすべての栄光と威徳を弟子たちにくださっています。弟子としては、ただ足と口先を動かしているだけで、本当に衆生を救い済度されておられるのは師父です。なのに、いい加減に対応している私は、本当に師父の慈悲なるご済度に申し訳ないと思いました。

 師父の浩蕩たる佛恩を言葉で表現し切れません。ただただ精進して着実に修め、誓約を果たして、師父のご恩に報いるようにするだけです! 再び師父に感謝の意を表します!

 注: 
 [1] 李洪志師父の経文:「大法伝出25周年ニューヨーク法会での説法」 

 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/6/4/349126.html)
 
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