【明慧日本2017年7月5日】広東省恵州市の法輪功学習者・劉慶強さんは、昨年9月24日に警官により連行された後、恵東県留置場に拘禁された。家族は劉さんを無罪で解放し、法律に基づいて関係者の責任を追及するようにと求めた。
法輪功を学んだ劉さんは 無責任な者から責任感の強い人に変わった
劉さんは、広東省恵州市横瀝鎮に在住し、法輪功を学ぶ前に、多種の病気を患っていたため、いくらかアルバイトをしていたが、主に酒とマージャンにはまって、両親や家の事に対して全く関心を持たなかった。
病院の医師は何回も酒とタバコをやめるようにと勧めたが、劉さんはやめることができず、病状を悪化させる一方だった。劉さんの両親は田舎で農作業をすることで生活を維持しており、劉さんのアルバイト収入と合わせても、薬や注射代に足りない状況にあった。そのため、両親は表に出さず、内心では非常に焦って、悲しみ悩んでいた。
2011年、劉さんは法輪功に出会い、今までの身についていた悪い習慣をすべて取り除いた。そして、人が生きている目的は何なのかという人生の解答が見つけ、真剣に真・善・忍に従って着実に生きるようになった。その時から、劉さんは両親に一切心配をさせなくなり、家庭や仕事に対しても責任感を持ち、法輪功の教えである「真・善・忍」の基準通りに自分を律し、良い人になるように努力した。
隣近所の人、親戚と友人たちは、劉さんの変化を目にして「劉さんは法輪功を学んでから、まるで別人のように良い人に変わった。法輪功は不思議ですね、とても良かったです」と称賛した。劉さん本人もうれしそうに表明したことがある。「今生、こんなに良い功法に出会えて、気持ちが変わらぬように最後まで学び続けます。同時に、法輪功の先生に大変感謝します。法輪功のおかげで自分の道徳心を向上させ、良い人になり、体も軽快で無病な状態になりました。もし、法輪功に出会えなければ、自分はどうなっているかわかりません」
罪のない人たちが連行される
昨年9月24日、劉さんは現場で勤務していたところ、突然、数台のパトカーがやって来て、数十人の私服警官が降りて来て劉さんをしっかりと包囲した。そして、劉さんに手錠をかけて、強行してパトカーに引き込んで河源源城派出所に連行し、劉さんの両手を窓の枠に吊し上げた。劉さんの家の法輪功書籍、プリンター3台、メモリカード6~7枚、乗用車、携帯電話などの家財までが警官に押収された。
劉さんの家族は、河源源城派出所へ行き状況を尋ねた時、劉さんの姿が見えず、派出所の警官に問い詰めても教えてもらえなかった。9月27日、家族は恵東県留置場からの拘禁の通知書を受け取り、ようやく劉さんの居場所が分かった。
家族は上訴するつもりで、昨年10月28午後3時頃、弁護士と一緒に恵東県留置場へ面会を要求したところ、24時間後でないとできないと言われた。24時間を過ぎて弁護士はまた留置場に行ったが、今度は48時間後でないと面会できないと言われた。
恵州市と恵東県の警官は弁護士を辞退させるように家族を恐喝
恵州市と恵東県の警官は深夜に劉さんの実家に行き、家の様子や両親、子供の写真を撮ったり、脅迫したりして、「自分が勝手に弁護士に依頼してはいけない、依頼するなら我々が手伝うし、その上、費用も要らないから、直ちに今の弁護士を辞退してくれ、署名して拇印を押すだけでいい、そうすれば面会を許可する」と劉さんの両親を強制した。劉さんの両親は惑わされ、ついに弁護士を辞退することにした。
恵東県留置場で、警官は紙とペンを劉さんに渡し「お前のために2人もの弁護士を頼んだ。金はお前が負担しなくていいから、お前が依頼した弁護士はすでに家族により辞退させられた」と言って、劉さんの署名と拇印を強要した。劉さんは「私が依頼した弁護士ではないから、私は認めません。私は絶対に署名しません」と紙を破った。
恵州市、恵東県の法律部門の関係者は、劉さんを解放することを拒否し、引き続き迫害をしている。家族は法律を執行する人員に、法律に基づき劉さんを無罪で解放し、そして、関連者の責任を追及するようにと強く求めた。