【明慧日本2017年7月9日】広東省広州市の漢方医である法輪功学習者・李常興さん(58)は、今年4月19日午前9時頃、出勤途中に花園バス停付近で、海珠区公安支局と南石頭派出所の警官ら5、6人により不当に連行され、家財を押収された後、海珠区の南洲留置場に拘禁された。
勤務中に負傷し 身体に障害を負った
李さんは若い時に発電所の溶接の仕事に従事し、2年後の1976年、鉛とマンガン中毒で全身に100余りの腫瘍が現れた。広州軍区病院で治療を受けたが、治癒不可能と告知された。
当時、李さんのおじさんは、一流の漢方医で伝統の技術を持っており、李さんの正直さを気に入って、李さんを連れて医者をやり始めた。4年後、李さんは全身の腫瘍が消えた。しかし、李さんは中毒によってリューマチや全身の末梢神経が障害を受ける多発神経炎などの後遺症が残り、国から2級の身体障害者手帳を配布された。
法輪功を学び健康を得て 人気者の医者になった
1996年、李さんは法輪功を学び始め、健康になった。そして2004年と2006年に娘と息子が生まれた。
李さんは最初に漢方医診療所を開業し、その後、広州二天堂医薬グループ会社と広東康之家医薬グループ会社の担当医を務めた。特に法輪功を学んだ後、李さんの医術は上達し、速やかに患者の病因、病気の程度などを察知でき、穏やかに優しく患者に接し、多くの人が李さんを目当てに診察に訪れた。
李さんの診察日になると、患者が絶え間なく並んでいた。そのため、社内ではこのような定まりがあった。「李医者の診察日に、すべての従業員は休暇を取らないようにお願いします」
法輪功の真相を伝え 迫害に遭う
2005年、李さんは南昌漢方医薬大学で勉強していた時、法輪功の資料を配ったため、不当に1カ月間拘禁され、卒業も1年間遅らされた。
2015年、李さんは広州で法輪功の資料を配布したため、15日間拘禁された。
今年4月19日、李さんは再び不当に連行され、拘禁された。
李さんの娘は中学一年生、息子は小学4年生で、今、全家族は収入がないため生活が困難に陥っている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)