【明慧日本2017年8月9日】(四川=明慧記者)四川省瀘州(ろしゅう)市の法輪功学習者・高賢さん、董国珍さん、周明英さん、張元華さん、劉忠芬さん、帥先芳さん、宋平さんの7人は7月12日午前、同市合江県五通鎮の市場に行き、法輪功の資料を配っていたところ、警官に一斉に連行され、合江県九支鎮派出所に連れていかれた。
学習者たちは派出所で尋問を受け、1日中食事も水も与えられず、夜に尋問室にそのまま置かれた。
同日の午後から夜にかけて、合江県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)は大勢の警官を出動させ、7人の学習者たちの家を家宅捜索した。警官らは学習者たちの家にある法輪功関連書籍、私財などを押収し、いわゆる「証拠」を集めた。
学習者たちは、「五通鎮に行くのは誰が計画したのか? 法輪功の資料をどこから入手したのか? どのくらい配布したのか?」などの質問をされ、強制的に記録用紙にサインや拇印を強いられた。
董さんは「何を記録したのか、その内容を読んでもらえますか」と、サインを強いられた警官に言ったが、読んでもらえなかった。
帥さんは宋さんと親子で、警官に「息子にサインをするよう、勧めろ」と言われた。それを聞いた宋さんは「私はサインをしません。サインをするなら、法輪功学習者ではなくなります」と言った。そして、警官は「ここにいるお前は、自分の思う通りにいかないぞ。サインしろ」と言って、宋さんの両腕を上に上げて壁にくっ付け、両足を開かせて、スタンガンで電気ショックを与えた。
宋さんは小さいとき、肺病を患い、大手術を受け、肺の大部分を切除された。2年前、宋さんは一度病状が悪化し、高熱を出し続け、呼吸困難に陥ったが、法輪功を学んで、命を助けられた。
警官は宋さんの家からパソコン、DVDプレーヤーを押収したが、その数日後、再度宋さんの家を家宅捜索した。警官は宋さんの家族に「プリンターを置く場所を言わないと、お前たちの中からもう1人捕まえてやる」と脅迫した。
7月13日午後、70歳過ぎの董さんと高さんの2人は、解放されたが、監視されている。宋さんは合江県留置場に拘禁されたが、ほかの4人は納渓留置場に送られた。
7月26日、高さんは国保大隊の警官に呼ばれたため、自分の陳情書、弁護士の答弁書などを持って行った。しかし、その十数分後、高さんを乗せた車が公安局から出て、どこかへ消えたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)