江西省新余市の警官は 法輪功学習者16人を不当に連行
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 明慧日本2017年7月11日】江西省新余(しんよ)市分宜県の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、城西派出所の警官は6月2日、分宜県電車駅宿舎区にある法輪功学習者・楊庭先さんの実家に行った。目撃者からの情報によると、制服の警官らはワンボックスカー1台、乗用車3台、パトカー1台に乗ってやって来たという。

 当時、50代から90代の法輪功学習者15人は楊さんの実家で、法輪功の功法を煉っていた。楊さんの両親は亡くなったが、楊さんは時々実家に泊まりに来ていた。ある学習者が8カ月の孫を連れて、楊さんの実家に遊びに来るとすぐに、警官らが楊さんの実家に不当に押し入って来た。

 国保大隊の大隊長は捜査令状、証明証など提示せず、「煉功をやめなさい」と学習者たちに命令を出した。そして、警官らは学習者たちに対してビデオを撮り、学習者たちが持っている法輪功関連書籍、楊さんの実家にある法輪功関連書籍二十数冊、法輪功創始者の写真5枚などを押収した。

 それから、警官は学習者たちに強制的に手錠をかけ、城西派出所に連行した。

 派出所で警官は学習者たちの所持している所持金、家の鍵、携帯電話、法輪功の本を全部を押収した。

 その後、警官は学習者1人づつ、尋問室に連れて行き、尋問を行った。ある学習者が警官に「警察証を見せてください」と要求すると、「あなたの行為が法に合っているかどうかネットで調べてみる」と言って、見せてくれたものの番号などを控えようとしたが、警官はすぐ、その警察証を収めた。ある学習者は警官に「私たちはどんな法律に違反したのですか? なぜ、私たちを連行するのですか」と聞くと、警官は答えなかった。警官は尋問した記録書に署名をするように要求したが、その書類に「某不法組織に参加した」と書かれてあるので、学習者たちは署名を拒否した。

 孫を連れている学習者は警官に「子供にミルクを飲まさなければならないので、帰宅させてください」と要求した。警官に体を検査された後、やっと夜10時ごろ、その学習者の夫を呼びつけ、子供を引き渡して帰らせた。

 夜10時過ぎ、警官は70歳以上の学習者6人の家族を呼び付け、6人を帰らせた。91歳の熊さんと鍾さんの家族は他の地方にいるため、警官が家まで送った。熊さんは押収した法輪功の本を返すようにと求めたが、「後で取りに来い。こっちから電話する」と警官は言ったまま、いまだに返して貰っていない。

 残り9人の学習者は留置場に連れて行かれ、入所のための健康診断を受けさせられた。楊さんの血圧が220mmHgになってはいるものの、解放されなかった。

 それから、9人の学習者は「不法な集会を行ったので、10日の間拘留する」という処分を下された。

 8日目、警官は楊さんと張文竜さんを県の留置場に移送し、6月23日に解放したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/6/25/350189.html)
 
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