黒龍江省七台河市の技師・趙春陽さんに不当判決
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 明慧日本2017年8月26日】黒龍江省七台河(しちだいが)市の技師で、法輪功学習者・趙春陽さん(60)は昨年11月28日、懲役3年の不当判決を宣告された。今年4月7日、市中級裁判所は一審判決を維持した。現在、趙さんは黒龍江省女子刑務所に拘禁されている。

 一、理由もなく連行される

 昨年5月7日午後、趙さんはバスに乗っていたところ、861の停留所で、突然乗ってきた4、5人の警官らに引っ張られて下車させられ、黒い乗用車に押し込まれて、桃山派出所まで連行された。

 趙さんは「どうして私を連行するのですか?」と聞くと、警官は「お前はすでに尾行されていた」と言った。

 二、桃山派出所は先に連行し、後で証拠を探す

 翌日の5月8日、警官は趙さんの家財を押収した。警官はいかなる捜査令状も提示せず、押収した物品を趙さんに確認する手順もなかった。

 三、24時間飲食を与えず、脅迫し尋問する

 警官は横暴な態度と殴りかかるような姿勢で、何も言わない趙さんに対して、「言わなかったら、市局に連れて行く、そこにはいくらでも方法がある」と脅した。もう1人の警官は、「我々は3年間ずっとお前を尾行して、お前の電話を盗聴した。お前は何カ所かの部屋を借りて、何をしたかすべて知っており、すべてを自白すればすぐ家に帰らせる」と言った。また、傍の警官は趙さんを怒鳴りつけたり、法輪功の創始者を罵ったりした。

 24時間連続で尋問され、飲食も与えられなかった趙さんは、口から白い泡を吐き、全身にけいれんを起こし、手足が冷たくなった。警官は趙さんを病院に運んで検査したが、結果は見せてもらえなかった。

 四、桃山裁判所で裁判官らは醜態の限りを尽くす

 昨年11月28日、桃山裁判所で趙さんに対する裁判が行なわれた。趙さんは裁判の2日前に裁判の情報を知らされた。

 裁判官らは、趙さんが法を犯していないことを知りながら、判決を下そうとした。趙さんの代行弁護士は根拠に基づいた弁護をした時、司法官と検察官は、事前に準備した法律の書籍を取り出し、多くの人の目の前で、本を開いて弁護士が言及した法律条文を照合していた。

 弁護士は、先に連行し後で証拠を集め、普通の庶民に対してスパイ手段をとった行為は、違法であると厳正に指摘したところ、司法官と検察官は無言だった。それにもかかわらず、趙さんに懲役3年の判決と、3千元の罰金を宣告した。

 五、七台河中級裁判所は一審を維持

 趙さんは不当判決を受けた後、直ちに上訴して陳述した資料を手渡し、改めて開廷するように求めた。趙さんの弁護士は、何度も七台河市中級裁判所へ行き、公正な審理を望んだ。しかし、今年4月7日、七台河市中級裁判所は事実を顧みず、一審の判決を維持した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/8/350808.html)
 
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