【明慧日本2017年4月18日】広州市白雲区の法輪功学習者・董文鐘さんは今年3月27日、妻に対して裁判が行われる3日前、不当に連行された。2週間の間、家族はあちらこちら探し回ったが、どこに拘禁されているのか未だに消息が分からない。2歳6カ月の娘は毎日泣き暮らし 「パパ、パパ、ママ、ママ」と呼んで泣いている。
董文鐘さん |
董文鐘さんは30歳くらいの男性で、広州市白雲区に在住し、車の販売の仕事に携わっている。董さんは売買において正直で信頼でき、水増し価格を提示せず、偽物を売らず、顧客にとても人気がある人物である。
法輪功を修煉し 心身ともに大きく変化
かつて董さんは飲酒を好み、煙草を嗜好し、時々ギャンブルもして、両親にとても心配をかけた。2009年、董さんは帯状疱疹(たいじょうほうしん)という痛みのある皮膚病に罹り、2年の間、広州のすべての大手病院にみてもらい、漢方や西洋薬もたくさん飲んだがあまり効き目がなかった。この病気は、国際的にみても抑制するだけで完治はできないと言われ、家族全員が非常に悩んだが、どうしようもなかった。
そんな時、ある人から法輪功を紹介してもらった董さんは、ただ本を読んだだけで病状がかなり良くなったので、法輪功を修煉する決心をした。修煉を始めた後、董さんは煙草とお酒を戒めてやめた。経営上、董さんは水増し価格を計上せず、偽物を売らず、顧客から信頼されとても人気があった。修煉するにつれて董さんは健康を完全に取り戻し病が完治した。その後、董さんは呂春夏さんと結婚し、妻の呂さんも法輪功を学ぶ学習者である。
妻・呂春夏さん |
娘さん |
江沢民告訴に参与しただけで 一家3人が迫害にあう
心身ともに健康になった董さん一家は、法輪功にとても感謝した。2015年後半、董さん夫婦は最高人民検察院に江沢民告訴の書類を提出した。これは本来、正義ある行動であるが、逆に一家3人は中国共産党の迫害にあった。
昨年7月29日の昼過ぎたころ、白雲区黄石街綜合管理610弁公室の役人・章光明、李蓮生の2人は、福建省の董さんの地元に行って、現地の警官らと結託して妻と娘を連行し拘禁した。拘禁場所は広州の黄石街にある小屋だったことが4日後、章光明の口から知った。8月4日夜になって、娘はやっと白雲にある呂さんの家に戻された。当時、家にいたのは74歳の高齢の呂さんの親だけであった。
呂春夏さんが連行されたときの現場の状況
妻と娘が連行された後、董さんは弁護士2人に依頼し、白雲区検察局に章光明を告訴したが、未だに返事がない。
呂さんは6日間拘留された後、広州市の思想改造施設に送られた。呂さんはどうしても転向しないため、「法律の実施を破壊する罪」として思想改造施設の役人に起訴された。今年3月30日、呂さんに対する裁判が順徳区裁判所で不当に行われた。
裁判の3日前に、董さんは突然自宅で連行されたが、拘禁されている場所が未だに不明である。
董さんが連行された後、福建省にいた両親は広州に駆けつけ、救出するために行動を起こした。
董さんの両親と孫娘 |
両親はまず黄石派出所に行き、董さんの行方不明であることを通報した。派出所の警官は「董さんは黄石街道綜合弁(住宅区に設置された管理機関)の人員に拘禁されて、そこにいる」と言われた。2人は街道綜合弁に行くと、章光明、李蓮生を含めた3人に会った。章は、董さんを連行した原因は江沢民を告訴したからだと告げた。両親は「江沢民告訴は法律に違反していない」と言うと、その3人は話を聞こうとせず、すぐに離れて出ていった。
董さんがどこにいるかまだわからないため、両親は続けて思想改造施設を訪れたがそこにもいなかった。董さんの安否がどうしても確認できないため、両親は仕方なく、市民コールセンターに電話を掛けて助けを頼んだ。オペレーターがメモを取り、出勤日から22日間以内に必ず返事すると言った。
今月7日、両親は再び街道綜合弁に行き、1時間待った後、章はやっと姿を現した。「学習クラスにいる」と章に告げられたが、学習クラスはどこにあるかは全然告げて貰えず、面会も許可されなかった。
やむを得ず、両親は広州白雲区検察局に章と李を告訴した。