法をしっかり学んでこそ、人を多く救うことができる
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文/中国の大法弟子 惜縁

 【明慧日本2017年4月9日】今回、真相を伝え、三退を勧める電話をかけた時に、以前のような同修を見下す心がなく、ただ同修に対する敬服と賛嘆だけでした。これまでの自分の不足や、同修との間の差異を見つけることができました。ここでその過程を書き出し、同修と交流したいと思います。足りないところについては、慈悲なるご指摘を願います。

 真相電話をかけはじめた初日の午後、学法を終えた後、まだ時間の余裕があったため、「しばらく発正念してから、電話で真相を伝え、三退を勧めよう。他の空間で衆生が救われることを邪魔する邪悪な生命と邪悪な要素を取り除こう」と思いました。20分ほど正念をしてから、同修と約束した場所で合流し、共に真相を伝え始めました。

 しかし、私が一言二言言うと、相手は電話を切りました。8~9回連続して同じ状況でした。何かが間違っていると思いながら、その理由が悟れませんでした。また深く考えもせず、ただ人を救うことは難しいと感じました。たまに真相を聞いてくれる人もいましたが、同様に少し聞いては電話を切りました。その理由は多分長い間真相を伝えていないために、言葉が流暢でなく、電話かけが熟練してないことにあると思いました。こうして、2時間で、ただ2人だけ三退させることができました。

 翌日、前日と同じように学法し、発正念してから、真相電話をかけに出かけました。同修がどのように話をしているのか細かく聞き、自分もそれを参考にしました。電話をかける間、ずっと正念を発し、衆生が救われることを邪魔している邪悪な生命と邪悪な要素を取り除きました。自分の感覚もよかったのですが、2時間で1人だけ三退させることができました。心が辛くなり大変焦り出しました。

 3日目、その前の2日間と同様に学法し、発正念しました。真相電話をかける過程において、また絶えず発正念しました。しかし、聞いてくれる人はおらず、皆こちらが話しはじめるとすぐに切ってしまいました。2時間で1人を三退させました。同修がたくさんの人を三退させているのをみて、心の中で、自分は意気地がないと責めていました。それなら、どうすればよいのでしょうか。どこが間違っているのでしょうか。一緒にいた同修は私の気持ちが下がっているのをみて、「焦らないで」と励ましてくれました。

 その夜、ひとりの同修が私に冗談で「毎日式典をうように電話をかけに出かけ、人を救おうとしているみたいだ」と笑いながら言いました。それを聞き、私は本当に言い知れぬ気持ちを覚えました。内に向けて探しているのに、一体どこに間違いがあるのか? 「式典を装っている」とは、私が修煉者の基準を満たしていないことを意味するのか。しかし、毎回心性の試練を乗り越える時、内に向けて探すことも知っているし、向上もできていて、煉功も、学法も毎日やっているのに、この問題は一体どこにあるのかと思いました。

 四日目も、以前通り、学法し、発正念し、出かけて真相を伝えました。今日は1人も三退させることができず、大変な苦しみを味わいました。

 五日目、午前中は常人のことが比較的に多く、午後になってやっと手が空きました。予定していた学法の時刻がそろそろ終わり、真相の電話かけに出かけないといけない時刻になりました。真相の電話かけは、学法してから行っても三退する人が少ないのに、今日は学法もしてない。このままではいけないと思い、急いで残りわずかな時間を大切にして学法をしました。

 そして、座って、心を落ち着けて静かに『轉法輪』を心から丁寧に学びました。今回の学法は以前と異なり、十数ページしか読んではいませんが、非常に集中していて心の中に入りました。時間切れとなり、私は真相の電話をかけるためにでかけました。

 今回は本当に以前と異なりました。口を開いて喋り出すと今回の言い出した言葉には、しっかりとして力があり、正念も強く感じました。以前は今日と比べると言葉が曖昧で力がありませんでした。私はすぐ分りました。他でもなく、法をしっかりと学んでいないことが原因でした。毎日学法はしているものの、以前の学法時の状態を振り返ると、よくありませんでした。法が頭に入らず、心にも入っていませんでした。常に頭がぼんやりとしていて、読んだばかりなのに振り返るとその内容を思い出せず、ひいては眠っていました。今回学法の量は少なかったのですが、冷静な状態で、法がしっかりと頭に入り、心に入って、本当に自分が学んでいました。これが分かった時、心身ともに豁然(かつぜん・突然迷いや疑いが晴れるさま)となり、心を妨げていたものがなくなりました。今日は5人も三退させました。同修も進歩があると励ましてくれました。

 原因が見つかり、法をしっかりと学ぶことの大切さを体得しました。それからは学法する際には、自分が本当に心から学ぶように努めますと、眠気がなくなりぼんやりしなくなり、法が頭と心に入るようになりました。現在、三退を勧めることも正常な状態になり、毎回10人くらいは三退させることができ、多い時には15~16人もの人達を三退させることができるまでになりました。一緒に電話をかけている同修は、私の成長に安堵し心から喜んでくれています!

 しっかり法を学ぶことの重要性を体得し、ここで同修の皆さんと分かち合いたいと思いました。なるほど、だから、師父は常に口を酸っぱくして私たちに「法をしっかりと学びなさい! 法をしっかりと学びなさい! 法をしっかりと学びなさい!」と言っておられたのですね!!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/4/3/345053.html)
 
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