河北の杜賀先さん 健康が悪化しても解放されず
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 【明慧日本2017年12月7日】河北省雄県の法輪功学習者・杜賀先さん(40代女性)は国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の大隊長に不当に入室されて連行された。その後、杜さんは保定市留置場に拘禁されたが、断食して抗議を行った。11月16日、杜さんの家族は杜さんの弁護士2人と一緒に留置場に行き、杜さんと面会したとき、杜さんが車いすに乗って現れ、2人に支えられてやっと立ち上がり、顔が浮腫んでいて、今にも倒れそうな状態だった。

 非常に具合が悪そうな杜さんの姿を見て、弁護士はその日の午後、検察院に行って検察官に会い、杜さんの解放を求めた。しかし、検察官は「この案件は11月10日に裁判所に渡した。聞きたいことがあれば、裁判所に行きなさい」と言った。そして、弁護士は裁判官・陳春華に電話し、杜さんの案件について会って相談したいと伝えたが、陳に「案件を閲覧したいなら、11月20日の月曜日に裁判所に来い」と言われた。

 11月20日午前9時過ぎ、家族も弁護士と一緒に裁判所に行った。裁判所の前で、担当者の陳と董に電話で連絡したが、2人にいろいろな口実で会うことを拒否された。それから、家族と弁護士は裁判所内に入り、董に会ったが、またさまざまな理由をつけられて、案件の閲覧を拒絶された。

 それから、弁護士は陳のところに行って、案件の閲覧をしたいというと、陳に「その案件はまだネットに上がっていないよ。立案していないので、何を見るのか」と言われた。弁護士は「法律上、7日経つと立案するべきです。もう10日も過ぎたのに」と言い返しても、駄目だった。

 仕方がなく、弁護士は裁判所の副所長に会いに行って、事情を説明した。副所長は「このことがよくわからない。立案をすれば、閲覧するのには問題がないはずだ。調べてみる」と言ったが、突然、「お前たち、どうやってここへ入ったのか、誰がお前たちを中に入れたのか」と怒り出した。

 裁判所から帰って、弁護士は裁判官たちの違法行為を訴えようとし、控訴状を書き、検察に渡そうとしたが、検察が受け取らなかった。

 杜さんは1996年から法輪功を学び始めた。その後、杜さんは真・善・忍に従って自分に要求し、より良い人になるよう努力をした。夫に怒られても、杜さんは一切争わず、穏やかな家庭を築いた。しかし、江沢民が法輪功迫害を引き起こしてから、杜さんはいろいろな迫害を加えられた。

 今年9月26日午後、雄県公安局国保大隊の大隊長は十数人の警官らを率いて、杜さんの自宅に不当に侵入し、何の証明証も提示しないまま、杜さんと杜さんの家を訪れていた妹の両腕を背中に回し、手錠をかけた。そして、杜さん姉妹はパトカーに乗せられ不当に連行された。その後、杜さんは保定市留置場に入れられたが、断食して抗議を行った。家族は何度も国保大隊に行き、杜さんの解放を要求したが、杜さんは解放されなかった。

 現在、杜さんの健康状態が悪化しているが、治療も受けられず、解放もされず、かえって、裁判に直面しているという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/23/357022.html)
 
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