【明慧日本2017年12月25日】ハルビン市双城区の法輪功学習者・姜暁艶さん(56)は、今年10月9日、双城区の警官に不当に連行され、11月下旬、再度ハルビン市女子刑務所に拘禁された。現在、姜さんの体の状況は非常に心配な衰弱した危険な状態に陥っている。
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姜さんはかつて直腸癌を患ってしまい、危篤状態にまで進行し悪化した。1999年以前から法輪功に出会い、「真・善・忍」の基準に従って自分を律するようになった。すると、姜さんの病気が自然に治った。
2011年11月13日、現地の56人の法輪功学習者が、ハルビン市および双城の警官に不当に連行され、そのうちの36人が不当に労働教養を強いられ、6人が不当な判決を宣告された。姜さんは、連行された学習者の子供の面倒を見ていた時、入室した警官に強制連行され、懲役14年の重刑を宣告された。
姜さんはハルビン市第二留置場に拘禁された。警官は姜さんの両手を後ろに反らして、椅子の背の鉄棒に手錠をかけ、さらに力を入れて手錠をぐっと持ち上げた。その苦痛は想像できないほどの辛さで、胸と腹部が張り裂けるような痛みだった。
5日間連続して苦しめられた姜さんは、何度も気絶し、顔色が真っ青になり、全身の力が抜けていた。
2012年8月、虫の息となった姜さんは、黒龍江省女子刑務所に移送された。状況を目にした刑務所側は断固として拒否したが、第二留置場の所長がいろいろと画策をして、姜さんを女子刑務所に拘禁した。
2012年8月30日、女子刑務所は姜さんの家族に危篤通知を出した。9月20日、ようやく危篤通知を受け取った家族は、姜さんの傍に駆け付けたが、姜さんは話をする力さえもなかった。
2013年7月、家族は刑務所に面会に行った時、姜さんの意識は朦朧として、顔は浮腫んでおり、腹部に赤ん坊の頭の大きさの腫瘍があり、重度の貧血状態に陥っていた。家族は姜さんの解放を求めたが、許可されなかった。
2013年9月27日、姜さんは救急車で自宅に戻された。家族は全ての行動能力を失った姜さんを抱っこして下車させた。
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今年10月9日午後1時過ぎ頃、実家から帰ってきた姜さんは、家に着いた途端に警官に不当に連行された。半月の間、身内のみんなが双城公安局、駅前派出所、ハルビン第一留置場、第二留置場、女子刑務所、刑務所管理局病院などの関連場所を探し回ったが、姜さんの行方が分からないままであった。
姜さんの息子の結婚式が間近に迫っていたが、依然として姜さんの居場所が分からないままである。姜さんの妹は怒りを抑えきれず、再度公安局に行き、警備室に入ると、「国保大隊(法輪功迫害の実行機関)はどこなの? 何で私のお姉さんを連行したの、一体どこに拘禁したの? 女子刑務所にいるって、いなかったじゃないの、人を騙しているのか」と問い詰めた。その後、上の階に上がろうとした時、2人の警備員に遮られ、引っ張り合ううちに手が警備員に引っかけられ、出血した。5階の国保大隊に入った妹は、すぐ女性の警官に押し出された。
妹は「あなた達は何で人を騙すのか? 女子刑務所には私のお姉さんは、どこにもいなかった」と言った。その時、多くの警官が近寄って来た。それでも妹はみんなの前で言い続けた。「ほら、手が引っかけられて出血しました。あなた達は国民のお金を使って、また国民の手を引っかけるのですか? 私はただお姉さんを探しに来ただけです。今、行方不明になっています。あなた方は不当に連行していきました!」
1時間後、「もう泣かないで、これは肖吉田隊長の電話番号です、かけてみなさい」とある警官が妹を慰めた。
今年11月14日、妹はハルビン市女子刑務所でようやく姜さんに会えた。姜さんは非常に衰弱しており、痩せた顔が真っ青で、テーブルに支えた手がずっと震えていた。お姉さんの様子を見た妹は涙を流した。
現在、姜さんはハルビン市女子刑務所の病院に拘禁されている。