黒竜江省チチハル市の鄭喜林さんは再度、判決を受ける
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 【明慧日本2017年11月16日】黒竜江省チチハル市竜江(りゅうこう)県の法輪功学習者・鄭喜林さん(43歳男性)は、法輪功の横断幕をかけたと疑われ、1月25日に国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官により連行された。その後、警官は鄭さんに拷問を加えて自白を強要した。そして、10月、チチハル市竜江裁判所は鄭さんに懲役4年の判決を宣告した。

郑喜林
鄭さん

 チチハル市昂昂渓(こうこうけい)区に在住の鄭さんは、鉄道会社の職員だった。1996年に法輪功を学び始め、法輪功の「真・善・忍」の教えに従って自分を律した鄭さんは、周りから好青年と評価された。しかし、1999年7.20、中国共産党当局が法輪功迫害を発動したため、鄭さんは会社から解雇され、裁判所に実刑判決を宣告されるなどの迫害を受けた。

 今年1月25日夕方5時過ぎ、竜江県の国保大隊と黒崗子派出所の警官が鄭さんの勤務先に行き、鄭さんを連行した。警官は鄭さんの自宅からパソコン、現金1千元、自家用車などの私物を押収した。連行された鄭さんは拷問を受けて顔に傷を負い、鮮血が流れた。

 警官は黒崗子郷に法輪功の横断幕が現れたことで、監視カメラで確認し、鄭さんの車がその道を走ったとの理由で、鄭さんを連行した。

 7月5日、裁判所は鄭さんに対して開廷した。法廷で弁護士は法律に基づき、鄭さんの無罪を主張したが、裁判官も検察官も反論しなかった。そこで、家族は鄭さんは無罪で帰宅できると思い込んだ。しかし、10月になって、裁判所は鄭さんに懲役4年の実刑判決を宣告した。

 鄭さんは判決結果を不服とし、上訴した。

 法輪功迫害が発動されからも、鄭さんは法輪功を学び続けた。人々に法輪功が迫害されていることを話したりした。2003年10月、鄭さんは国道で法輪功の横断幕をかけたため、地元610弁公室に、「10.20重大案件」として扱われ、連行された。鄭さんは公安局の警官に殴打され、体中傷だらけで血まみれになり、顔も変形した。警官は鄭さんを逆さまに吊るし上げて苦しめた。鄭さんの妻も派出所まで連行され、脅迫などを受けた。そして、家族は10カ月の子供を連れて派出所へ行き、子供の世話をする人がいないとの理由で、妻の解放を強く求めたため、解放された。しかし、鄭さんは懲役5年を宣告され、泰来刑務所に拘禁された。会社側も鄭さんを解雇した。

 現在、鄭さんは断食をして迫害に抗議しているが、健康状態が悪化しているという。

  (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/10/356522.html)
 
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