文/中国の大法弟子
【明慧日本2017年12月26日】2018年の明慧卓上カレンダーが出来上がってから、私は地元の団地に行き、直接手渡しをして、縁のある人に「法輪大法は素晴らしい」と告げ、チャンスがあれば、真相を伝えて「三退」を勧め、人を救いました。
あるアパートを通った時、1階にある小さな部屋のドアが開いているのを見て、私は近くに行くとにお爺さんが座ってストーブでお湯を沸かしていました。私は「来年の法輪大法真の卓上カレンダーは要りますか」と声を掛けると、お爺さんはそれを受け取り、開いて「法輪大法は素晴らしいですね。わしは、法輪功の本も持っていて読んでいるよ」と言いました。「昔、法輪功を煉功したことはあったのですか」と聞くと、お爺さんは「いや、あるお嬢さんから真相を教えてもらって、真相のメモリカードももらって、『轉法輪』ももらった。あれ? あのお嬢さんはあなたでしたか? わしはもう忘れたけど」と言いました。
私ははっとして「このお爺さんの顔に見覚えがあると思いました。なるほど、1年前、大声で私をびっくりさせたお爺さんだった」と思い出しました。
あの日、文化センターの近くで、ミニのポータブルスピーカーで京劇を流しているお爺さんに会いました。私が大法の真相を伝えると、お爺さんはいきなり、「法輪功か」と大声で一喝しました。私はびっくりして、通報されるかと思いました。実は、お爺さんはアパートの廊下で、何度も法輪功の資料を拾って読んだそうです。そして、ぜひ法輪功の人に法輪功のことを直接聞きたくて、私に遇った時、とても興奮したということでした。
あの日、お爺さんにたくさんの真相を話し、三退をさせ、2冊の定期刊行物を渡しました。しかし、お爺さんはまだまだ話し足りない様子なので、このお爺さんはきっと大法と縁があると思いました。そこで、私は時間と場所を決めて、翌日、『轉法輪』と神伝文化の内容が入ったメモリカードを届けました。そして、「『轉法輪』は大法の書籍で、必ず敬虔に扱わなければならず、うかつに置いてはいけない、横になって読んではいけません」と注意しました。お爺さんは承諾しました。この1年間、私はこのお爺さんに再び会った事はありません。私はずっと気になっていて「もし、お爺さんが大法の本を大切にしていなければ、返してもらおう」と思っていました。
今日、アパートの下でお爺さんと偶然に再会できるとは、思いませんでした。
私は「お爺さん、本をあげたのは私でしたよ。まだ読んでいますか?」と聞くと、お爺さんは「読んでいるよ。毎日読んでいます。あなたからもらったメモリカードの内容も全部聞きました。法輪功は本当に素晴らしいですね。江沢民や中国共産党はこれだけ素晴らしい功法を迫害し、これだけいい人に無実の罪を着せて、本当に悪すぎます。今、私達年寄りが集まると、皆に『法輪功は冤罪です、迫害されています』と大声で教えていますよ。わしは怖くない。そして、よく捨てられた資料を拾って、家に持ち帰ってきれいに拭いて、また配るのですよ。でも、あの大法の本は人にあげません。それは大切なもので、よく読まなければならないから」と言いました。そして、お爺さんは拾って来て、ジプロックに入れた『明慧週刊』を見せてくれました。
私はとても感動して、「お爺さん、よく分かってくれましたね。きっと良い報いがありますよ」と言いました。お爺さんは確かに1年前より顔色も良くなり、若返りました。
お爺さんは合掌して、別れを告げました。お爺さんは私を見送り、「あなた達は自腹で資料を作って配り、本当に偉いですね! 何か必要があれば、声を掛けてください。出来ることなら協力しますよ」と言いました。私は「お爺さん、友達や親戚に『三退』をして平安を守るように伝えてください、それが一番です」と言いました。
お爺さんの家を出て、私は心が暖かく感無量でした。お爺さんはまだ煉功したいという気持ちはないようですが、しかし、彼はすでにすっかり真相が分かり、救われた生命となりました。師父は『二〇〇三年米国中部法会での説法』中で、「真相が分かった生命は生きているマスコミであり、彼らも真相を伝えており、社会に大きな影響を及ぼしています」とおっしゃいました。このお爺さんはまさしくその一例でした。
師父は私に引き続いてしっかり真相を伝えることを促すために、お爺さんとの再会を按排して下さいました。最近、卓上カレンダーを配り、「三退」を勧める時、量を求める傾向がありました。人を救うならば、心を込めてやって初めて、本当に人を救うことができ、もっと多くの人を救う事ができると思いました。