表面も他空間も試験
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文/海外の青年大法弟子

 【明慧日本2016年12月27日】私は海外留学中の青年大法弟子です。最近の学習試験についての体験を皆さんと共有したいと思います。

 数カ月前、外国語試験を受験した時のことでした。その結果は直接学位に影響を与えてしまう大変重要な試験でした。長い時間をかけて準備していたにもかかわらず、自信を持てませんでした。そこで試験の直前になって思い切って点数に執着する心を放下し、平常心で直面することにしました。

 試験の一環として、任意に与えられたテーマについて試験官の前で自由に10分間の口頭陳述を行う項目がありました。当日、私に与えられたのは、「加速している現代生活リズムの中での強制残業について」というテーマでした。それを見て私は言葉が出てこなくなり、頭は真っ白でした。しかし普段学んだ法理から「成り行きに任せよう」と理解し、緊張感を押さえて動揺しないように、心を静めることに努めました。

 最初の口述は混乱気味でした。ところが「重い学業負担に対して自らとっている有効な解消法は、就寝前の座禅だ」と話した時、試験官は目を光らせました。その瞬間、試験官に法を得てもらう良い機縁がきたと悟り、私は法輪大法が心身にもたらした利点を語り始めました。

 それからの答弁は、テーマはどこかに忘れられているかのように、もっぱら法輪功の話をしました。終了間際に試験官は突然、「私の身近にいる中国人たちは法輪功を知っていると思うか?」と聞いてきました。「もし試験官の周りに本当に真相の分からない中国人同僚がいたら、私の受験は台無しになってしまうのではないか」と私の心は一瞬動じました。しかしその念が出た途端、「違う。衆生の皆は法の為にやってきている。1人の例外もなく自らの選択に直面しなければならない」と自らの不正の念を否定しました。「非常に有名な功法ですので、中国人の大半は知っていると思います。是非ご自分で調べてみてください」と微笑みながら答えて、ホームページのURLを書いたメモを試験官に渡しました。

 終了時間を迎え、試験場を離れようと席を立ち上がった時、試験官は「わかっていましたか? あなたの最初の口述はとても理想的とは言えなかった。ところがそれに動じずに落ち着いた口調で私に対して真剣に述べ続けて最後は大変よくなった。あなたが終始冷静さを失わなかったのは、きっとその功法を習っている中で、心を修めているからだ。同年齢の人には見られない平然さと超脱感があった。それは修煉者の心から自然に生まれた現れだと思う。きっとその功法は非常に高いエネルギーを持っているもので、私は必ずウェブサイトを見てみる」と私に話しました。

 この体験は、表面上では私が試験を受けることでしたが、試験官が大法に出会う縁を結びつけることでもありました。帰路に着いたとき、師父の説法にあったお言葉の「真相を伝え、衆生を救い、これはすなわちあなたが行うべきことです。これ以外に、あなたが行うべきことはなく、この世界であなたが行うべきことはありません」[1]が脳内から離れませんでした。

 注:
 [1] 李洪志師父の説法:『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/12/21/339187.html)
 
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