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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2017年5月11日】私は毎日出かけて真相を伝えています。ある日、広場で70代の男性に出会い、声をかけて挨拶をし、5、6分間雑談をしました。彼は私の考えにとても共感を持ち、意気投合しました。その時、彼の携帯電話が鳴りました。「奥さまからのお電話ですか?」と聞くと、「いや、友達からの電話です。食事を誘われましたが、あなたも是非一緒にどうぞ!」と言われました。

 突然の誘いに私はとても困惑し、再三断ろうとしましたが、しかし、彼は「遠慮しないで下さい。是非行きましょう。行きましょう! 行きましょう!」と誘いました。私は、「彼にまだ三退を勧めていないし、行けば三退を勧められるし、その上、彼の友達にも法輪功の真相を伝えられるから、あれこれと心配するより、人を救うことが何よりだ」と気持ちを改め、行くことにしました。

 レストランへ行く途中、彼の2人の知人に出会い「お知り合いですか?」と聞かれました。私達は「いいえ、いま出会ったばかりです」と答えました。レストランに到着すると、彼の友達と友達の友人2人がそこに座っていました。私達は挨拶を交わすと「何歳ですか?」と聞かれたので、私は「67歳です」と答えました。すると「67歳? そうは見えませんね」と彼らは頭を振りました。私はよく街で真相を伝えているため、彼らはみな私の顔を覚えているとのことで、時にはそばで真相を聞いたりするとも言いました(私は彼らをあまり知りません)。

 料理を待っている間、私はその時間を利用して法輪功の真相を話しました。まず彼らの無神論の観念を取り除こうとして物語から話し、彼らとの距離を縮めようとしました。料理が全部揃ってから、彼らは私にお酒をついでくれましたが、私は「申し訳ありませんが、お酒は飲みません」と断ると、「じゃ、ビールにしましょう」と勧めてくれました。そこで、「私達、法輪功を修煉する人はアルコールを飲まないのです」と言って、法輪功について言及しました。すると、まるで水到渠成(すいとうきょせい・物事は条件が整えば自然に成就するという意味)のように自然に本題に入って話が広がりました。

 ある退職した校長先生は法輪功の真相をまだ全部は知らず、「あなた達が中南海を包囲しなければ、中国共産党は迫害しなかったでしょう」と言いました。私は「口を挟んで申し訳ありませんが」と言って、天津で警官が不当に法輪功学習者を連行したことから、4.25に穏やかに陳情を行ったこと、そして、江沢民が迫害を始めたことを話し、さらに、共産党は天安門焼身自殺をでっち上げたこと、法輪功学習者の生体臓器狩りのことを話しました。最後に、「私はかつて心臓病を患っており、十数万元を払って入院治療をしても治らず、法輪功を修煉して一銭も使わずに元気になりました。これほど素晴らしい功法は続けるべきではないでしょうか」と言いました。すると、彼らは皆うなずきました。

 彼らの5人の中に元教師の人、20年あまり共産党書記を務めた人、そして、郷長だった人、校長の経験者が他に2人もいました。中国共産党の邪悪な本質をさらに暴こうとして、私は「文革」の時期から話しました。私達は年齢が近いため、彼らも多かれ少なかれ被害を受けた経験があり、皆私の話をその通りだと認めました。私は「世の中のすべては定められた運命があって、人間の思う通りにならないのです。例えば、秦の時代に、隕石が落ち、隕石には『始皇帝が死亡し、領土が分割する』と刻まれていました。始皇帝はおおいに怒りましたが、しかし、間もなく、秦始皇は亡くなり、六つの国は相次いで復国し、自分の領地を取り戻して割拠しました。1976年、吉林省に隕石雨が三つの大きな隕石と入り混じって降って来ました。その年に唐山大地震が起き、24万人の死者を出し、その年に毛沢東、周恩来、朱徳の3人が相次いで亡くなりました。古代には『亡秦石』があり、現在には『蔵字石』があります。それは全部天意で、天意に逆らってはいけません」と言いました。彼らも「確かに何もかも決められた運命がある」と賛同しました。私はさらに劉伯温の「焼餅歌」(中国の三大予言書の一つ)なども話しました。

 最後に私は、「皆さんは三退をして平安を守る話を聞いた事があるでしょう。神が中国共産党を滅ぼすのは天意です。皆さんはみんな共産党の党員でしょう。将来の大きな災難から逃れるには、必ず脱退をしなければなりません。退けば彼らの一員ではなくなりますから、災難が来てもあなたと関係がなくなります」と言いました、彼ら5人は口を揃えて「脱退します、実名で共産党から脱退します」と言いました。私はさらに「『法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい』をしっかり覚えてください、そしてご家族にも是非伝えて下さい」と念を押しました。

 食事が終わって、私達はしばらく話しながら途中まで一緒に歩きました。まるで、お互いに久しぶりに会った親戚のようにとても親しくなりました。退職した校長先生は私の手を握って「本当にご縁ですね!」としきりに言いました。

 真相を伝える中で、機縁が熟してとても真相を聞きたがっている人によく出会いました。それは師父が下地を作ってくださり、この過程で私を成長させてくださっているのです。師父の慈悲なる済度に感謝を申し上げます。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/1/346480.html)
 
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