【明慧日本2018年3月30日】寧夏の法輪功学習者・譚秀霞さん(57歳女性)と内モンゴルの法輪功学習者・徐潤葉さん(61歳女性)は寧夏銀川市金風区裁判所に実刑判決を言い渡され、先日、2人は寧夏女子刑務所に収容された。
銀川市金風区裁判所は譚さんに懲役3年、徐さんに懲役3年6カ月の実刑判決を宣告した。『刑事判決書』に2017年10月中旬と日付が書いてあるが、譚さんの家族たちは2カ月後の12月中旬になって、その判決書を受け取ったという。
2016年11月23日、寧夏石嘴山市大武口区に在住の譚さん、徐さんなどの法輪功学習者8人は、金風区の警官らに一斉に連行された。その後、ほかの学習者6人は解放されたが、譚さんと徐さんは銀川市留置場に送られ、拘禁された。
2017年7月26日、譚さんと徐さんは金風区裁判所に不当な開廷をされた。法廷で譚さんは法輪功を学んで道徳を向上させ、持病が消えたことを話した。また、徐さんも以前、乳がんを患っていて、法輪功を学んで完治したことを話した。
弁護士も法律と人道の角度から説明し、2人の無罪を強く主張した。弁護士は「現在の法律の中に法輪功への信仰が違法であると、どこにも書かれていません。当事者の学習者たちは社会にも、団体にも、個人にも全く害を与えておらず、どの法律に違反したのかその根拠も証拠も何もありません。それゆえ、当事者たちは『邪教の組織を利用して、法律の実施を破壊した』との罪があると問われていますが、その罪名は不成立です」と答弁した。
公訴人が出したいわゆる証拠に対して、弁護士は「これらのものは邪なものではなく、『福』の文字や『福の子供』の写真は中国伝統的な文化です。『中華人民共和国新聞出版総署令』の第50号によると、法輪功の書籍やカードなどはみな合法であるとしています」とさらに突っ込んで、答弁した。
その日、裁判長は2人に対する判決の結果を出さなかった。12月中旬になって、譚さんの家族は譚さんの『刑事判決書』を受け取った。それから、譚さんはすぐに上訴したという。
譚さんは石嘴山市大武口区西北石炭機械第一工場の職員だった。譚さんは法輪功を学んで心身ともに浄化され、一層善良な人になった。譚さんの勤め先のリーダーは法輪功を学んで健康になり、道徳の向上もできた学習者のことを目の当たりにしてからは、法輪功を支持するようになり、学習者たちに煉功の場所までも提供した。
しかし、1999年7.20から、江沢民が法輪功への迫害を開始した。譚さんは法輪功を学び続けているという理由で、大武口区の重点迫害の対象者となった。譚さんは前後して、労働教養所に2回、計4年間拘禁され、実刑判決を受けて刑務所にも4年間拘禁されていた。刑務所から帰った譚さんは迫害を免れようと、家から離れるしかなかったが、当局の警官らは譚さんの両親を脅迫して行方を聞き出し、譚さんの行方を追った。それで、譚さんの父親が大きなショックを受け心臓病が悪化し、数カ月後に亡くなった。
徐さんは内モンゴル出身で、個人経営者であるが、法輪功を学んでいるとして、留置場に拘禁されるなどの迫害を受けた。