偉大さは平凡な外見の下に隠れている
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年4月21日】ある日の朝、現地の同修Aさんと面識のない女性同修が突然我が家に来て、ほかの資料拠点から多くの設備を移してきました。彼らがわが家へ運搬するとき、私の2歳の息子は入口で「お母さん、早く手伝って」と話しました。私は驚きました。普段、息子は少しも私を離さず、家に誰かが来るときに私が少し離れたら、この子はすぐに泣き出していたのです。

 設備を運び終えて、Aさんと女性同修にお茶を入れたあと、女性同修の名前は雪さんだと分かりました。お茶を渡すとき、雪さんは両手で合掌して感謝の意を表わし、なんと善良で優しい人だろうという第一印象を受けました。

 Aさんと雪さんは設備を遠いところから車で運んでくるために、2日間一睡もしておらず、また休憩もとらずに全ての設備を私の家まで運んできて、きっととても疲れたことでしょう。私は2人に少し休んだらと言いましたが、2人はどうしても学法煉功をすると言って、結局、寝たのは夜中の12時半でした。翌朝、3時40分に起きて2時間煉功してから出かけて、夜もまた寝るのは11時になりました。

 2人を見て、私は思わず恥ずかしくなりました。たまに真相資料などを作るために私は夜更かしをすると、同修たちに「昨日、遅くまで真相資料を作りました」と言いふらして、翌日は当たり前のように息子を抱えて9時まで寝ました。時々、同修たちに「私はとても忙しい」と顕示心を持って言いふらしていましたが、今思い出すと本当に恥ずかしく、実は、「私はとても怠けています」と言うべきだったのです。一方、Aさんと雪さんにとっては、睡眠は1日3時間ぐらい寝たら十分のようでした。

 折れた足首が治った

 少しずつ、雪さんの状況を聞きました。雪さんの家族の中で、法輪功の修煉を放棄しないために迫害されて亡くなった人が3人いました。警察が雪さんを捕まえようとしたとき、雪さんは走って逃げて、車にはねられて足首を骨折しました。警官は雪さんの足の惨状を見て怖くなり、彼女を捕まえることも忘れて逃げました。医者は、こんなひどい怪我では手術のしようがなく、接骨もできず、一生このまま障害者になると断言しました。

 家に帰って、足首が折れたにもかかわらず、座禅するときに、雪さんはいつものように両足を組みました。激痛のために豆粒ぐらい大汗をかいても、決して足を降ろしたりしません。ある日、足の骨がぽきんという音がして、勝手に繋がって治りました。強い正念を持てば、大法はそれだけ大きな威力を見せるのです。本当にその通りでした。

 学法のとき、雪さんは5時間も両足を組み、痛くなっても決して足を降ろしません。弱々しい外見の裏に、彼女はいかに確固たる金剛不動の心を持っていることでしょう。一方、私の場合、座禅して足が痛くなったら、体を前後や左右に大きく揺らし、またどうしても手で足を撫でないと気が済まないのでした。

 それから、警察は卑劣な手段で雪さんを騙し、拘置所に連れて行きました。車を降りた瞬間、警官は雪さんに手錠をかけました。雪さんがそっと左手を引くと、左手はなんと手錠から抜けました。(奇跡的に手錠から手を外した例は、明慧ネットの文章によく読みますが、そのような本人と会うのは初めてです)。しかしそのときに雪さんは、「私はこのように逃げて今後路頭に迷う生活をしたくない。今日、私は正々堂々と警察から帰ろう」と考えました。そのあとの健康診断のとき、雪さんは師父に助けをお願いして、結局、雪さんに命が危篤の状態が現れ、拘置所の医者が驚きのあまり雪さんの入所を拒否しました。警官らは雪さんを拘置所にどうしても拘留しようと、医者と交渉しましたが、医者は「彼女がここで死んだら誰が責任をとりますか」と断固として受け入れません。仕方なく、警官らは雪さんを家に帰らせました。雪さんは正々堂々と迫害を打ち破りました。

 洗脳班を解体する

 かつて、雪さんは「洗脳班」に閉じ込められた時期に、連続9日間警官に囲まれて、一睡もさせてもらえないことがありました。雪さんが入ったとき、中にいた法輪功学習者の多くは既にいわゆる「転向」させられていました。雪さんがみんなと交流したことをきっかけに、多くの学習者は「転向」したことが間違っていたと認識できました。雪さんはまた2000人参加のイベントで舞台に上がって法輪大法の素晴らしさを話しました。「もし大胆に北京に陳情に行ったら、お前を砂漠に運び殺してやる」と警官は雪さんを脅したのですが、雪さんは少しも恐れずに、依然として陳情のために北京に行きました。

 しかし、これほど素晴らしい正念を持っている修煉者なのに、いつも「自分はまだまだ良く出来ていません」と言います。謙虚な修煉者は何も誇示せず、彼らには自分の「功績」が見えず、見えたのは自分の不足だけです。一方、私は小さな事をしてもよく周囲の同修に顕示心を持って言いふらしており、雪さんに比べて恥ずかしく思いました。

 息子の変化

 2歳の息子は、私の望んだ通りに学法をせず、1日中遊ぶことに夢中で、不機嫌になったら地面を転がり回り、この部屋からあの部屋まで転がり回ります。息子がこうなった原因は、母である私の修煉がちゃんと出来ていないからだと私は分かっています。

 雪さんは来てから息子を抱いて歌を歌い、息子に『洪吟』の詩を教え、『明慧週刊』を読み聞かせましたが、なんと3、4時間抱いても息子はずっと大人しくして、朝起きるときにも顔に笑みを浮かべています。息子は明らかに良い子になり、「この腕白な子がこれほど大人しくなることもあり得るのだ」と私は感慨しました。

 我が家に泊まって3日目に、雪さんは3歳になった孫のことを私に話しました。もう8カ月も孫に会っていなくて、雪さんは私に孫の無邪気で可愛い様子を教えて、とても孫を思っているようでした。そして、半日もかけて孫に服やお菓子を買いに行き、孫に対する情が生じたようでした。そのため、息子が幼稚園から帰って来ると、どうしても雪さんを相手にしなくなりました。家の中で走り回って、水をこぼしたりして、自分の部屋に入ってドアを閉めて雪さんを部屋に入れませんでした。

 4日目、雪さんの状態はまたとても良くなりました。すると息子は朝起きて雪さんのところに飛びかかって、チューまでしました。私がそばにいても、息子はずっと雪さんにくっついて、雪さんと一緒に『洪吟』を暗記しました。「雪さん、あなたに不思議な力がよみがえって、息子はまたあなたの虜になりました」と私は冗談で言いました。

 2歳の子供は天目が開いているのでしょうか。大人よりも敏感で、雪さんに対する1日目と2日目の親しさ、3日目の疎遠、4日目の突然の一層の親しさは、私に一つの事を教えました。つまり、私が自分をしっかり修めてこそ、初めて息子を良い子に育てることができます。ぼうっとこのままでいると、この子を駄目にしてしまいます。自分の子は自分で責任を持って育てるべきで、私はまた誰に頼ろうというのでしょうか。母親としてしっかり自分を修めて早く心性を高めよう、と私は思いました。

 私の反省

 雪さんと一緒に来た男性同修のAさんも、ここ数日ずっと我が家に泊まっていました。「彼の家はここからとても近くて、歩いて数分の距離なのに、どうして泊まらないといけないのか。また、Aさんは平然と雪さんと一緒に出掛けて買い物をしたりして、奥さんに見られたら大変なことになるのではないか」と私は不思議に思って、数日経ってとうとう我慢できなくなり、雪さんに打ち明けました。

 「Aさんは同修のBさんに裏切られて、暫く拘留所に入れられたのです。先日、出所したばかりで実家に帰るのは多くの不便があるので、あなたの家に少し泊まったのです。彼は全然Bさんを恨んでおらず、出所してすぐBさんに会って、無事出所したことをいち早くBさんに知らせました。Aさんが私と一緒に買い物をしたのは、私とAさんは実は親戚なので、互いの家族とも親交があって、Aさんの奥さんに見られてまずいことは一つもないのです」と雪さんは説明してくれました。

 Aさんが来て、私が挨拶をしたら、Aさんの表情は依然として温和で、数日来の私の冷たい態度に少しの不快も覚えていないようでした。迫害を受けて多くの苦を嘗めたAさんと雪さんは、私の家に来て少し安らかになれると思ったのかもしれないのに、私はAさんに疑う気持ちを抱きました。また、ここ数日私は雪さんに多くの思いやりをしたのですが、Aさんに対しては多少疎かにしました。Aさんの家はすぐ近くにあるので、私は面倒を見る筋がないと思ったからです。

 互いに心を開いて交流した後、Aさんと雪さんは我が家を出ました。彼らはいつかまた来ると言ったのですが、しかし私にこのように誤解されて、恐らくもう我が家には来ないと思います。私の心はとても辛くなりました。独りよがりで、同修を疑い、とうとうあの2人を傷つけました。自分は1本の草のように弱々しいのに、相手には山のように強くいてほしいと要求するなど、私の心性はなんと低いことでしょうか。雪さんたちは私の良いところだけを見ているのに、私は雪さんとAさんの悪いところだけを見ていました。雪さんが口にしたのは自分の不足ですが、一方、私は自分の良さだけを言いふらします。一瞬、私は外に出て太陽の下に立って、明るい日差しで心の中の暗い考えを追い払おうと思いました。

 縁があって雪さんのような同修と会うことが出来た師父のご按排に感謝します。今後息子をどのように教育していくか、どのように時間を大切にして精進していくかを、師父は雪さんを通じて私に教えて下さいました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/2/12/360719.html)
 
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