思いがけない車との衝突事故の不可思議な結末
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文/遼寧省の年配の農民

 【明慧日本2018年5月18日】私は遼寧省某地の郊外に住んでいる農民で、今年70歳を過ぎました。私は30歳を過ぎた息子とお互いに寄り添って生きています。息子は幼いころから癲癇を患っており、今まで畑仕事をすることもできませんでした。幼い頃からあまり勉強をしたことがなく、常に彼のそばに寄り添い、どこに行くのにも連れて行きました。彼はよく発作を起こしては倒れ、その状態がずっと続き、とても困難な生活を送ってきました。私にはこの息子しか子供はいません。38歳になっても息子はまだ結婚することができませんでした。息子の生活のために電動車を購入しました。彼が出かけるといつ発作が起きて、事故を起こすか分からないので、いつも一緒に出かけていました。

 2015年10月2日、私に用事があったため、息子は1人で電動車に乗って出かけました。そこで、想定外な事故が発生しました。朝8時過ぎ、息子は電動車を運転中に、1台の三輪のオートバイと衝突してオートバイを転倒させてしまいました。私がタクシーで現場に着いた時、その現場を見て大変ショックを受けました。衝突した相手は80歳を過ぎた2人の年配者で、2人とも気を失っていました。

 息子は難事に遭ってしまったと思いました。私は緊急通報をしてから、近くにいた人に手伝ってもらい、直ちに2人の老人を病院に送り、緊急措置を受けてもらおうとしました。市の中心地の病院の緊急治療室に到着した時はすでに10時過ぎでした。診断結果は1人は粉砕骨折で、もう1人は後頭部に出血がありました。粉砕骨折した老人がまだ意識が戻ってない時、彼の80歳の奥さんともう1人の女性が病院にかけつけました。後で分かったのですが、この2人の家族は法輪功を修煉していました。彼女らが意識不明の老人に向けて「法輪大法はすばらしい! 真・善・忍はすばらしい!」と2回叫ぶと、その老人は意識が戻って来ました。その奥さんは私に「焦らないでください」、「私達の師父が彼を救ってくださいます。私はお金をもってきたので、あなたは支払う必要はありませんよ」と言ってくれました。私は心の中で、どこにこんな人がいるでしょうか。私を責めないばかりか、自分でお金を用意して持って来るなんて、と思いました。

 意識が戻ってきた老人が最初に口にした言葉は「入院はしない、家に帰りたい」という要求でした。看護師は「これほど長い時間、あなたは意識が戻らなかったのです。早く入院手続きをして、全身の検査を受けてください。撮った写真から見ると骨がたくさん粉砕し、すでに骨折した箇所も少なくありません。1週間後、機器で骨を繋げ、それから1週間、薬による治療を受けないといけません。以前の状態に回復できるかどうか断言し難いところです。それにあなたの頭と他の箇所にも問題があるかもしれません。なぜそんなに長時間意識が戻ってこなかったのか検査しないといけません。病院側はあなたの帰宅に同意できません」と言いました。老人は「私は帰宅しないといけません。あなた達では私を救えません」と訴えました。看護師は医療室に戻り、また戻って来て彼に年齢を聞きました。老人は84歳だと答えました。看護師は一言も言わず、また医師に確認しに行きました。戻ってきた時、「帰宅してもよろしいですよ」と伝えました。その際、看護師は老人に使うべき薬をすべて持ち帰りました。実は老人があまりにも高齢であり、それに重傷だったため、彼を救う自信がないから帰宅に同意したようです。もう1人の老人は翌日、退院して行きました。

 私は心の中で入院しなかったらどうしよう? これほど年齢が高いし、もしかして、事故で頭がおかしくなったのではないかと思いました。そして、息子を連れて老人の自宅を訪れました。老人は私達に「私は法輪功を修煉しています。あなた達は何も心配しなくて大丈夫です。あなた達は中国共産党、青年団、少先隊に入っていませんか? もし入っていたら、すぐに脱退してください」。ご夫婦とも私達に「法輪大法はすばらしい! 真・善・忍はすばらしい」という言葉を覚えるように言われ、また常にそれを念じ、中国共産党の組織を脱退して平安を守るようにとも言われました。老人は「私達のことはもう心配しなくても大丈夫です。帰ってもいいですよ! 今後は必ず気をつけてくださいね。私達はあなた方に面倒をかけないし、もう来なくてもいいです」

 翌日、私達親子は夫の弟と一緒にまた老人のお見舞いに行きました。彼に何らかの要求があるかと問いました。彼らご夫婦は口を揃えて「もう来ないでください。私達は絶対に面倒をかけません。すべて、私達自身で負担します。交通隊で処理し、事件の判決を下す時、自分達で責任を取ります。あなた方は何も心配する必要はありません」。それを聞いた私は涙を流しながら「法輪功を修煉する人はこんなにもすばらしいんですね。もし入院されていたら、治療費の支払いが大変な負担になっていたでしょう。実はこの電動車も息子の生活のためにお金を借りて買ったものです」と言いました。

 交通隊で10月13日にこの事件を処理する時、私は息子と一緒に行きました。どう処理するのだろうと心配していました。なぜなら、他の人から「入院させないとさらに難しくなります。いくらお金を請求されるか分からないし、それに現金で支払わないといけないし」などと聞かされていたからです。しかし、両家の息子とも、相手は故意に衝突したわけではないので、運転者を処分しないということで、この件は解決しました。父親から、私達は法輪功を修煉していて、すべての費用は自分で負担し、相手には負担をかけないと言われました。

 交通隊の人も唖然として、「我々は今までこのように交通事故を処理したことがありません。いずれも責任のある側が軽く処理するように求め、また、いかに治療代の請求を減額するように依頼してきます。しかし、今回ぶつけられた側はこれほど高齢者で、それに重傷を負っているのに、運転者を処分しないように要求し、1銭もとらず、すべてを自分で負担すると言い、それに1回の話し合いで結末をつけると言う。これまでこんな場面に出会ったことがない! 法輪功を修煉する人は本当にすばらしい」と言いました。

 事故の後、親戚や隣近所はみな「今回あなた達親子は本当に面倒なことになりましたね。負傷者のご家族と意見が異なったらどうしますか? それに耐えられないでしょう。この2人の老人が入院して退院しなかったらどうしますか? もし入院せず、高額な金額を請求されたらどうしますか」と口々に心配しました。後になって、交通隊で老人の要求どおり運転者に懲罰を与えないし、すべての費用は負傷者自身が負担することになったと聞かされ、親戚や友人は再三「今、この世の中にこんなことがあるのか? 不可思議だ、不可思議だ!」と言いました。

 2人の老人は入院もせず、注射もせず、薬も飲まず、如何なる医療も受けていない状況下で快復しました。この事実を前にして、私は心より法輪大法はすばらしい! 法輪大法は不思議なものであると信じるようになりました。この件を通して、私の夫の弟も脱党し、私は青年団を脱退し、親戚と隣近所も三退しました。現在、私達はみな「法輪大法はすばらしい! 真・善・忍はすばらしい」と念じています。私の息子は毎日この言葉を念じているおかげで、今まで半年以上にわたり癲癇の発作が1回も起きていません。息子は何回も私に、私達も法輪功を修煉しましょうと言いました。

 今回の車の衝突事故を通して、私は本当に法輪大法を認識できるようになりました。法輪大法は本当にすばらしいです!!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/2/26/350287.html)
 
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