【明慧日本2018年6月1日】（吉林省＝明慧記者）元吉林省体育学院の教師で、法輪功学習者の車平平さんは、2018年1月26日、長春氏東城派出所の警官によって無理やり連行され、今現在、長春市第四看守所に入所されたままでいる。
車平平さんは2017年10月18日、冤罪による4年の刑期を終え、吉林省の女子刑務所から出所したばかりだった。拘禁中の看守所と刑務所でひどい迫害を受け、もともと健康だったが酷く殴打され、右目が網膜剥離してしまった。刑務所はすぐに手当てを施そうとせず、治療に最適な時期を失ったため、現在、右目はほぼ失明の状態にある。
2018年4月27日車平平さんの家族と当地の弁護士は、長春市第四看守所へ車平平さんに会いに行った。看守所は吉林省司法局が許可した、法輪功の案件を代行するための許可証を提示するように、当地の弁護士に要求した。
弁護士と家族は急いで吉林省司法局へ赴（おもむ）くと、司法局の職務担当者は「法輪功の者に無罪の弁護などしてはいけない」と弁護士に言った。弁護士は、「弁護ではなく、ただの見舞いに行くだけです」と言ったが、司法局の職務担当者は、法輪功は思想上の罪があると見なすように弁護士に要求し、「代行する過程中においては本事件のいきさつを家族に話すわけにいかない」と言った。家族は「車平平さんが連行されたプロセスや現状について知りたい」と要求したが、弁護士は「司法局の干渉を受けているので、家族の要求に応えられないので、この依頼は解除せざるを得ない」と申し出た。
車平平
2018年5月4日、その後、家族は他の土地の弁護士を招いて車平平さんに面会してもらった。長春市朝陽区検察庁の検事の呂金明が車平平さんを二度取り調べたことが分かった。呂金明が言うには「刑法では車平平さんが法輪功を修煉することは違法であり、法輪功に対する処罰は内部規定にある」ということだった。
車平平さんの家族は無実の罪で長春市朝陽区の検察庁へ何度か行き、検事の呂金明と検察庁に何度も電話をかけ、状況を伝えようとした。しかし、呂が3回電話に出ただけで、家族の陳述も最後まで聞こうとせず、家族の依頼した弁護士の権限を告知することなく、「法輪功の重要な内容に関しては内部規定で処理する」と言っただけだった。
40歳の車平平さんは知識人の家庭で生まれ育ち、本人自身も東北師範大学大学院を卒業し、吉林省体育学院で教師をしており、真面目にこつこつ仕事をし、学生からの評判もとてもよかった。法輪功の修煉も頑張っていたため、何度も不当に連行され、家財を押収されたり、強制的に洗脳を受け、何度か迫害によって危篤状態に陥った。二度目の冤罪で公職を免職され、両親は彼女の安否を心配するあまり病気になり、そろってこの世を去った。
車平平さんは法輪功を修煉したことにより、不当に拘禁されて吉林省女子刑務所にいる。迫害を受けて片目はほぼ失明した状態になった。吉林女子刑務所から家に戻ってほんの数カ月で、道行く人に法輪功の真相をちょっと話したために、またも連行されてしまい、そのため家族はあちこち奔走し、解放を求めている。家族はこのようないわれのない難癖をつけられ、どうしようもないほど苛立ちを感じている。国内外の正義感ある方々に、理不尽な車平平さんの案件にどうか関心を持っていただき、救援の手を差し伸べていただきたい。
（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）
