【明慧日本2018年6月16日】広州市天河区の法輪功学習者・楊秋仁さん、楊金花さんの2人は現地の派出所の警官に法輪功学習者が迫害されている真相資料を郵送したため、2017年5月12日に天河区長興派出所及び国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らにより不当に連行され、「法律の実施を破壊した」という名目で留置場に拘禁されてから、すでに1年以上になる。
楊秋仁さんは今年44歳で江西省豊城市に生まれ、広州で内装の仕事に携わっていた。1995年、広州第一軍医大学で法輪功に出会い修練していた楊さんは、1999年迫害が始まった後、北京へ陳情しに行ったため3万元を当局に強請(ゆすり)取られた。また2002年頃、法輪功の真相を伝えたため、広州で不当に連行され、懲役8年の実刑判決を宣告され、2009年にやっと釈放された。
楊金花さんは今年34歳で湖南省衡陽に生まれ、パソコン関係の修士学位の資格を持つIT技術者で、会社の業務の中堅であった。楊金花さんは親切な優しい人で、2012年に法輪功の修煉を始めた。
2017年10月30日、天河区裁判所は楊秋仁さん、楊金花さんの2人に対して裁判を行った。午前9時30分、手錠と足かせを嵌められたまま法廷に連れて来られた2人は非常に痩せており、特に楊秋仁さんは痩せ過ぎて、立つことも、歩くこともままならず、今にも倒れそうな様子であった。
弁護士の強い要望により、裁判所側はやっと手錠は解除したが、足かせの解除は無視された。
弁護士は「法輪功学習者らは長い間、ずっと自分に迫害を加えた警官らに真相資料を郵送しているが、これは合法的なことです。楊秋仁さん、楊金花さんの2人が郵送したのは学習者が迫害されている資料で、すべて真実です! 犯罪には当たりません」と主張した。
秋仁さんは「私達はいったい何の法律の何条の実施を破壊しましたか」と裁判官に問うと、さらに弁護も「中国の現行の法律の規定では、公民には信仰・言論・出版・集会・デモなどの自由と権利があります」と弁護した。
秋仁さんは真面目な人で、法輪功の修煉を始めたと言う理由だけで28歳の時に刑務所に入れられ、8年間も拘禁されていた。人生で一番活躍できる時期を刑務所で過ごさなければならなかった。
弁護士は「法輪功の迫害が始まった当初の数年間は、それらに携わった関係者らは皆すごい剣幕で、勝手気ままに振る舞いました。しかし今、それらの人員は真相が暴露されることを恐れ、ひたすら隠して話題を避け、常に恐怖に怯えています。それは悪事を働いた事により、悪の報いが必ず来ることを知っているからです」と述べた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)