【明慧日本2018年6月8日】遼寧省朝陽市の法輪功学習者・袁振興さんは2017年5月に家で不当に連行され、同年10月3日に裁判が行われた。最近の情報によると、袁さんは不当に懲役7年の実刑判決を宣告され、錦州刑務所に収監されたという。
2017年5月25日、朝陽市燕都新区警察支署の警官らは戸籍を調査するという理由で、村の数人の法輪功学習者の家に嫌がらせをしに行った。袁さんの家で法輪功の真相資料を目にすると、電話で多くの警官を呼んで来て、不当に家宅捜索を行い、パソコンなどの多くの個人財産を押収し、袁さんを連行した。
5カ月後、双塔裁判所は袁さんに対して裁判を行った。弁護士は「法廷で法輪功を修煉することは法律に符合している」と弁護した。しかし、裁判官は弁護士に「お前の弁護記録を政法委に提出するぞ!」と脅した。
いわゆる「法廷での審理」は、わずか1時間で終了した。数日後、現地の政法委、610弁公室の人員らが弁護士に「自分が述べた弁護を撤回しろ! さもなければ、弁護士免許を取り消すぞ!」と命令し、脅した。610弁公室は江沢民集団が法輪功を迫害する専門の機関であり、中央政府から地方まで様々なレベルの610弁公室が設立され、各地で独立に存在し、法曹界をコントロールしている機関である。そして、610弁公室が法律に従わず、ただ上司の指示に従って行動する機関でもある。
朝陽市の政法委、610弁公室は現地のすべての弁護士に「法輪功学習者への弁護を禁止する」という指示を下した。法輪功学習者の裁判は、正に610弁公室が操っており、裁判官はただ指示に従うだけである。同市の学習者・陳桂蘭さん(60代女性)は4年の懲役を終えた後、2016年に再度連行され、また2年の実刑判決を宣告され、2017年に瀋陽女子刑務所に収監された。