【明慧日本2018年6月3日】南京市の法輪功学習者・孫根羅(70代)さん、張秀華さん(65)夫婦は法輪功を学んでいるため、さまざまな迫害を受けてきた。2018年3月上旬、孫さんは長期にわたって迫害され死亡した。同じ時期に、張さんは懲役1年の実刑判決を宣告された。張さんは留置場で高血圧症や高熱が出たり、心臓病などの症状が現れ、自立した生活ができないため収監(刑務所に収容すること)されなかった。
孫さんは1997年から法輪功を学び始めた。しばらくして、偏頭痛や中風(ちゅうぶ・脳出血などによって起こる、半身不随、手足のまひなどの症状)の症状、高血圧症、不眠症など多くの症状が消えた。真・善・忍に従って自分を律した孫さんは心が広くなり、近隣とも良い関係を築いた。
しかし、1999年7.20から、江沢民が法輪功への迫害を発動した。このことで孫さんは十数回も家を家宅捜索され、2回刑事拘留され、2回労働教養処分を受け、数回も洗脳班に入れられた。
2017年9月20日、南京市610弁公室などの警官十数人が孫さん夫婦の家に不当に侵入し、家宅捜索して、張さんを連行した。長期に迫害を受けて病気が再発した孫さんは、その日ベッドに横たわっていた。警官十数人に押し入られた孫さんは、突然なことにびっくりして怖くなり血圧が急上昇し、言葉が出なくなった。その後、孫さんは三度も救急車により病院に運ばれて、救急処置を受けた。
張さんが連行されても、孫さんは起き上がることが全くできなかった。
派出所に連行された張さんは尋問を受けた後、留置場に送られた。入所の身体検査で張さんの血圧が200mmHgを超えていたため、入所を断られた。
しかし、警官は翌日、またも張さんを留置場に入れようと、再び検査を受けさせた。さらに血圧が240mmHgにもなった張さんは、高熱を出し、心臓にも問題があった。そのため、入所が再度、拒否され仮釈放された。
帰宅してからも張さんは警官らにずっと監視され、街道社区の人員に騒がされた。
3月上旬に嫌がらせや脅迫などに耐えられなかった孫さんは、死亡してしまった。ちょうどその頃、張さんは懲役1年の実刑判決を宣告された。
孫さんは2007年6月2日、故郷に帰ったとき、数枚の神韻のDVDを親戚や友人に渡したため、江都で連行され、留置場に拘禁された。その後、14カ月の労働教養処分を言い渡された。
労働教養所で孫さんは断食して迫害に抗議したが、暴力を振るわれ歯を全部打ち落とされた。毎日、長時間の重労働を科され、拷問を加えられた孫さんは心身ともに大きなダメージを受けた。労働教養所を出てからは、当局から連行されたり、家宅捜索を受けたり、洗脳されたり、脅迫されるなどが繰り返され、安定した生活を送ることが全くできなかった。
2011年5月、友人宅を訪ねた孫さん夫婦は南京市国保大隊の警官らに連行され、佳佳ホテルに1カ月間拘禁され後、市の留置場に移送された。警官は孫さんの家からパソコン1台、プリンター5台、法輪功の関連書籍四十数冊、法輪功の守り札、DVDなどの私物を押収した。その後、張さんは15カ月の労働教養処分を受け、孫さんは栖霞区留置場に移された。そして、孫さんにも15カ月の労働教養処分を宣告されたという。
張さんは1999年から法輪功を学び始め、法輪功の教えに従って自分に要求した。金のネックレスを拾った張さんは落し物の持ち主を探して返した。しかし、善良な張さんは3回拘留され、労働教養処分を受け、洗脳班に8回も入れられ、肉体的にも精神的にも大きな苦痛を与えられた。