山西省忻州市忻府区裁判所 6人の学習者に不当判決
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 【明慧日本2018年6月27日】山西省忻州市忻府区裁判所は2018年4月18日、河北省張家口市の法輪功学習者・龚(ゴォン)玉枝さんに懲役6年の実刑判決を宣告し、5月15日に龚さんを楡次刑務所に収監したが、家族に何も知らせなかった。

 同時に連行され、同じ刑務所に収監された者のは、河北省張家口市の法輪功学習者・趙暁露さん、山西忻州市の法輪功学習者・呉暁嬌さんの2人がいる。

 また、その他にも同時に連行された張家口市の法輪功学習者・趙義軍さん、楊ミョウさん、馬占国さんの3人は6月5日に、山西祁県(き-けん)刑務所に収監された。 

 上述の学習者らは2017年10月5日に忻府区留置場に収容された後、山西省の多くの学習者が集中的に、やや大きな真相を伝える活動を1回行い、忻府区の法曹界に真相資料や手紙を郵送した。学習者の家族らも積極的に協力し、何度も公安局、検察庁、裁判所、市役所などの機関を訪れ、法輪功の真相を伝え、法輪功学習者への迫害は違法行為だと説明して、違法性を訴えた。そして、弁護士6人に依頼した。弁護士らは学習者が違法行為を何もしておらず、逆に学習者たちを迫害し、迫害に加担することこそ違法であると主張し、弁護した。だが、裁判の結果は、学習者たち全員に有罪判決が宣告された。

 裁判官の職権の濫用を正すように、また、法を曲げた判決を是正するように求め、学習者の家族たちは監察委員会を訪れた。そして、現地の中級裁判所に控訴した。しかし、第一審の判決は現状維持というものであった。それゆえ、趙暁露さんに懲役4年、龚さんに6年、呉さんに2年8カ月、趙義軍さんと楊さんに3年、馬さんに2年10カ月の実刑判決が維持され、その上、全員にそれぞれ5000元の罰金が科された。中級裁判所は2カ月以内に早々にケリをつけ、学習者たちは刑務所に収容された。忻府区裁判所の呂裁判官は「この体制の中では、致し方ない」と言った。

 当局による迫害は法輪功学習者本人の耐え難い苦痛だけではなく、家族への経済的、精神的なダメージも大きい。馬さんが拘禁された後、父親は高血圧、脳梗塞、心臓病にかかり、2回も入院し、何度も命の危険に晒されていた。馬さんが拘禁された後、父親は生活費の出所がなくなり、退院した後、すぐに廃品を拾いに行くしか手立てがなく、生活していくために廃品回収を余儀なくされた。2018年3月31日午後、父親がゴミの山の中で死亡していたのが発見され、死体の頭蓋骨は柔らかくて裂けていたという。現在、家には70歳の母親だけがたった1人取り残され、馬さんの帰りを待ちわびているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/6/18/369973.html)
 
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