8年の実刑判決を受けた80代の学習者 再度連行
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 【明慧日本2018年8月23日】遼寧省の法輪功学習者・從福蘭さん(83歳女性)と趙桂栄さん(76歳女性)の2人は、2018年6月9日午後、法輪功についてのDVDを数枚配布しただけで、本溪彩屯派出所の警官らにより連行され、家宅捜索を受けた。

 当日の深夜1時過ぎ、2人は本溪市留置場に移送された。2人がかなりの高齢のため留置場側は責任を回避するように、派出所から2万元を受け取り、初めて2人を受け入れるという条件を出した。だが派出所側はお金がかかるため、やむを得ず2人を保釈し帰宅させた。一方で、派出所の警官らは密かに書類を作って、検察庁に提出し、2人の年配者への逮捕状を配布しようと企んだ。

 7月30日、派出所の警官ら3人は從福蘭さんの家に行き、検察庁に行くように求めた。從さんは当時、両足が腫れ上がっており、歩行が困難であるため、検察庁に行くのを拒否した。

 8月6日と7日、2回にわたって派出所の警官らは、2人の家に行き、嫌がらせをした。

 從さんは法輪功の修煉を長年続けており、健康で80代の高齢であっても、自力で生活ができるので自分の子供には迷惑をかけていない。法輪功を修煉して受益し、法輪功の素晴らしさを人々に伝えようとした從さんは、何度も迫害を受けた。2001年8月に、從さんは懲役8年の実刑判決を受けた。

 2016年7月、從さんは現地で新唐人のDVDを配布しただけで、派出所の警官により連行された。その後、從さんは現地の公安局、検察庁、裁判所の人員らに、何度も嫌がらせをされた。また、派出所の警官らが從さんの家のドアを壊したこともある。そのため、從さんは家を出て数カ月、路上生活を余儀なくされた。

 2016年ある弁護士は法廷で次のように語った。「法輪功学習者の依頼を受けて弁護した弁護士の誰もが、はっきり知っているだろう。法輪功学習者たちは皆、無罪で尊敬されるべき人達なのに、我が国においては、17年来、彼らは真・善・忍の信条のために罪に陥られ、法廷に送られ、無実の罪で裁かれている。これらはあってはならないことだ。事実を無視するこの政治的迫害運動は1人の党首の意思と、1人の党首の命令に基づき、悪を裁き、善を高揚する法律を犯罪の道具としている。公安局、検察庁、裁判所や刑務所などをプログラム制御のチェーン(くさり)として悪用し、法曹界はこの犯罪システムの配下となり下がり、関係者全員も犯罪の容疑者となり下がった。多くの司法関係の公務員らはこれらの理不尽なやり方に麻痺し、犯罪に巻き込まれても気づかず、ひいては先頭に立って悪事を働き、積極的に中国共産党の悪のメンバーの一員になり下がり、数千万の法輪功学習者たちへの迫害に加担している。このことは、中華民族の千年の歴史にもなかった冤罪を作った! 昔も今も、国内でも国外でも、どの国、どの時代の歴史にも、法律に対する解釈や執行がこんなにも曲解された実例があるだろうか? これらの間違いの重大さや、招いた深刻な結果、影響を及ぼす範囲の広さ、継続期間の長さ、巻き込まれた人数など、どれをとってもこの地球上の歴史になかったことばかりで、未来にも絶対にあり得ないことである! 私は法輪功学習者を弁護して10年になるが、今日ここに立ち、この上ない侮辱と深い悲しみをひしひしと感じている!!」

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/10/372270.html)
 
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