スペイン人男性「法輪功は苦痛に満ちた人生を変えた」
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 文/スペインの大法弟子

 【明慧日本2019年1月12日】眼の前にいるこの男性は笑顔がとても素敵で、人を手助けることが好きな、明るくて情熱的なスペイン人のデビッド・ロハスさんです。彼の友人達でさえ、かつて彼がこのような苦痛に満ちた経歴の持ち主であったとは、誰も想像できなかったそうです。

 心身の苦痛に苦しめられ あちこちへ良薬を探し回る

 かつての彼はマドリッドで理想的な仕事を持ち、良い友人や素敵なガールフレンドがいました。しかし彼は心の中で多くの苦痛を感じ、生きていく気力さえなくなり、一切の事を無意味に感じていました。彼は酒を飲むことで自分を麻痺させ、他の全ての事に無関心になりました。彼はすべてを捨て、スペイン南部のセビリアの実家に戻りましたが、依然として好転の兆しはなく海辺にある一軒の家に引っ越して、人と社会との付き合いを断絶して暮らそうと考えていました。その海辺は冬になると訪れる人など誰もいませんでした。

 デビッドさんはネットで精神力を鍛える方法や各種の宗教を含め、ほかにもヨガやダイエットに至るまで、生命の意義を探し求め、あらゆる方面を調べていました。しかしさらに不幸なの事に、彼は背中の激痛で苦しんでいました。そのために毎日の睡眠は4時間以内でした。その上、たった10分しか立つことができず、それ以上立つと脚は焼けて熱くなり、針で刺されたように痛みました。彼は背中と足の痛みを和らげるために、夜の暗闇の中を歩き続け病院で診察した結果、椎間板ヘルニアと坐骨神経痛であると診断されました。強い鎮痛剤で痛みを抑えることはできますが、完治することはできず、一生この痛みと付き合わなければならないと、医者に言われました。その結果はデビッドさんが望むものではなく、彼は自ら良薬を求めて探し回りました。

 彼は太極拳とヨガが頭に浮かびましたが、彼の友人は気功の方が効果的だと教えてくれました。彼は自分の殻の中に閉じこもると同時に、ネットであるゆる可能性を探しました。彼はネットで探しては試して失望する中で、いろいろと試しては失望することを繰り返していました。彼は椅子に座ることさえ困難な状況でしたが、以前にネットで法輪功を見かけたことがあることを思い出しました。

 長年の疾病がたったの2週間で完治する

 デビッドさんは法輪功のホームページを開き、まず驚いたことはすべての資料や煉功を教えるビデオが無償でダウンロードできることでした。初めはとても信じられなかったといいます。今まで試した気功はすべて有料だったからです。彼は法輪功の煉功を教えるビデオを見ながら煉功を学び、『轉法輪』を読むことを毎日欠かさず続けました。彼が第二式の功法を煉功している時、痛みはありましたが、長く煉功すればするほど終った時の気持ちの良さを強く感じていました。そして嬉しいことに、煉功した日は背中の激痛に苦しめられることが少なく、段々と痛みがなくなっていきました。そして彼は煉功時間を徐々に増やしていき、第二式の功法は30分なのですが、2時間まで長く伸ばして煉功したことで、身体の痛みが取れ、さらに心地よくなりました。そして、夜眠れない時は李洪志先生の説法を聴いて過ごしました。

 その当時、無神論者だったデビッドさんは見たこと、経験したことを全部信じていませんでしたが、しかし彼は自分が、良い方向へ変わり始めていることに気づいていました。例えば、彼の背中が真直ぐ伸ばせるようになると、法輪功は良い功法であることが確信することができましたので、休むことなく煉功を毎日続けました。煉功して2週間後のある朝、彼は起き上がり大変驚きました。背中のあの激痛が奇跡が起きたように消え去っていました! 彼は独房のような誰もいない寂しい我が家を見渡しながら、「私はここで何をしているのか?」と、自分に問いかけました。この日の内にすぐ彼は友人に頼んで、実家に引っ越しました。

 怨恨心を取り除き 平穏な心で人に接するようになる 

 実家に戻った彼は過去の長い歳月の中で、強烈な憤りや恨みにより、心の狭い人間になっていました。彼は学法や煉功を通してこのような良くない心が薄れ、弱まっていることに気付きました。そして、大法を修煉するようになってから、師父の説かれた法理から学んだことは、まず先に自分のことではなく、他人のために何事も考え、他人の角度で物事をみることでした。トラブルに遭った時は外ではなく、自分の内に向けて探すようにと教えられ、だから私はトラブルの原因を内に向けて探すようになったと、デビッドさんは言います。

 さらに、以前の私は独断専行して物事を行い、時間や場所を考えずに行いたいときに行い、自分のことしか考えていませんでした。しかし修煉するようになってから実家に戻り、家族のことを考えるようになりました。すると、今まで家族を恨んでいたことが分かりました。修煉のおかげでこれらの怨む心がなくなると、心は平穏になり、愉快になり、別人になったように感じました。

 営業の仕事を始めたデビッドさんは同僚と営業に出かけた際に、同僚の話よりも自分の話の方が正しいと思い込み、心の中で私の話の方が正しと繰り返していました。しかしその時「いつも自分が正しいと強調する人がおり、あなたが正しいのであって、間違っていませんが、それはどういう意味があるのでしょうか? 法に対する認識が高まったのでしょうか? 人心をもって正しいかどうかを強調すること自体が間違っています」[1]  と説かれた師父の説法を思い出しました。私は修煉者なので他人のことを先に考えて手助けして、善をもって他人に接しなければならない。仕事の中で責任をお互いに担い、怒ったりしてはならないし、このことは私に対する試練だと思い、心を平静に保てるかどうかを試されており、また、自分の心性を高めるために設けられた試練だと思ったというのです。

 彼は自分の心や情緒をコントロールするのはとても難しいことですが、幸いなことに私は修煉者で法を学び煉功をしています。如何にして自然に身を任せるかが大切で、譲り合うことを学びんできました。すると、自己中心的な考え方は次第に淡泊になりました。私は以前と違ってこれらのことが出来た時、感動して目頭が熱くなり、頭脳明晰となり、マイナス的な考え方をすべて排除しました。私は心を正しく保つように心がけ、直面したことに善で対処し、自我を放下しました。あとでわかったことですが、実は私の同僚も力を尽くして彼なりに懸命にやっているので、彼の行うことも尊重すべきであるとわかりました。

  今日までデビッドさんは2年6カ月の間修煉してきました。彼がこの間、深く感じたことは、法輪功は恨みや憎しみに満ちていた彼の思いや考え方を変えました。他人を思いやれるようになり、楽観的になり、周囲と同調できる彼に変えました。「煉功してから私に根本から変化が起きました。修煉とは自分を律し、自分を根本から他人のために考える人間に変え、心の奥底から変えることです。そして、師父がおっしゃったように、返本帰真することです。法輪功は私に新たな人生を下さり、さらに善い人になることを教えて下さいました」と、デビッドさんは今まで歩んできた人生を振り返りました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作
:『各地での説法十』「マンハッタン説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/20/319397.html )
 
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