旧正月の2019年2月 101人の法輪功学習者が連行される
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 【明慧日本2019年6月10日】(中国=明慧記者)明慧ネットの統計資料によると、旧正月の期間中の2019年2月、中国では少なくとも101人の法輪功学習者が、「真・善・忍」を堅持しているという理由で連行され、75人が嫌がらせを受け、10人に対して逮捕令状が交付され、1人が洗脳班に送られ、35人が家宅捜索を受けた。その中の36人はすでに帰宅し、1人は公安局から脱走し、2人はやむを得ず放浪生活に陥り、2人の学習者は無念の思いを晴らせないまま、死亡したという。

图1:2019年1~2月大陆法轮功学员遭中共迫害人次统计

図1、2019年1~2月、迫害を受けた中国国内の法輪功学習者の延べ人数統計表

表1、2019年1~2月に迫害により致死された法輪功学習者

名前

性別

年齢

地区

区・県

職務

死亡月

備考

宋兆恒

76

吉林省

長春市

榆樹市

教師

1

留置場で迫害死

敖瑞英

28

内モンゴル

呼倫貝爾

鄂倫春自治旗

 

1

仮保釈期間中に死亡

郭振香

82

山東省

煙台市

招遠市

 

1

招遠夢芝派出所で当日迫害致死

张伟

67

山東省

済南市

 

済南鋼鉄

1

絶え間なく迫害される中で死亡

杨俊

40

湖北省

黄岡市

浠水県

十堰市電信局

1

絶え間なく迫害される中で死亡

赫荣珍

 

遼寧省

丹東市

鳳城市

 

1

仮保釈で帰宅して5日目に死亡

王健

40

天津市

 

 

 

1

何度も迫害されて、精神を喪失して死亡

杜文革

 

北京市

 

大興区

 

2

4年間監禁され、帰宅後8カ月して死亡

李军旗

46

河南省

周口市

淮陽県

 

2

1年間拘禁され、帰宅後4か月して死亡

 一、2019年2月、101人の法輪功学習者が連行される

图2:2019年2月中国大陆各地法轮功学员遭非法抓捕人次

図2、2019年2月、連行された中国国内の法輪功学習者の延べ人数地域別分布表

表2、2019年2月、連行された101人の法輪功学習者の地域別人数統計表

  区  域  

連行人数

順 位

  区  域  

連行人数

順 位

吉林省

19

1

甘粛省

3

7

遼寧省

18

2

重慶市

2

8

黒竜江

15

3

浙江省

2

8

山東省

8

4

河南省

2

11

河北省

8

4

雲南省

1

11

天津市

5

5

貴州省

1

11

四川省

4

6

広西省

1

11

上海市

3

7

安徽省

1

11

湖北省

3

7

江西省

1

11

広東省

3

7

北京市

1

11

2019年2月に、101人が連行された

表3、2019年2月に各都市で不当に連行された法輪功学習者の人数統計表

 都 市 

連行人数

 都 市 

連行人数

 都 市 

連行人数

 都 市 

連行人数

長春市

9

武漢市

2

盤錦市

1

秦皇島

1

朝陽市

7

チチハル

2

遼陽市

1

衡水市

1

吉林市

7

鶏西市

2

撫順市

1

滄州市

1

鶴岡市

7

茂名市

2

延辺州

1

保定市

1

成都市

4

酒泉市

2

荆州市

1

貴陽市

1

潍坊市

4

昆明市

1

ハルビン

1

北海市

1

張家口

3

淄博市

1

大慶市

1

東莞市

1

金華市

2

煙台市

1

綏化市

1

天水市

1

錦州市

2

済南市

1

佳木斯

1

阜陽市

1

葫芦島

2

德州市

1

鄭州市

1

鹰潭市

1

大連市

2

鉄嶺市

1

商丘市

1

秦皇島

1

梅河口

2

瀋陽市

1

涿州市

1

衡水市

1

 一部の実例

 (1)旧正月の期間中に発生した連行の一部の実例

 ●親族の訪問で豪州から帰国した尹森さんは、深セン税関で連行される

 遼寧省大連市出身の法輪功学習者・尹森さんは、かつて連行されたことがあり、体調不良のため一時出所した。3年前に故郷から離れオーストラリアにやって来た。

 2019年2月4日(旧正月の大晦日の日)、尹さんは親族を訪問するために一時帰国した際に、深セン税関で身柄を拘束され、現在、大連市留置場に拘禁されている。詳しい状況は調査する必要がある。

 ●遼寧省葫芦島市の楊福成さん、孫桂芬さん夫妻が連行される

 遼寧省葫芦島市の法輪功学習者・楊福成さんと孫桂芬さん夫妻は、2018年末に、わくわくした気持ちで、1年も会っていない遠方の浙江省金華市に住む息子の家を訪れた。

 2019年2月6日(旧正月の2日目)、現地の警官らは息子のいる自宅にやって来て、両親の楊福成さんと孫桂芬さんの2人を連行し、金華市留置場に拘禁した。

 ●吉林省琿春市の障害者の学習者が連行される

'张俊玲'
張俊玲さん

 吉林省琿春市の法輪功学習者・張俊玲さん(60)は、法輪功を学んで心身ともに健康になり道徳が向上し、人々に法輪功の素晴らしさを経験を通して、街に出かけて伝えていた。2019年の中国伝統の新年の時、琿春市公安局と琿春市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行され、拘置所に拘束され、家財を押収されたが、現在、張さんはすでに帰宅した。

 張さんは1981年5月15日の交通事故で、左足切断の手術を受けた。数年来、張さんは不眠症、腰の椎間板ヘルニア、頸椎症、冠状動脈性硬化症、座骨神経痛などの病気を患い、2007年にはまた乳癌で右側の乳房を切除した。退院後、法輪功を学び始めた張さんは、わずか1カ月で20年余り苦しんでいた多くの病気が治り、全身が軽くなった。しかし、張さんは何度も現地の警官らと610弁公室の人員らによる嫌がらせを受け続けた。

 ●河北省黄驊市の李加栄さんは酷く迫害され、正月の10日に頭蓋骨の手術を受ける

 2019年2月14日午後3時頃、河北省黄驊市呂橋鎮政府部門の関係者らと警官ら6、7人が、窓から大王庄村の法輪功学習者・霍文嶺さんの留守宅に侵入し、新年の対聯を剥がして破り、法輪功の師父の写真や、法輪功書籍などの私有物を持ち去った。

 同日の午後4時頃、一行の者らは法輪功学習者・李加栄さんの家に行き、家にある法輪功の師父の写真や、法輪功書籍を引き渡すように脅迫した。李さんは大きなショックを受けた。午後5時30分、隣近所の住民が李さんに電話したが、電話に出る人がいなかったため、午後7時に見に行ったところ、李さんが人事不省になり、地面に横たわっているを発見した。そして、李さんは病院に運ばれ、脳溢血のために頭蓋骨を開く手術を受けた。

 (2)社会のエリート達が次々に迫害される

 ●元河南省鞏義市の副市長・王香典さんは二度も連行される

 明慧ネット2019年2月14日の報道によると、河南省鞏義市の法輪功学習者・王香典さん(68)は、かつて鞏義市の副市長、鞏義市人民代表大会の常務副主任を務めたことがある。最近、街で法輪功迫害の真相を人々に伝えたため、王さんは中国共産党による法輪功を中傷する宣伝を信じた人に通報され、紫荊路派出所の警官らに2回も連行された。

 王さんは30年の間政府部門で仕事をする中で、人間の道徳レベルが低下した現実を目にした。そして、法輪功に出会った王さんは心身とも大いに受益し、法輪功の純正さ、超常さ、偉大さを身をもって実感したという。

 最近、王さんは迫害の真相が分からない警官に「自分は30年間政府部門で勤務したことがあり、人民代表大会の部署で20年近く職に就き、自ら案件を調べ誤審された冤罪を是正したこともあり、法律を知っています! 決て違法な事はしていません。法輪功は人々に『真・善・忍』に従って良い人間になるように教えるもので、人々や社会に幸福をもたらす普通ではない高徳な大法です」と話した。

 そして、王さんはそれぞれ6時間と3時間拘束されたあと、家族に迎えられて帰宅した。

 中国共産党による法輪功への迫害が始まって以来、王さんはずっと強い圧力の中で生活しており、家族までも恐喝を受けた。

 2016年4月15日、王さんの娘は仕事場から家に帰って、「あなたのお母さんが法輪功を宣伝していると告発された。市委員会の第一責任者はこのことについて自ら関わって処理しようとし、また、省まで報告しなければならない」と市政法委からこのような内容の電話がかかってきたと母親に話した。

 2016年4月22日午後、王さんの2人の娘は仕事の最中に、市公安局の国内安全保衛部門に行くようにと突然告げられた。2日後、娘たちは国内安全保衛部門を訪ねてみると、「今後、法輪功に関する宣伝活動の中で、あなたの母親の姿を見たら、その場ですぐに連行する」と脅された。

 2017年3月28日、鞏義市人民代表大会の人員は王さんの家に行き、「省規律検査委員会はあなたと話がある」と言ったところ、王さんは「私は違法行為はしておらず、話があるわけがありません?!」と断った。

 ●親戚を訪問した江西鷹潭市の耿徳成さんが連行される

 江西省鷹潭市月湖区の法輪功学習者・耿徳成さんは2019年2月27日に、同市の金渓県へ親戚を訪れた際に、不当に連行された。家族は翌日になって初めて、耿さんが連行されたことが分かった。

 耿さんは元鷹潭市放送局の記者で、妻と共に市内に在住している。法輪功を学んでいる耿さん夫婦は数年来、何度も連行され労働教養を強いられたため、幼い娘はあまりの恐怖で精神に異常が現れたという。

 2019年2月28日の昼12時40分ごろ、耿さんの妻は昼ごはんの支度をしていた時、金渓県公安局の男性警官ら2人と女性警官ら2人、それに鷹潭市江辺派出所の張永衛警官の計5人が、家にやって来てドアを叩いた。何も知らない娘がドアを開けた。

 すると警官ら5人がいきなり室内に侵入して来て、匪賊のように捜索を始めたという。家の中を隅々まで探し、特に張という警官は態度が横柄で、『轉法輪』や『洪吟』の本を各1冊、置いてあった300元以上の真相紙幣、娘が使っている音楽保存用のUメモリまでも押収するように指示した。こうして、耿さん家の中はメチャクチャに荒らされ、娘は恐怖のあまり顔色が蒼白になり、訳の分からないことを言い続けた。

 午後4時頃になって、ようやく5人の警官らは立ち去った。金渓県から来た警官は、耿さんが前日に連行され、すでに金渓県拘置所に入所させられたことを耿さんの妻に告げた。

 二、2019年2月、75人の法輪功学習者が嫌がらせを受ける

表4、2019年2月、嫌がらせを受けた75人の法輪功学習者の地域別人数統計表

  区  域 

嫌がらせを受けた人数

順 位

河北省

21

1

吉林省

10

2

黒竜江

9

3

寧 夏

8

4

上海市

6

5

天津市

5

6

北京市

4

7

四川省

3

8

山東省

3

8

江西省

3

8

遼寧省

2

9

甘粛省

1

10

2019年2月、75人の法輪功学習者が嫌がらせを受けた

表5、2019年2月18都市で嫌がらせを受けた法輪功学習者の人数統計表

 都  市 

嫌がらせを受けた人数

 都  市 

嫌がらせを受けた人数

保定市

14

広安市

1

鶴岡市

9

淄博市

1

銀川市

8

本溪市

1

長春市

5

大連市

1

吉林市

4

通化市

1

滄州市

4

張家口

1

共青城市

3

唐山市

1

瀘州市

2

衡水市

1

煙台市

2

白銀市

1

 一部の実例

 ●上海で「両会議」を口実にし、法輪功学習者に対して嫌がらせを働く

 上海610弁公室は2019年2月25日から、上海の法輪功学習者に対して監視し、尾行し始めた。一部の地区では、2人1組で乗用車に乗り込み、法輪功学習者の玄関前あるいはビルの下で、午前6時から夜7時まで監視する。また、特殊な勤務として2人1組で法輪功学習者の外出先へ、どこに行ってもついて行くケースもある。宝山区では24時間を三つの時間帯に分けて、2人1組で乗用車の中に乗り込み、ずっと法輪功学習者の玄関先、あるいは階下で監視し、尾行する。

 上海市静安区に在住の法輪功学習者・陳華さんは2015年から、静安区610弁公室、共和新路大通り610弁公室、共和新路派出所、共和新路大通り住民委員会の人員らにより拘束され、洗脳班に送られたことがあり、あれ以来、今日に至るまで監視され、尾行されている。今年の「両会議」を口実にして2月25日から、団地の警備室に派遣されて来た監視者らは、陳さんを監視したり、尾行したりしたため、陳さんと家族は正常な生活ができなくなった。

 ●重慶市政法委の最近の悪行

 重慶市政法委は2018年度の「ミニ映画・ミニ劇・ミニ動画」のコンクールを開催し、2019年2月12日8時~2月19日0時の期間中は、ネットワークとウィーチャットを通して投票する期間である。その中に、李洪志先生と法輪功を誹謗中傷する内容があり、ほかの作品も国民を騙し、洗脳する内容が満ち溢れていた。これらの作品は重慶市政法委が下達し、各県からでっち上げられたものとみられる。

 ●天津市勝利派出所の警官らの嫌がらせ行為

 2019年2月末から現時点に至るまで、天津市浜海新区の勝利派出所の警官らが、「両会議」期間中の治安を安定させるためという口実で、またもや「ドアをノックする」運動を開始し、理由もなく区域内の法輪功学習者たちに対して、嫌がらせを働いた。すでに「ドアをノック」された法輪功学習者は、王宝珠さん、劉翠蘭さん、焦麟慧さんと陳さん達がいる。

 三、不当な逮捕令状が交付される

表6、2019年2月、逮捕令状が交付された法輪功学習者の地域別分布表

 区  域 

逮捕令状が交付された人数

遼寧省

4

山東省

2

天津市

1

上海市

1

吉林省

1

広東省

1

2019年2月、10人の法輪功学習者に対して逮捕令状が交付された

表7、2019年2月、8都市で逮捕令状が交付された学習者の人数統計表

 城  市 

逮捕令状が交付された人数

大連市

1

瀋陽市

1

本溪市

1

盤錦市

1

臨沂市

1

德州市

1

松原市

1

汕頭市

1

 四、洗脳による残酷な迫害

 明慧ネットの統計によると、2019年2月、1人の法輪功学習者が洗脳班に送られたという。

 ●広西北海市の陳延桂さんが洗脳班に送られる

 広西北海市の法輪功学習者・陳延桂さんは新年の前に何度も嫌がらせを受けた。旧正月の2月17日、数人が家に来て「何かの信仰があるか?」と陳さんに聞いた。陳さんは「あなた方は誰ですか」と聞くと、「住民委員会の者だ。隣の住民に書いてほしい書類がある」と架空のデタラメなことを言った。そして、元宵節の夜11時頃に、陳さんはが友人宅を訪問して帰ろうとした時、玄関から出た瞬間に、男性の不審者に携帯電話で写真を撮られた。翌日の2019年2月20日の朝10時頃、パトカーが陳さんの住宅団地に入り、制服を着用した警官らと私服警官らは、陳さん宅の玄関前にぎっしりと詰めかけて、隣の家の前と後ろ玄関まで包囲した。現場に様子を見に来た住民が「こんな善良な人がなぜ連行されたのですか?」と問い詰めた際に、「資料を配布しているところをカメラに撮られたからだ、本人はすでに洗脳班に送られた」とある警官が答えた。

 五、経済的に迫害する

表8、2019年2月、警官らが略奪、もしくはゆすり取った現金の金額明細表

 名 前 

略奪もしくはゆすり取った現金の金額(元)

丁宝云

山東省

済南市

3000

耿德成

江西省

鹰潭市

300

2019年2月、警官らが学習者から略奪、もしくはゆすり取った現金の総額は3300元である

 六、年配の法輪功学習者に対する迫害

表9、2019年2月、不当に連行された65歳以上の法輪功学習者の人数統計表

名 前

県区

帰宅状況

家宅捜索

年齢

職      務

鲁桂芳

黒竜江省

大慶市

 

帰宅

家宅捜索

85

 

周翠娥

湖北省

武漢市

 

 

家宅捜索

80

 

金阿娜

遼寧省

盤錦市

遼河油田

 

 

79

 

蒋朝林

貴州省

貴陽市

 

帰宅

 

77

医者

谢丽平

広東省

茂名市

 

 

家宅捜索

70

 

七十岁学员

天津市

 

西青区

帰宅

 

70

 

武桂芝

黒竜江省

ハルビン

巴彦県

 

 

70

 

李竹秀

雲南省

昆明市

 

 

 

69

 

王香典

河南省

鄭州市

鞏義市

帰宅

 

68

副市長、鞏義市人民代表大会の常務副主任

表10、2019年2月、嫌がらせを受けた65歳以上の法輪功学習者の人数統計表

 山 英 琴 

 河北省 

 保定市 

 望都県 

 74 

医 師

 王 俊 牌

 河北省

 保定市

 望都県

 71

医 師

 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/3/9/383656.html)
 
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