四川省裁判所 70歳以上を含む9人の学習者に実刑
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 【明慧日本2019年3月8日】四川省巴中市巴州区裁判所は2019年1月7日、「邪教を利用して法律の実施を破壊した」というでっち上げの罪で、70歳以上の学習者6人を含む9人法輪功学習者に実刑判決を言い渡した。

 法輪功学習者・張明朗さん(82歳男性)は懲役5年と罰金1万元、張新偉さん(89歳男性)に懲役3年と罰金4000元、岳映聡さん(70歳女性)は懲役4年と罰金6000元、康尊六さん(71歳男性)は懲役3年6カ月と罰金5000元、代万義さん(70歳男性)は懲役3年と罰金4000元、祝天貴さん(71歳男性)は懲役2年6カ月と罰金3000元、周麗華さん(62歳女性)は懲役4年と罰金6000元、陳国ケイさん(54歳女性)懲役2年6カ月と罰金3000元、孫容さん(40歳女性)は懲役1年6カ月と罰金2000元、これら9人の学習者、実刑判決を受けた。また、もう1人の学習者は刑事判決を免れた。

 裁判所の人の話によると、四川省政法委員会が直接この案件に参与したため、判決を出すのに1年以上の期間がかかった。巴州区検察庁は数回も「証拠不足」として本案件を公安局に差し戻したが、政法委員会が公安局に何としてもいわゆる証拠を収集するようにと圧力をかけた。さらに、検察官にも裁判官にも「言うことに従わなければ、組織規律上の措置を取るぞ」と脅迫した。裁判所は本来、学習者に判決年数が拘禁した期間と同じにし、開廷後にはすぐに釈放する予定だったが、省の政法委員会は巴中市の政法委員会に「年齢に関係なく、3年以上の判決を言い渡し、合わせて重い罰金も科せ」と指示した。裁判官は自分達の仕事を失わないよう、我が身を守るために、良心に反して言われる通りに実刑判決を言い渡したという。

 法輪功学習者10人に対して、2018年11月7日、巴州市巴州区裁判所内の第十番審判廷で不正な裁判が行われた。法廷で弁護士と家族は、控訴人が学習者たちを訴えたことに対して、法律に基づいて反論し、学習者たち全員の無罪を主張した。89歳の学習者・張新偉さんは自ら法廷に立ち、自分の体験で法輪功が人に善を教えるものであることや、健康に素晴らしい効果があることなどを述べた。82歳の張明朗さんは元検察官であったが、法輪功を学ぶことによって健康になり、良い行いをするようになり、善を持って貧困の人に寄付したなどの例をあげ、心身ともに浄化されたことを話した。傍聴者たちはこの話に感動し、ある人は「国家が権力を握れば、国の法律を破壊できるが、ここにいる法輪功学習者の年配者たちは何をもって、どのように法律を破壊するのか」と反論した。

 警官は学習者たちの家から押収したパソコン、プリンター、法輪功の書籍を出して法律を破壊した証拠としたが、学習者たちがどんなふうにこれらを使って法律を破壊し、どの条の法律を破壊したのか、社会にどんな損失と危害をもたらしたのかなど、一言も説明しなかった。

 岳さんの弟は国家新聞出版社総署令第50号をもって、検察官に「号令によると、法輪功の出版物は解禁されているが、あなた方は何で執行しないのですか」と聞くと、「最高検察庁からの令状がなかったからだ、また、我々が執行する根拠がなかったからだ」と答えた。弟は「では将来、その責任を追うことになったら、どうしますか」と聞くと、検察官は「そのときは、そのときのことだ」と答えた。弟は裁判官に「姉は留置場に6カ月以上も拘禁されていますが、警官が姉の家からパソコン、プリンター、法輪功書籍、法輪功の資料を探し出したというのですが、もしかして、警官が入れたものじゃないのですか」と言うと、裁判官は「公安局のやることは裁判所に関係のないことだ」と言った。

 弟との会話から、判決書に書かれた「証拠の出所は合法である」ということが全くの嘘だとわかる。

 判決書には学習者たちが「元国家主席を告訴し、中国共産党と政府を攻撃し、法輪功の冤罪を訴える」などということが罪であると書かれていた。

 であれば、学習者は「公民としての権利」も「罪」として問われることになる。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/2/18/382901.html)
 
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