河南信陽市の史在河さんに懲役5年を宣告
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 【明慧日本2019年1月15日】河南省信陽市潢川(こうせん)県の法輪功学習者・史在河さん(47)は、2018年3月29日に不当に連行され、12月13日に懲役5年の実刑判決を言い渡され、さらに2万元の罰金を科された。

 史さんは農民で、数種類の病気を患っていたが治療する経済力がなかった。1996年に法輪功を学び始めた史さんは、間もなく病気が全快し、家事と畑仕事ができるようになり、道徳心も向上して毎日の生活が楽観的になった。

 1999年7.20以降、江沢民は嫉妬心から手中の権力を濫用して、国家機関を操縦し、法輪功を弾圧した。2000年10月、史さんは圧力に耐えて北京の陳情部門へ行き、自らの経験で弾圧は間違いで、法輪功は確かに良い功法であることを伝えた。そのため、地元に戻されて45日間拘禁され、2千元をゆすり取られた。2001年の旧正月の大晦日、現地の警官らは史さんを連行しようとしたが、史さんはその場から逃れた。それ以来、放浪生活を余儀なくされ、他所でアルバイトをして生計を立てた。

 毎年、家族団らんの新年が近づく時期になると、潢川県の警官らは史さんを連行しようとして、嫌がらせを働いた。2003年2月、元宵節を過ぎたばかりの頃、警官は人質として史さんの学習者ではない妻まで連行し、史さんが出て来て交代するように脅迫し、史さんの妻を40日余りも拘禁した。

中共酷刑示意图:电击
拷問のイメージ図:電気ショックを加える

 その後、警官は情報を調べ上げて、他所地にいる史さんを連行して労働教養2年を科し、河南省第三労働教養所に拘禁した。そこで、史さんは24時間体制で監視されて縄で縛られ、顔や体を革靴で踏みつけられたり、ひどい暴力や数人で電気ショックを加えられたりした。

 2015年6月、史さんは法律に基づいて最高検察庁と最高裁判所に、人道に反する罪、ジェノサイドの罪、拷問罪などの罪で迫害の首謀者・江沢民を告訴した。同年8月、十数人の警官らは史さんの自宅の家宅捜索を行なった。史さんが家にいなかったため、妻を連行して身柄を拘束した。

 史さんはしかたなく、再度、家を離れ路頭に迷った。それで「2015年8月に重大な罪を犯した疑いがあり、現在は逃走中である。直ちに犯罪容疑者を逮捕するために、また、社会治安に関わる危険を取り除くために、社会に対して犯罪容疑者の手がかりを広く募集する」などと懸賞金をかけられて通告された。史さんの親戚や友人たちの電話はすべて盗聴されて、監視された。このような状況下で、母親が亡くなっても史さんは帰ることができず、母親の最後を見送ることができなかった。

 2018年3月29日午後6時半、潢川県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と黄寺岡派出所の警官ら十数人が、史さんの家に侵入し、有無を言わせずに史さんを押さえ付けたり、引っ張り回したり、口を塞いだりして、強引に連行した。夜8時過ぎ、警官は留守宅で約1万元の現金、プリンター、パソコン、法輪功の書籍数十冊を含めて、多くの家財を押収した。

 2018年12月13日、潢川県裁判所は史さんに懲役5年の実刑判決を宣告し、さらに、罰金として現金2万元の支払いを命じた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/1/2/379924.html)
 
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