『轉法輪』の所持で 王任権さんに1年余りの懲役
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年9月1日】(雲南=明慧記者)雲南省昆明市の法輪功学習者・王任権さん(64)は、昨年、法輪功の書籍である『轉法輪』を携帯して新幹線に乗車しようとした際に、駅内の警官により連行され、『轉法輪』を所持しただけで、懲役1年4カ月の実刑判決を宣告された。何度も苦しみを嘗め尽くした王さんは、2019年7月3日に1年余りの冤罪を終えて帰宅した。

 2018年3月3日、王さんは娘の結婚式に参加するため、昆明から弥勒県へ向かう予定であった。昆明駅の新幹線待合室で待っている間、安全検査員と自称する者が王さんの身分証をチェックした後、手提げカバンを検査した。そして、その検査員は『轉法輪』を発見すると、すぐに王さんを駅の当番室に連れて行った。報告を受けた鉄道公安処は、本案件を西山区永昌路派出所に任せた。

 西山区永昌路派出所の警官らはいかなる法律の手続きもない状況下で、王さんの家で朝から晩にかけて家宅捜索を行ない、友達から預かっていたパソコン、プリンター(未使用)などの私有物を押収し、王さんを西山区留置場に拘束した。

 西山区裁判所は2019年5月21日午後2時に開廷し、王さんに対して懲役1年4カ月の実刑判決を宣告し、さらに、2000元の罰金を科した。

 王さんの冤罪が満期になった日に、通常午前8時に王さんを解放すべきだが、西山区留置場は西山区裁判所の釈放通知を受け取っておらず、解放できないと言った。家族は解放を求めて、西山区裁判所を含めて関連場所を転々と回り、王さんはやっとのことで、午後6時になって留置場から出て来た。

 王さんはかつて何回もひどい迫害を受ける

 2000年8月25日、王さんは昆明市公安局支局の警官らにより連行され、家財を押収され、15日間拘束された。2000年末に、王さんの勤務先は王さんとの労働契約を一方的に解除した。

 2001年6月8日、王さんと妻の張麗紅さんは友人宅を訪問した後、午後5時頃、ある四川の学習者を連れて自宅に戻った。部屋に着いた途端に、昆明市官渡区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の 6、7人の警官らが突然侵入して来て、家宅捜索を行ない、四川の学習者を殴ったり蹴ったりして、王さんと一緒に官渡区留置場に送り込んだ。その後同年8月8日、王さんは労働教養3年を科され、雲南省第二労働教養所に拘禁された。

 王さんが連行された10日後の2001年6月18日、妻の張さんは法輪功の真相を伝える標語を貼り付けたため、労働教養1年を強いられ、雲南省女子労働教養所に拘禁された。その時、家には数歳になる幼い娘だけがたった一人で取り残された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/8/18/391615.html)
 
関連文章