善良な青年の劉紫琁さんと葉琳琳さんに逮捕令状
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  【明慧日本2019年10月14日】今年の中国の伝統的な祝日である中秋節は2019年9月13日であった。しかしこの楽しいはずの中秋節の日に、善良な青年の法輪功学習者・劉紫琁さん(27)と葉琳琳さん(29)に対して、逮捕令状が出された。劉さんは河北省から、葉さんは山東省から上京した善良な若者達である。

 2019年8月7日夜10時過ぎ、北京市海淀区西三旗派出所の警官らは、若い法輪功学習者4人が一緒に借りて住んでいた家に不当に侵入し、法輪功関連書籍やプリンター、ノートパソコン、法輪功の小冊子を次々に押収した。そして、警官らは劉さん、葉さん、江珊さん(24)、王旭輝さんの4人を海淀留置場に連行した。

 若者の学習者4人は留置場で「転向」する書面を書くように強いられた。

 劉さんと葉さんはその書面を書くことを拒否したが、警官らは他の2人が強いられて書いた「転向」することに同意した書面を持って来て、「あの2人は責任をお前ら2人に押しつけている」と、わざと見せた。しかし、劉さんと葉さんは動揺しなかった。それから、検察庁の人員は劉さんと葉さんに監視カメラのビデオを見せ、「お前らがこの小区に出入りしているのが映っている」と話した。そしてこれを根拠に、2人が法輪功の資料を配布していたと判断した。しかし劉さんは「私には何一つ罪はありません」と堂々と主張した。

 2019年9月12日午後、劉さんの祖父母は、孫のことを心配して、河北省滄州から北京に駆けつけた。翌日、祖父母は海淀区西三旗派出所内でこの案件の責任者の警官に会い、「孫は有名な大学を卒業し、とても優しくて良い子です。母親は亡くなりましたが、孫はいつも真・善・忍に基づいて自分に要求しています。法輪功は大変良い功法ですが、現在、迫害を受けています。善し悪しを区別してください。良い人に罪をきせるのは犯罪です」と訴えた。

 その警官は劉さんの祖父母をお爺さん、お婆さんと呼んで、親切そうにうまく話していたが、劉さんの解放のことに触れると少しも引き下がらず、口が堅かった。実は、その時にはすでに劉さんに対して、検察庁は逮捕令状を出していた。

 劉さんの父親は派出所の近くに車を止めて、中で両親を待っていた。両親は派出所から出て来て、車に乗った途端に、突然、黒い服を着ている者らが現れ、派出所の前の車を順番に検問し始めた。父親の車の番になって、黒い服の者らが車のガラスを敲き、「俺たちは河北省滄州北京駐在弁公室と派出所の人員だ。写真を撮るから、降りなさい」と言った。父親は車のドアを開けず、「両親は年寄りなので、もし、何かあったら、あなた達が責任をとってくれますか」と言ってその場を立ち去った。

 その後、父親は北京駐在弁公室に電話し、李という隊長に法輪功の真相を伝え、娘の解放の手助けを求めた。しかし、その李は「家族の気持ちはわかるが、出たいなら、『転向』の書面を書かないといけない」と言った。

 そこで、家族は劉さんの解放を待っていたが、解放されなかった。2019年9月17日、弁護士は劉さんと面会し、その際に、劉さんにすでに逮捕令状が出されていることを知った。

 拘禁されている劉さんは家族に「私に責任を押しつけた人のことを恨んだりしないでください。善を持って、寛大な心になってください」と話した。現代社会では人々が争ったり、騙し合ったりするのだが、法輪功を学んでいる劉さんは純粋な心を持っており、人のことを優先に考えてとても善良で、善し悪しを分別できる人物である。

 現在、江さんと王さんは解放され、帰宅したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/9/25/393782.html)
 
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