【明慧日本2019年10月6日】湖北省監利(かんり）県の法輪功学習者・李大堯さん（67歳男性）は懲役4年の実刑判決を宣告され、沙洋範家台刑務所に拘禁された。現在、迫害を受けた李さんは、危篤状態に陥っている。2019年9月12日、家族は刑務所へ行き、李さんと面会しようとしたが「李大堯は寝たきりで起き上がれない。話すこともできない。入院させた」と刑務所側に告げられた。そして、家族はすぐ、刑務所側に李さんの「重病のための服役中の一時出所」を求めたが「李大堯はその条件に満たしていない」と言われて断られた。
法輪功を学んで健康な体を得られた李さんは、法輪功の「真・善・忍」の教えに従って自分を律し、より良い人になろうと努力し、人助けが好きで、会社の人にも近隣の人にも親しまれていた。
しかし、法輪功を学んでいるとの理由で2017年9月20日、李さんは荊州市国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）610弁公室、容城派出所の警官により家宅捜索を受けて連行された。警官は李さんの家から大量の私物を押収した。その後、李さんは監利県検察庁に起訴されて2018年4月9日に不当に開廷され、懲役4年の実刑判決を宣告された。李さんは判決を不服として、北京の弁護士と河北省の弁護士を雇い、荊州市中級裁判所に控訴した。中級裁判所は弁護士に書面審査の開廷しかしないと言い出し、弁護士たちに圧力をかけたが、弁護士たちは懸命に二審の公開開廷を求めた。しかし、中級裁判所は言ったことを堅持したため、弁護士たちは書面弁護書を中級裁判所に郵送することしかできなかった。その後、中級裁判所は原審を維持するという結果を出した。
李さんは留置場で1年近く拘禁され、血圧を下げる薬を強制的に飲まされ、そのため20キロも痩せてしまった。2018年9月5日、判決を下された李さんは湖北省沙洋範家台刑務所に送り込まれた。
それから、刑務所が規定した毎月1回木曜日に、家族は刑務所へ行き20分間の電話での面会で李さんと話した。李さんは刑務所の第九監獄区（老人、障害者）に拘禁され、手足が痺れてもなお奴隷のような労働を科された。昨年の12月（旧暦）に健康問題で李さんは刑務所病院に入院し、その後退院したとき、李さんは家族に電話をし「退院したばかりだ」と話した。それを聞いて家族はすぐに刑務所に駆けつけ、李さんと面会した。李さんは「この前は口が歪んでいた。いまは胆のう結石があり、結石がいっぱいになっていると言われた。僕は手術を要求したけど、やってくれなかった。毎回痛むとき、痛み止めの抗生物質の薬しかくれない」と家族に話した。
2019年8月1日、家族と面会したとき、李さんは普通に話せていたが、8月29日、家族はまた、面会に行ったが、刑務所側から「李大堯は午前中、病院に連れて行った」と告げられた。午後、家族との面会の時、李さんは言葉がはっきり話せなかった。「今月は何度も転んだ。手足に力が入らないし、立てない」と言うことしか聞こえなかった。面会後、李さんは人に支えられて戻り、警官は「これから、李大堯を入院させる」と家族に言った。
2019年9月12日、家族は刑務所へ行き、李さんと面会しようとしたが「李大堯は寝たきり状態で、話すことができない。入院している」と告げられた。そして、家族は刑務所から面会の証明書をもらって、刑務所病院に向かい、午後2時30分に着いた。しかし、受付の人は「刑務所の職員と一緒に来ないと入れない」と言ったので、家族は再び刑務所に戻り状況を説明した。１人の警官が家族と一緒に病院に行ったが「李大堯は他の刑務所病院から転院してきたので、その病院の証明書が必要だ」と言われた。一緒にきた警官はその病院に行き、証明書をもらってきたが、また「部門のサインがなければ面会できない」と言われ、警官がサインをもらいに行ったが、もらえなかった。結局、家族と李さんの面会はできなかった。
家族は2019年6月、李さんの「重病のための服役中の一時出所」を求め、手続きをEMS（国際スピード郵便）で刑務所所長宛に郵送した。しかし、いまだに返事がない。その後も家族が数回李さんの仮釈放を求めたが、ある日、女性警官が10日後に返事すると言っただけで、いまだにその回答はない。刑務所側は「医者の診断で治療しても治る見込みがない者や伝染病を患った者だけが仮釈放の条件を満たす」と言った。
家族は地元の政治法律政法委員会にも、国内安全保衛部門にも、610弁公室にも行って、リーダーたちに会い「刑務所に行ってみてください。李大堯の健康状態を調べてください。李大堯を解放してください」と求めた。彼らは「来週、行ってみる」と言った。
現在、危篤状態に陥っている李さんを家族はとても心配しているという。
（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）
